本当は小泉純一郎元首相の脱原発ネタを一つ先に上げる予定だったのですが、タイムリーなこっちの話を優先。
小泉純一郎元首相の現状での発言はそこまで政府の脅威にはなっていないだろうと思いますし、「言論の自由がある」と言うのはその通りです。
ただ、この発言は鳩山由紀夫元首相の件でツッコまれやしませんかね?とちょっと引っかかりました。
で、検索すると、案の定……。
おっしゃるとおりです。「言論の自由だ」という言い方をすれば、鳩山由紀夫さんにも何も言えないことになってしまいます。
(関連:
国賊?鳩山由紀夫、中国で「尖閣諸島を係争地」発言、南京事件でも利用される)
このコメントの元となった産経新聞では"「元首相として、いろんな発言している人はたくさんいる」とも付け加えた"とありました。
産経新聞は明記していませんでしたが、これは鳩山由紀夫元首相のことでしょう。先の朝日新聞なんかはわざわざ補足していました。(「元首相」と「元総理」で記載が微妙に違いますが)
さらに、尖閣諸島をめぐる発言などで物議を醸している鳩山由紀夫元首相を念頭に、「元総理として色んな発言をしている人はたくさんいる」と指摘した。
これを踏まえて以下のように「いいこと言った」という評価の人も多かったです。
最後の民主の元馬鹿首相へのチクリがいいね!
少なくとも多大な迷惑をかけてる某民主党の元首相たちよりよっぽど説得力がある。小泉さんに復帰してほしい。
しかし、これは一部を都合良く解釈しているだけで、私は全体としては矛盾を露呈するうかつな会見だったと思います。
というのも、菅義偉官房長官は鳩山由紀夫元首相の発言を批判していたはずだからです。
こうなると、やはり先程の"「言論の自由」を持ち出すなら"、"鳩山由紀夫元首相の発言もスルーしなさいな"の方が説得力があります。
で、この鳩山由紀夫元首相への批判について過去記事を探そうかなと思ったら、毎日新聞が言及していました。
毎日新聞嫌いな人が多いでしょうけど、これはごもっともという指摘。
なお、毎日新聞では他の2つの記事で書いていない別の発言も引用していました。
尖閣諸島問題での鳩山由紀夫元首相に対するようなはっきりとした批判ではありませんけど、小泉純一郎元首相にも嫌味を言っていたようです。
小泉氏が首相の時には原発を推進してきたことを念頭に「途中で考え方も変わるだろう」と皮肉った。
実は私がもともと投稿しようとしていたのは、小泉純一郎元首相が原発推進者だったという話(
脱原発を訴える小泉純一郎元首相 実は原発を推進した張本人)です。この人もいい加減ですね。
本来投稿する予定だったものでは、この小泉元首相のやや過激な「脱原発」活動について「安倍晋三首相は脱原発というカードを後々にとっておくために、うまく利用しているのだ」といった見方を紹介していました。
しかし、菅官房長官がこのような皮肉を言っているところを見ると、そういった関係とはちょっと違う感じがします。
これで安倍内閣が脱原発に舵取りを変更したら、「途中で考え方も変わるだろう」という嫌味は自分に返ってきてしまいますからね。
(まあ、TPP絶対反対!がいつの間にか交渉参加など、そういう心変わりは常にやっていますので、平気の平左かもしれませんが)
一度目の首相に選ばれたとき、安倍晋三首相は小泉純一郎元首相の正統後継者的な存在であり、その仲は良好だったように見えました。
しかし、この脱原発問題で小泉純一郎元首相 VS 安倍晋三首相といった形で、本格的に対立していくことになるんでしょうか?
追加
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