2018/07/31:
ビートルズの公演、右翼が反対 佐藤栄作首相も圧力をかけていた
2013/10/6;
ビートルズの秘書だったけど、質問ある?フリーダ・ケリーが掲示板に登場
メンバーはどんなことでケンカしていた?横柄だった?
メンバーの彼女になれたら、と願ったことはある?
●ビートルズの公演、右翼が反対 佐藤栄作首相も圧力をかけていた
2018/07/31:1957年以来、休止した時期もはさみ約44年間続いてきたTBS系討論番組「時事放談」(日曜午前6時~)が今年9月末で放送を終了することになったとのこと。
これを伝えるニュースで驚いたのが、昔の放送の話です。まず、1957年にスタートした頃のこの番組は、政治評論家の細川隆元さんと小汀利得(おばまとしえ)さんとの歯に衣着せぬ毒舌が人気だったといいます。それは別にいいのですけど、驚いたというのが、なぜかビートルズが来日した1966年、彼らが数回にわたってビートルズを批判、「あんな連中に外貨を与えるな」「公演は武道館ではなく夢の島でやれ」と罵倒し続けた、と書かれていたことでした。
なぜでしょうね? 「外貨を与えるな」なので、今で言う貿易赤字を問題視するトランプ大統領とか、TPP反対とかみたいな感じなんでしょうか。
さらに驚くのが、番組を見た当時の佐藤栄作首相が、秘書官を通じて主催者に武道館での公演に難色を示したらしいこと。トランプ大統領レベルの考えだったんでしょうか?
(
ビートルズ批判では元祖大炎上! 日曜朝の名物番組「時事放談」が44年の歴史に幕 J-CASTテレビウォッチ / 2018年7月31日 10時29分より)
気になったので検索してみると、どうも別の理由のような感じ。武道館は日本の武道の聖地であり、「不良」扱いされていたロックバンドがコンサートをやるなんてとんでもないといった理由。あちらこちらで右翼の街宣活動が行われ、当時首相だった佐藤栄作も側近にあまり好ましくないと漏らしたほど、と書かれていました。
(
(号外)NHKで「ビートルズ来日の裏側」が放送されました - ★ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログ★ 2016-06-05 より)
貿易赤字的な考えでなく、外国人排斥でもないものの、これはこれでひどい理由でしたね。
●ビートルズの秘書だったけど、質問ある?フリーダ・ケリーが掲示板に登場
2013/10/6;「ビートルズの秘書だったけど、質問ある?」と掲示板に登場したという話なのですけど、その前にフリーダ・ケリーさんについて説明が必要でしょう。ビートルズが無名と言うか、レコードデビュー前にファンになった方のようです。
「愛しのフリーダ ザ・ビートルズと過ごした11年間」の
作品紹介 | 角川シネマ有楽町によると、1961年、17歳のフリーダ・ケリーさんは、会社の夏休みに同僚に連れられてキャヴァーン・クラブへ出かけました。そこでビートルズによる、これまで聞いたことの無いような音楽を聞いて衝撃を受けます。
そこから何度も何度もクラブに通い、バンドメンバーとも次第に親しくなっていったところで、バンドマネージャーのブライアン・エプスタインさんから「会社を作るんだ、秘書にならないか?」と声をかけられて働くことになったそうです。
●メンバーはどんなことでケンカしていた?横柄だった?
さて、質問と回答についてですけど、省略や順番の入れ替えをしています。メンバーの性格についての話を。
Q: 働いていた頃のメンバーを、ひと言かふた言で表現するとしたら、それは何ですか?
A: ジョンは気分屋、ポールは怒ったり気分を害したりしないタイプ、リンゴはユーモアとダンス、ジョージは思慮深い。
Q: メンバー同士でどんなことでケンカしていましたか? そしてどんな風に解決していましたか?
A: 実際のところ、彼らはあまりケンカしなかった。初期のキャバーンクラブ時代(デビュー 前、毎日演奏していた地下のクラブ)には、どの曲を演奏するかの意見の相違はありました。どの曲にするかの議論はしていました。それから1人がシンプルにその曲を弾きはじめる、すると3人がそれに参加していました。
Q: 全盛時代には彼らはノーマルでしたか、それとも横柄でしたか? LSD(麻薬)の使用についてはどれくらいオープンでしたか?
A: ノーマルでした。彼らは一度も横柄だったことはありません。LSDの使用についてもオープンでした。ポールはそれを支援する嘆願書に署名もしていました。
Q: あなたの考察では、メンバーの力関係はどのように変わっていきましたか?
A: 初期のメインは2人でジョンとポール。2人はかなりイコールな関係でした。ジョージは一番若くて、静かだったのであまり何も言いませんでした。自分のために何かを言うことは最初はなかったけれど、有名になるにしたがって話すようになっていきました。
(
「ビートルズの秘書を11年間してたけど何か質問ある?」海外掲示板にまさかの人物が現れ、ファン感激:らばQより)
LSDについては、ちょっと補足。当時、LSDは一般大衆の間に広がっていました。また、創造力を増すとしてミュージシャン達にも多用されています。さらに音楽家だけでなく、他の芸術関係での影響も強くありました。それから、医療分野における研究も本気で進められていたという時代です。
LSDは好ましくないという声も非常に大きく、使用が問題なかったというわけではありません。ただ、かなり現在とは感覚が異なっていたとは言えるでしょう。
●メンバーの彼女になれたら、と願ったことはある?
また、こういう質問にも答えちゃってます。
Q: 4人のうちの誰かの彼女(あるいは妻)になれたら、と願ったことはありますか?
A: 特に思ったことはありません。仕事をし始めたときは10代で惚れっぽい子でしたが、移り気も早くメンバーはすぐに兄弟みたいになりました。
それから、ファンについての話をいくつか。
Q: 一番クレイジーなファンの扱いで、覚えているものはどんなことですか?
A: 一度、女の子がほとんどお金も持たずにアメリカからやってきました。とにかくビートルズに会いたい一心でなんとか安い飛行機に乗ってやってきていました。ジョージのファンでした。うちに1週間泊めることになって、その後、彼女のロンドンの親戚に連絡をとり、その親戚の助けで彼女は帰りました。
Q: 一番おもしろいグルーピー(追っかけ)のエピソードは?
A: 女の子のグループが2つほどあって、両方とも”Apple Scruffs”(アップルに食いついてるやつ、カスなどの意)と呼ばれていました。全員14~17歳で、学校が終わったあと、Appleミュージックの前でぶらぶらして、ビートルズが入ったり出たりするのを待っていました。そのうちビートルズのメンバーもよく知るようになり、彼女らを気に入って、ジョージは彼女らのことを作曲していました。
日本で最近の話ですけど、
高すぎる有名税 氷室京介ファン(?)の女性、実家に放火、自首、逮捕ってのもありましたしね。こういうのは、心配ではあります。
Q: 女性ファンとケンカになったことはありますか。
A: 女の子たちとケンカになったことはありません。ただ彼らをかきわけてショーに行かなくちゃ行けなかった。警備員は私がビートルズのために働いていると言っても信用してくれませんでした。当時はパスというものがなかったので、すぐドアに戻されていました。
Q: スターダムにのし上がっていった有名人として、巨大なビートルズファンの現象が、彼らにどんなふうに影響を及ぼしていましたか? 彼ら自身が有名になったことに対してトラブルが出ていましたか?
A: ファンと名声を手に入れた多くのグループの中でも、ビートルズは一番しっかり対処していたと思います。誰一人ファンにひどいことをするようなことは見たことはありません。ただし彼らはそれがそんな続くと思っていなかったようです。ジョンが2年くらい続くと思っていたのは知っていましたが、誰もそれがこんな長く続くとは予想していなかったのもあります。
彼らは常に謙虚だったようですね。ちょっと意外でした。
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