「新生新千歳空港」と書くと「新」が2つもあってややこしいんですけど、昔千歳空港(今もあるが自衛隊専用)ってのがあってその隣にできた「新」千歳空港が最近模様替えしたので、「新生」新千歳空港という表記にしています。
新千歳空港自体は1992年の開業のようですね。模様替えは2012年みたいです。
国内線ターミナル
開業以来国内線・国際線とも同一建物を使用していたが、2010年3月26日より国際線ターミナルの運用が開始され、国内線専用となった。(中略)
2010年より、国際線ターミナルとの接続部付近を中心とした増築工事が行われ、2011年7月15日に第1期施設がオープンし、2012年3月16日に全面オープンした。増築工事により繁忙期の出発ロビーの混雑緩和や商業施設の充実が図られるとともに、アミューズメント施設の新設も行われた。
Wikipedia この国内線ターミナルの店舗は日本有数だそうです。
ビル内には通常の空港施設以外にも多数の飲食店や土産物屋が軒を連ね、さらにホテルも併設されている。着陸料以外の非航空系の収入については地方空港では那覇空港と並んでトップクラスの収入を記録し続けている。そのため、他の地方空港の関係者による視察が絶えず、中部国際空港も開港に際しては経営モデルとして新千歳空港を参考にしたと言われている。
あまり他の空港を悪く言ってしまうと、お国自慢みたいな争いになりかねなくて良くないのですが、中部国際空港は正直ガランとしていて寂しい感じがしました。
後から記事を読み直していて気づきましたが、記事内でも"空港には合計180店舗が出店しており、中部・東海地方からやってきた観光客はセントレア空港とはお店の数が比較にならないとインタビューで答え、他の観光客も1~2時間では周りきれないと答えている"とありました。
このセントレア空港とは中部国際空港の愛称です。
リニューアルした飲食店や土産物屋ですが、私は2012年の時点ではちゃんと見ていませんでした。
基本、私にとって空港は単なる中継施設ですので、迎えに来てもらう車の進路がややこしくなった、お店やさんの面積が広くなりすぎて駐車場に行く場合にも迷うなど、むしろリニューアルのおかげで面倒になったなと感じていました。
ただ、時間のあるときに飲食店を利用しようとじっくりと見て回ったところ、いろいろなお店があって魅力は格段に増したなと思いました。
土産物店はあまり印象ありませんが、飲食店はものすごい増えた感じがあり、選択肢が豊富です。また、これが空港の中に?というおもしろい施設もあります。
たとえば、北海道のニュースをいつも書いている以下の記事では、ドラえもんパークを推していました。
一大エンタメ施設に変貌を遂げた新千歳空港はなにがスゴイのか?|株ニュースの新解釈|ザイ・オンライン 2013年9月6日 保田 隆明
代表格は世界で初めて誘致したドラえもんパークである。これが大人気で「もう行くわよ!」「まだー!もっと遊びたい!」「いい加減にしなさい!」という親子の会話は日常茶飯事だ。
ドラえもんはアジア諸国でも人気だが、新千歳空港は主にアジア圏を中心に海外航路が10路線乗り入れており、ドラえもんパークではアジアからの旅行客の姿も多く目にする。ドラえもんパークは無料ゾーンと有料ゾーンが存在するが、無料ゾーンだけでも幼児から小学生までであれば存分に楽しめる。しかも、有料ゾーンを利用すると駐車場代が3時間無料になるので、まさに地元や札幌圏の家族連れにとっては格好の週末の遊び場になりうるのだ。
http://diamond.jp/articles/-/41373 この「地元」というのはポイントであり、空港利用者だけでなく、北海道内の利用者を取り込んでいます。ドラえもんパークの「駐車場代が3時間無料」というのは完全に道内の人を狙っていますが、他の施設でも地元の人が使っているようなのです。
記事では"エンターテインメント空港に様変わりを遂げた"としていたように、飛行機に乗る用事がなくても「新千歳空港へ遊びに行こう」と思わせるものがあります。
また、記事では書いていませんでしたが、私が「何でこんなものを空港に」と思っておもしろかったのが
空港内にあるロイズのチョコレート工場です。
ロイズは
生チョコで日本のお土産第1位になったロイズ(ROYCE) 創業は1983年で書いたように北海道の企業だからなのでしょうけど、空港内で実際に製品を作っているというのは変わっています。
ロイズももちろん食べ物なのですが、記事では「北海道はやっぱり食べ物」として、「スイーツアベニュー」も推していました。
新千歳空港にはスイーツアベニューと呼ばれる一画があり、北海道および本州の人気スイーツ店が15店出店している。北海道イコールスイーツというイメージが強いので、当然観光客に人気なのだが、同時に地元の人たちにもファンが多い。なるほど、考えてみれば日本有数のスイーツ店がまとまって近隣に出店している場所は、東京でもなかなかない。
そして、ラーメンも北海道の定番です。
新千歳空港には北海道ラーメン道場という、北海道の人気ラーメン店が10店まとまって出店いる場所があり、ここの利用客数が半端ない。2011年は84.7万人、そして、2012年は前年比30%アップの111.5万人である。首都圏でも人気の「けやき」でインタビューをすると、利用客のうち6割が観光客とのこと。逆に言えば、4割もの非観光客利用があるということである。首都圏には横浜や池袋にラーメン博物館のようなラーメンをモチーフとしたエンタメ施設が存在するが、それが空港内にあると考えると話が早い。
この「北海道ラーメン道場」に出店している店舗を調べてみます。
北海道ラーメン道場:Fleur 新千歳空港ショップ&レストラン
旭川ラーメン梅光軒
旭川を代表する醤油ラーメンは、動物系スープと魚介系スープからなるWスープと、自家製中細ちぢれ麺が絶妙に絡む、奥深い味わいを楽しめる一杯。
函館麺厨房 あじさい 新千歳空港店
看板メニューの「塩ラーメン」は「あっさりとしながらもコクがある」と多くのファンから定評。
えびそば一幻
希少な甘えびの頭を大量に使用した、えびの旨味にこだわり尽くした渾身の一杯を是非ご堪能ください。
麺処 白樺山荘 新千歳空港店
白糀味噌と白味噌をブレンドし、ゴマ油、オイスターソース、にんにくなど厳選したさまざまな食材と合わせる。
らぁめん 銀波露 新千歳空港店
独特の香ばしい風味が特徴的な「新時代個性派拉麺」で、お店を代表する醤油らぁめんは、焼豚の煮汁が含まれた醤油たれと豚骨系スープが混ざり合い、細目の縮れ麺が特徴的です。
北海道みそラーメン 王華 苫小牧
王華のオリジナルスープはあっさり鴨ガラと、こってりとんこつの2種をご用意しました。
ラーメン 次郎長
炒め野菜の香ばしさと、マイルドで食べ進む程に後味の良い味噌ラーメンがおすすめです。
札幌味噌拉麺専門店けやき
札幌すすきのの行列の絶えない味噌ラーメン専門店。旨味の凝縮したスープと中太縮れ麺の融合はまさに絶品です。
札幌ラーメン雪あかり
オーソドックスな札幌ラーメンを味わえる専門店です。スープは、鶏豚ガラをベースに日高昆布のだしを加えたあっさり味。
麺屋開高
豚骨、げんこつ、もみじ、ホタテ、アジなどを煮込んだオリジナルスープがベース。味噌専門店らしく、2種類の味噌(赤味噌・白味噌)から選べます。
http://fleur.new-chitose-airport.jp/ja/ramen/list/ もともと私はラーメンをあまり好きじゃないので知らないかもと思いましたが、見事に一つも知りませんでした。ちゃんと北海道の有名どころが揃っているんでしょうか? さっぱりわかりません。
(一家言あるラーメン通にはどうやったって異論ありそうですけど)
でも、こうやって見ていると、何だか好きじゃないのに食べたくなってくる不思議……今度帰省したときにここでラーメンを食べてしまっているかもしません。
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