何か怪しい話かな?と思って読んでみると、複数の研究者が言っていますし、マジっぽい話でした。
とりあえず、気配の正体は?と言うと、ズバリ「電気」です。
誰かいる...!? 科学的に解明する、見えないのに感じる「気配」の正体 グリッティ
東京大学生産技術研究所によれば、
「体が動く時は脳から筋肉に信号が送られて筋肉が動きます。この時弱い電気が発生して皮膚の表面にしみ出します。これが「準静電界」です。すべての生き物 は準静電界の膜で包まれています。(中略)この変化を離れた人が感じると気配になります」
(2010年8月22日発行「朝日中学生ウィークリー」掲載「体包む『電界』動くと変化して伝わる」より)
http://www.glitty.jp/2013/08/032180post_7516.html 「準静電界」という何だかすごい異次元世界みたいな世界は知りませんでしたが、電気信号って話は聞いたことありましたのでそれ自体は納得。ニューロンの関係でそれっぽい話が出てくるのです。
神経細胞(しんけいさいぼう、ニューロン、neuron)は、神経系を構成する細胞で、その機能は情報処理と情報伝達に特化しており、動物に特有である。なお、日本においては「神経細胞」という言葉でニューロン(neuron)ではなく神経細胞体(soma)を指す慣習があるが、本稿では「神経細胞」の語を、一つの細胞の全体を指して「ニューロン」と同義的に用いる。
概略
神経細胞の基本的な機能は、神経細胞へ入力刺激が入ってきた場合に、
活動電位を発生させ、他の細胞に情報を伝達することである。ひとつの神経細胞に複数の細胞から入力したり、活動電位がおきる閾値を変化させたりすることにより、情報の修飾が行われる。
Wikipedia脳の質量は体重の2%程度だが、血液の循環量は心拍出量の15%、酸素の消費量は全身の20%、グルコース(ブドウ糖)の消費量は全身の25%と、いずれも質量に対して非常に多い。このことは
脳で起こる複雑かつ活発な電気信号の行き来に由来する。神経細胞では、静止膜電位の維持と活動電位からの回復のためにグルコースから産生された莫大なATPを消費している[要高次出典]。
Wikipedia ただ、やっぱりそんな微妙な電気信号を、しかも離れたところから感じられるってのは、正直不思議に思います。
ちなみにその"気配を感じとるのは「体毛」"だそうです。
体毛が多ければ敏感なのか?と言うと実際そうらしく、毛深い人の方が準静電界を感じるのに有利なようです。どれくらい役に立つかわかりませんが、普段は嫌われやすい毛深い方に朗報です。
あと、「私は誰もいなくても気配を感じる!」って霊感の強い方には、
"準静電界に包まれた人が部屋を歩きまわり、いすや壁にふれるとその人が立ち去っても電気がしばらく残る(残留電気)ことがあります"
ということで、その電気の残りを感じているという説明がなされています。でも、これじゃ納得しないでしょうね。
気配の話と離れますが、「準静電界」では具体的にどんな研究されているんだろう?と検索。すると、最初に出てきた東京大学生産技術研究所の滝口研究室が検索でも出てきました。
難しくってピンと来る話がなかったのですが、一番おもしろそうなのはこれかな?
コードレスのヘッドフォンですね。と言うか、これができるってことは、残留電気に限らず、準静電界はそこら中に存在するということでしょうか?
ただ、別のところには"準静電界はデリケートで制御が難しく、また対象の近傍に限定されるなどの制約も存在します"とあります。この書き方を見ると条件は厳しいとも考えられますので、ちょっとよくわかりません。
http://www.takiguchilab.iis.u-tokyo.ac.jp/sub1.html もし仮にそこら中にあるとしたら、準静電界に敏感な方はあちこちで幽霊の存在を認識してしまうということになりそうです。たいへんそうですね。
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