<NHKはイギリスの公共放送BBCを見習え?政府の代弁か政府批判か?>、<安倍首相のブレーン「公共放送が政権批判するのは日本のNHKだけ」>、<「NHKは北朝鮮の朝鮮中央放送を見習え」と言った方が実態に近い>などの話をまとめています。
冒頭に追記
2022/03/24追記:
●プロパガンダ垂れ流す愛国的なロシア国営放送は右派理想のNHK?
●プロパガンダ垂れ流す愛国的なロシア国営放送は右派理想のNHK?
2022/03/24追記:ロシアの政府系テレビでは、二度目のウクライナ侵攻を正当化。「公共放送は政権批判をしてはいけない」と言う右派にとっては、理想的で愛国的な放送局のようです。一方、これに抗議する辞職も相次いで発生。右派的な人にとっては「売国奴」ということになります。
<ニュース番組の放送中に戦争反対を訴えた女性スタッフが辞職したばかりのロシアの政府系テレビで、また新たに女性ジャーナリストが辞職しました。
(中略)アガラコバさんは22日、会見を行い、ウクライナへの侵攻に抗議しテレビ局を辞職したことを明らかにしました。また、「ロシアのテレビでは一人の人物やその周囲の物語しか伝えていない」と指摘。ロシア国民に対し、プロパガンダではない情報源を持つよう呼びかけています。
「第1チャンネル」では今月14日、ニュース番組の放送中に女性スタッフが戦争反対のメッセージを掲げて当局に一時拘束され、その後、テレビ局を辞職しています>
(ロシア政府系テレビでまた女性ジャーナリストが辞職 2022/3/23(水) 3:51配信 TBS系(JNN)より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7649732b3150bf7fc953e066fe37c6a84a4b04a
同じページに書いているように、右派系の人が「NHKはイギリスの公共放送BBCを見習え」と主張していたものの、むしろBBCは政府批判で有名であり、本当にNHKがBBCを見習ってしまうと右派は発狂するでしょう。右派の人たちは「NHKはロシアの政府系放送を見習え」と言わなくてはいけません。
別記事によると、先に辞職したスタッフは「私は愛国者」と亡命を否定。禁固刑がくだされる可能性もあるなど危ない状態なのですが、政権のプロパガンダを垂れ流さず、事実に基づいた報道をするというのは、右派的な意味ではない本当の「愛国者」なんですよね。このことを理解していない人が多すぎます。
●NHKはイギリスの公共放送BBCを見習え?政府の代弁か政府批判か?
2013/10/31:
NHKは国営放送ではない公共放送 国営放送と呼ぶのは批判するときの方で書いたように、
NHK経営委員に仰天「安倍人事」 百田尚樹、長谷川三千子氏ら「保守派論客」メンバー : J-CASTニュースという記事で、以下のようなコメントがありました。
・日本女性 2013/10/27 05:06
<民放と国営の違い。
国営がなんたるかをNHKは理解した方が良い。2ヶ月に一件のペースで性犯罪や窃盗など繰り返しているのも、腐敗している証拠でしょう。今のNHKが異様な状態だった時は放置し、それが正常のように扱い今回の人事の時だけ大袈裟に扱い、しまいには「中共化」だの「北朝鮮」だのレッテル貼りでしか批判できない奴の言う事は、取り敢えず「ナチス」と言ってれば論破した気になってる人と変わらない。
NHKはイギリスBBSを見習って改心して欲しい。同じく国民から受信料をとっている割に、天と地の差くらいある。討論番組なんかは特に偏っているわ、タブーが多いわで酷い>
BBSというのはイギリスのBBCの間違いで、NHK・BBCともに国営放送ではなく公共放送だというのは、向こうで書いたとおりです。その他に受信料を得て放送しているという点もNHKと同じで、比較すること自体は妥当だと思います。しかし、これも向こうで引用した以下のコメントの通り、むしろBBCには「政府を積極的に批判する放送局」という評価があるんですよ。
・47 2013/10/28 09:59
<国営がなんたるか?イギリスを見習え?
イギリスBBCは大戦中に番組内で、大陸にいるパルチザンに対して暗号を放送するなど政府に協力した。しかし政府が間違っていると判断したときは、戦時中にもかかわらず政府を批判する放送をした。わかって言ってるのかい?>
●BBCのこと知らないの?本当にNHKがBBCを見習ったら右派は発狂
本当に見習ったっちゃったら、最初のコメントの方なんかはかえって困ることになりそうなんですけどね。たとえば、
Wikipediaでは"第二次世界大戦中もイギリス軍を「我が軍」とは呼ばず、アメリカ同時多発テロ事件を「テロ」でなく「攻撃」と報道した"とあります。
私はむしろBBCは「政府批判をためらわない放送局」として有名だと思っていたんですよね。ですから、冒頭のような的外れなコメントが出たことには驚きました。以下の記事<田中康夫 Official Web site » ニッポン維新(121)民主主義という幻影―7>なんかもそういった理解です。
<NHKはイギリスのBBCをお手本に作られた放送局です。国民の受信料で運営され、公共目的の放送が義務付けられています。ところがNHKが「国会中継」を放送してきたのに対し、イギリスではBBCに議会中継を認めませんでした。そこにイギリスと日本の違いがあります。
イギリス議会がテレビ中継を認めない第一の理由は、アメリカと同様に政治家がテレビを意識して国民に迎合すれば民主主義は死滅すると考えるからです。「ポピュリズム」は衆愚政治を生み、政治の質を低下させ、ひいては独裁者が誕生する危険性が増すとイギリス人は考えます。もう一つの理由はジャーナリズムに対する考え方の違いです。BBCは公共放送といえどもジャーナリズムです。従って常に政府批判を行なっています。BBCには編集権がありますから議会をどのように編集しても自由です。議会も政府もそれに介入は出来ません。であるが故にBBCの編集次第で「ポピュリズム」に陥る危険があるとイギリス議会は考えました>
http://www.nippon-dream.com/?p=4746●「NHKは北朝鮮の朝鮮中央放送を見習え」と言った方が実態に近い
そして、BBC自身も"政府や企業の力に屈しない公正な放送を行"っているという自負があります。これは下記のような受信料を受け取る制度によるものとされていました。日本のNHKでも議論になりがちな受信料制度が肝になっているという説明です。
<イギリスでは「TVライセンス制度」を設け、テレビやビデオデッキなどを所有するために許可証を購入するというシステムをとっている。「受信許可料」と呼ぶこともある。視聴者は郵便局で1年間有効の受信許可証を買うという仕組みで、月単位での購入も可能。収納率は約98%であり、75歳以上は免除される。無許可受信者には最高1,000ポンドの罰金が課される。受信料は物価の変動などを考慮して政府が決定する>
しかし、受信料制度には例外もあり、<国際放送の財源は全額が国庫からの交付金。テレビ放送などBBCワールドワイド運営に関しては受信料と広告料で運営>との説明がありました。この国際放送の交付金も絡み、実は「政府に屈しない放送局」という一定の評価がある一方、全く逆の評価である政府の声を代弁するプロパガンダ放送だという批判もあるようです。
<中立性をうたう一方で国際放送については「イギリスの利益を代表し、自国の侵略行為・犯罪を正当化するためのプロパガンダをおこない、イギリス政府の代弁機関と化している」とも批判されている。 マレーシアのマハティール・ビン・モハマド元首相は「BBCは生まれつきの嘘吐きである」と批判している>
<米英連合軍によって開始されたイラク戦争を(イギリスの存在を消した)American invasion of Iraq(アメリカのイラク侵攻)と言い換えて報道したり、インドのムンバイ同時多発テロ事件では「テロ」と報道したりした点から、その立場は一定ではないと見なされている>
ネットで検索して出てくるBBC批判というのも、むしろ「政府批判が不十分」といった見地でのものが多いです。ということで、ここらへんの評価は定まっていませんので、ここではBBCはこういう放送局といった断定はしません。しかし、一般的には「公共放送であるBBCは政府の声の代弁を期待されるのではなく、むしろ政府に迎合することを批判されるものだ」ということは言えそうです。
欧米の例を出すと「何でも欧米と同じにする必要はない」と言う人が多いです(それ自体は私もそう思います)し、NHKのプロパガンダ放送を望む方は「BBCをNHKは見習え」を使わずに、同じアジアで隣国である北朝鮮の「朝鮮中央放送を見習え」などに言い換えた方がずっと彼らの主張に近いですのでオススメしておきます。
●安倍首相のブレーン「公共放送が政権批判するのは日本のNHKだけ」
2013/12/7:
NHKはイギリスの公共放送BBCを見習え?政府の代弁か政府批判か?にツイッターからのアクセスが多くて何かな?と見てみたら、安倍首相の財界ブレーンの発言が話題になっていたせいみたいでした。
この安倍首相の財界ブレーンは、「原発とかオスプレイとか、NHKの放送がひどいと聞いている。
ほかの国の国営や公共放送で、あんなに政府をたたくことはない」と批判。「NHKの病巣は深いみたいだから、外から会長を持ってくるしかない」と話していたそうです。
(
東京新聞:「安倍色人事」外堀埋める NHK松本会長退任へ:放送芸能(TOKYO Web) 2013年12月6日 朝刊より)
ブレーンというのは、ブレーントラストの略で各専門分野について助言する学識経験者などを指します。ただ、この方の知識は怪しい感じ。
NHKはイギリスの公共放送BBCを見習え?政府の代弁か政府批判か?で書いたように、むしろ正反対で間違った認識だと思われます。
「NHKの放送」に関しても、「ひどいと聞いている」という伝聞情報。こういう人がブレーンだと聞くと心配になってきます。
そういえば、安倍晋三首相もきちんと調べずに
親日的な国との首脳会談はNHKも報道しないといったことを言って、恥をかいていました。こんな方がブレーンなせいなのか、それとも似たもの同士なのか……。
●NHKの報道やドキュメンタリーは左翼的、反日的だ!と批判
今日はこの手の批判を最近の記事から収集。とりあえず、最初の記事からもう一つ。
<先月三十日、奈良市であった「語る会」。視聴者から「報道やドキュメンタリーが左翼的、反日的なプロパガンダの場になっていいのか」との声が出た>
私は北朝鮮や中国のように政府によるプロパガンダを喧伝することの方に危機感を覚えていたので、こんな意見が出るとは思いもよりませんでした。いつも言っているように、北朝鮮や中国を批判する人ほど似たような思考をするんですよね。そっくりですわ。
公共放送だからうんぬんと言いたい人もいるでしょうけど、これも勘違いの可能性が濃厚。公共放送の意味については、
NHKは国営放送ではない公共放送 国営放送と呼ぶのは批判するときを参考にしてください。
●NHK会長の資格要件に「公共放送の理解」「政治的に中立」がある
会長の資格要件にこの公共放送の件があるそうです。
<経営委に設けられている「指名部会」は、「公共放送としての使命を十分に理解している」「政治的に中立である」など、会長の資格要件六項目を決定>
ここには「政治的に中立である」ってのもありますが、どうやって判断するのやら…。そもそも後半の記事で出てくる通り、経営委員自体は政治的な中立性は皆無だという事実もあります。
また、さっきの「左翼的、反日的」ってのも主観的すぎて、判断できませんね。ときの政府に批判的な意見をとりあえず何らかのレッテル貼りをしてしまえば通ってしまいそうなところがあり、
NHKはイギリスの公共放送BBCを見習え?政府の代弁か政府批判か?でのBBCなんかは簡単にアウトになりそうです。
●NHK改革は安倍晋三首相の悲願である…産経新聞が解説
さて、NHK批判の収集の続きです。この手の批判的な意見は、自民党寄りの産経新聞では見つけやすいようで、2記事発見しました。まず以下は、"NHK改革断行は首相の「悲願」 公共放送としてのあり方疑問視"(MSN産経ニュース 2013.11.16 23:49)という記事の内容です。
<安倍晋三首相はNHKの公共放送としてのあり方に不信感を持ち、NHK改革にこだわっている。(中略)
首相は月刊誌「WiLL」の平成21年8月号に寄稿し、NHK批判をこう展開したことがあった。
「NHK職員は公共放送の責任をよく自覚する必要がある。自分の主義や主張、イズムを放送を使って拡大させようとするのは間違っている」
放送法に基づき政治的に公正で、事実を曲げない報道を行い、意見が対立する問題は多角的に報じるよう強く求める内容だった。
首相は、NHKから放送法に反するような「偏向番組」がなかなかなくならないとみているのだ。
首相は第1次政権時代、慰安婦問題で昭和天皇を一方的に裁いた民間法廷を取り上げた13年の教育テレビ番組の放送などを問題視。経営委員長に懇意の古森重隆氏(現・富士フイルムホールディングス会長)を任命し、ガバナンス強化に取り組んだ。
NHKはしかし、首相も古森委員長も退任した後の21年4月、看板番組「NHKスペシャル」で日本の台湾統治のマイナス面ばかりを強調した。(桑原雄尚)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131116/plc13111623490017-n1.htm
●NHKだから不偏不党にならなくちゃいけない…実は不正確な理解
放送法違反は法律なので違反しちゃマズいという主張そのものはわかります。ところが、これ、NHKが特別って話では全くないんですよ。放送法は、民間放送(商業放送)などにも関わる法律なのです。これを知ると、逆に「民間放送も政権批判するな」って北朝鮮的な動きがが起きちゃいそうですけど…。
<第1条
この法律は、次に掲げる原則に従つて、放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ることを目的とする。
2 放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること>
(
放送法 | BPO | 放送倫理・番組向上機構 |より)
「不偏不党」という意味では、NHKに対しては逆に政府寄りすぎるという批判も多いです。最初の話では海外の例を持ちだしていましたが、BBCへの批判を見ても政府寄りになることは許せない、政府批判ならOKといった感じです。
●産経新聞「日本の悪い面だけ取り上げたNHKが裁判で敗訴」
産経新聞はもうひとつもさっきの台湾の話。"NHK番組訴訟 徹底検証し公正な放送を 2013.11.30 03:07 [主張]"という社説です。
<日本の台湾統治を取り上げたNHKの番組をめぐる訴訟の控訴審判決で、東京高裁は台湾先住民族の女性の名誉が傷つけられたことを認め、NHKに賠償支払いを命じた。取材や番組内容に問題があったことを厳しく指摘した判決である。
NHKは公共放送として公正さが一層求められる。判決を機に改めて取材や放送内容を徹底検証してほしい。
問題となった番組は平成21年に放映されたNHKスペシャル「アジアの“一等国”」だ。台湾には日本統治時代の深い傷が残っているなどとした内容に対し、「日本の悪い面だけ取り上げ一面的」などの批判が相次いでいた。(中略)
番組放送後のNHK経営委員会で、番組で使われた用語について「歴史的事実がない」と一部委員が提起したが、「個別番組に干渉すべきでない」として真摯(しんし)に議論されなかった。経営委員が公正な放送に責任を持つのは当然だ。委員が一新されたのを機会に十分目配りしてもらいたい。チェック機能を失っては信頼を失う>
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/131130/ent13113003070000-n1.htm
●実際の裁判は42人中41人が敗訴 問題は「人間動物園」のみ
この台湾の話は気になって検索。すると、産経新聞は自身に都合の悪い判決結果は隠して、まるで「日本の悪い面だけ取り上げ一面的」で公正な放送ではなかったことが裁判で認められたかのように、ミスリードしていたことがわかりました。名誉毀損は一部認められているものの、多くの主張は退けられていました。
<東京地方裁判所は2012年12月14日に原告側敗訴を判決を言い渡している。(中略)
NHKは公平な放送をする義務があると訴えた視聴者らの主張についても「視聴者ら個人に対する義務は負わない」としており、全面的に原告側の主張は退けられている。 原告のうち42人が控訴したが、控訴審で東京高等裁判所は2013年11月28日に原告のうち「番組で祖先を動物扱いされた」と主張した女性1人について「人間動物園」という言葉が、台湾の先住民の子孫の名誉を毀損したとして100万円を支払うように命じた。判決によると「人間動物園」は「当時は使われておらず、新しく使われ始めた言葉」と指摘。「一部の学者が唱える言葉に飛びつき、人種差別的な意味合いに配慮せずに番組で何度も言及した」と民族差別であると批判した。その一方で他の原告の主張については「日本に好意的な台湾の人やパイワン族の人に不快な気持ちを生じさせたと推測できる」としながらも、
視聴者らの具体的な権利を侵害したとまではいえないとして訴えを棄却した。訴訟の中心人物として活動した華阿財は、高裁判決を「不満だが、受け入れる」とコメントした>
(
Wikipediaより)
ただ、出演者とはひどく揉めていますので、NHKスペシャルの放送内容自体はかなり悪かったことは想像できます。この点については、私はNHKも悪かったのではないかと思いました。これを利用して捏造する産経新聞はどちらにせよクソですけどね。
●「政治的に中立」なはずのNHK会長、任命する人はガチの保守派
もう一つNHK批判の具体例が載った記事があるのですけど、こちらは安倍政権の方に批判的なものでした。
「特定秘密保護法」「NHK人事介入」とやりたい放題!安倍暗黒政治の幕開け | nikkei BPnet 2013年12月05日という記事です。
<安倍政権の黒い影は、放送メディアにも忍び寄っている。11月8日、NHKの最高意思決定機関である経営委員会の委員12人のうち、改選となる5人の人事が、衆参両院本会議で決まった。
5人のうち再任1人を除く4人は、小説家の百田尚樹氏、埼玉大学名誉教授の長谷川三千子氏、海陽中等教育学校長の中島尚正氏、日本たばこ産業(JT)顧問の本田勝彦氏で、いずれも安倍晋三首相に近い人物だ。(中略)
NHK経営委員会は番組内容や番組制作に直接関与できないとされているが、NHK会長の任命権を持つ>
さっきもNHK会長任命の話が出てきましたけど、NHK経営委員の百田尚樹さんは右派政治団体創生「日本」で講演するなど、政治的な中立性は皆無。何というダブルスタンダードなんでしょう…。
●「公正中立」と言いつつ、自分に都合の良い偏向報道を求めている
前述の通り、NHK批判発言があったので、この記事をピックアップしました。その具体的な発言というのは、またしても安倍晋三首相のものでした。本当、NHK批判好きですね。
<安倍首相はこれまでもNHKの報道姿勢に強い関心を示してきた。安倍氏が官房副長官だった2001年1月当時、旧日本軍の従軍慰安婦問題を裁く民衆法廷を扱ったNHKの番組について、「公正中立の立場で報道すべきではないか」と放送前にNHKに対して指摘した前歴を持つ>
何だか正論っぽいのですが、<そんな首相が、経営委員会を牛耳り、会長人事も意のままにできるようになれば、報道が政権寄りに偏向しているという指摘が出てきてもおかしくはない>わけで、こっちの方がダメでしょう。前述の通り、もともとNHKは政権寄りすぎるという批判が多かったですしね。
デタラメ放送ってのは確かにマズいんので、NHKに限らずすべての放送局に対して、放送法をもう少し厳密に…ということ自体は、そこまで悪い話ではないように見えます。ただ、現状のテレビ・ラジオ(ラジオも含まれます)はやりたい放題になっているので、少しずつやらないとえらいことになるでしょう。
また、さっきから出ているような「公正中立」の都合の良い利用の仕方の方が、心配するべきものとしては大きいんじゃないかと思います。
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