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リブセンス村上太一社長は暑苦しい 無欲な爽やか青年…は不正解


2013/11/8:
●リブセンス村上太一社長は暑苦しい 無欲な爽やか青年…は不正解
●上の世代の人からの若い世代の評価は、表面しか見ていないだけ
●順位は関係ない…ではなく、むしろ1位にこだわってやっている
●ネットサービスは特に1位でなくてはいけない…独占が進みやすいため
●起業するからには大きくしよう!上場も当初から意識していた




●リブセンス村上太一社長は暑苦しい 無欲な爽やか青年…は不正解

2013/11/8:多くなりすぎないように…と抑えているリブセンスの話。先月書いた後にも1つ新たに読んだものがありますが、あまりおもしろい話はなかったので使わない予定です。一方、今回使うのは、まず、やりたいことがたまたま会社だった。 だから、自然体で起業ができた。 【リブセンス村上太一×ジョン・キム】(前編)|対談 媚びない人生|ダイヤモンド・オンラインという対談記事から。

 ジョン・キムさんは、村上さんの起業ヒストリーを書籍『リブセンス<生きる意味>』で知ったとのこと。起業というと華やかなイメージがあり、どちらかというと、ちょっと背伸びしないとできないという固定観念が若者にはあるが、それをとてもさわやかに破壊する内容だったと表現しています。

 村上太一社長は、「私自身、やりたいことをやってきた、というだけ」「これまでの起業家の方々には、強い反骨精神のようなものがベースにあった方もいらっしゃったようですが、私は、やりたいことがたまたま会社だった。だから、自然体で起業ができてしまったんです」としており、これを肯定する形です。

 ただ、一方で、キムさんは、以下のようにも言っていました。今回のうちの投稿は、この内面の熱さをテーマにしたいと思います。

「ただ、若者には、さわやかな笑顔で本の表紙を飾っている村上さんに騙されてはいけない、とも言わないといけないです(笑)。おそらくこの笑顔の裏側には、大変なストイックさがあるはずですから。例えばビジネスモデルづくりにおいても、おそらく実行段階で、他の人がマネできないくらいの濃度で努力をされたでしょう」


●上の世代の人からの若い世代の評価は、表面しか見ていないだけ

 村上太一社長はお金を持っていてもほとんどものを欲しがらないみたいなところを強調されますし、「お金儲けが事業の目的じゃない」という話も強調されています。無欲なところがあるのは、間違いないでしょう。

 しかし、仕事に関してもそういう冷めた様子かと言うとそうではなく、むしろ仕事にはものすごく情熱的。リブセンス村上太一社長は仕事人間 結婚相手の希望条件まで仕事中心で書いたような熱さがあります。"さわやかな笑顔で本の表紙を飾っている村上さんに騙されてはいけない"というのは的確だなと思いますね。裏では半端ない努力をしているタイプです。上記の話には村上太一さんはこう答えています。

「今の20代は、良くも悪くもガツガツしないんですよね。でも、上の世代の人から見れば、戦っていないように見える。挑戦することをやめたんじゃないか、あきらめているんじゃないか、と。それでは、ダメじゃないか、と。
 でも、本当は内に秘めたる気持ちはあるんです。それが外に出ていないだけで。私もガツガツはしていませんが、内に秘めたるものは熱いです。こだわるところはこだわりますし、やっぱり相応の努力はします」


●順位は関係ない…ではなく、むしろ1位にこだわってやっている

 また、人の役に立つことが大事と言っていますが、順位は関係ない……みたいな考え方でもありません。次のようにはっきりと1番を目指していると言っています。

「ゆとり世代と私の年齢は数年しか違いませんが、彼らは競争をあまりしたがらない傾向があるのではないでしょうか。「負けても別にいいじゃん」といった雰囲気がうかがえます。私の同級生は「戦うからには勝ちたい」という考え方をしている人が多いのですが、ゆとり世代からは「なぜ勝たないといけないのですか?」などと聞かれることが多い。
 やるからには1位でなければいけない――。私は、1位という存在意義をとても大切にしています。(中略)
 もちろん2位であることが「悪い」と言っているわけではありません。ただ、「1位にはこだわらないといけない」と思っています」
(仕事をしたら“最年少上場”だった(後編):なぜ2位はダメなのか? 社長が1位にこだわるワケ (1/5) - Business Media 誠 2013年06月05日 08時01分 土肥義則より)


●ネットサービスは特に1位でなくてはいけない…独占が進みやすいため

 実はこの1番を目指す理由は、先の「人の役に立つこと」にも繋がっています。1位の方が貢献しているという単純な理由です。

 ただし、<「勝ちますよ」というのは、競合他社に「勝つ」ということでしょうか?>という質問にはイエスと答えていません。

<「勝つ」というよりも、がんばってサービスを大きくする、といったイメージですね。例えば、インターネットでアルバイト情報を扱うサイトはたくさんありますが、その中でも「ジョブセンス」を利用する人が最も多くなってほしいですね。ここで誤解してほしくないのですが、決して売上トップを目指しているのではありません。なので勝つというのは、売り上げよりも採用人数でトップ……つまり世の中に貢献するという軸が強いですね>

 村上太一社長は特にそういう話をしていませんけど、この考え方はネット企業にとって重要だと思います。今はどうかは知りませんが、以前はウェブサービスは独占が進みやすいと言われていました。そういう独占の起こりやすいところでは、2,3位でおこぼれにあずかればいいやというわけにはいきません。

 この独占の進みやすさはウェブページの検索だと圧倒的に1番上に表示されるページが有利ってのと関係あるのかな?と何となく思っていますが、ともかく1位になることは大事です。他の面でもそうなのですが、ネット企業向きの思考をしていると思います。


●起業するからには大きくしよう!上場も当初から意識していた

 別記事では、「村上さんは現在25歳。史上最年少の上場企業経営者として話題です。上場は06年の会社設立当時から意識されていたのでしょうか」という質問に対して、以下のように答えています。

<やるからには大きくしようと思っていましたので、上場はするべきだと考えていました。当社の理念である「幸せから生まれる幸せ」の実現を追求すると上場が必然かなと。「幸せから生まれる幸せ」は、小さい範囲ではなく大きい範囲で作っていくのが自然だと思うんです>
(マンガ喫茶と打ち込めばネットカフェまでヒットする、そこが強みです--村上太一・リブセンス社長 | 東洋経済オンラインより)

 これも先の社会貢献を目指すからこそ1番を…と同様の考え方ですね。本当熱いです。暑苦しいくらいです。最初の「さわやかな笑顔で本の表紙を飾っている村上さんに騙されてはいけない」というのは、本当村上太一社長のギャップをうまく言い表していました。


【本文中でリンクした投稿】
  ■リブセンス村上太一社長は仕事人間 結婚相手の希望条件まで仕事中心

【関連投稿】
  ■パクリサイトは次々撤退 リクルートもマッハバイトを作れない…その理由とは?
  ■企業・会社・組織についての投稿まとめ



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