先週日本ユニセフのことが話題になっていたのを私も読んだのですが、結局よくわからなかったので、書くことも特にありませんでした。
ただ、そこから飛び火して日本ユニセフと自民党の関係がどうのという話があり、こちらだと何かしら書けそうです。
Wikipediaを見ると確かに自民党との縁はありそうです。
ユニセフハウス内には元専務理事橋本正(第24・36代厚生大臣橋本龍伍の妻)の名を冠したホールがある。
Wikipedia 橋本龍伍さんは自民党の昔の議員さんで、橋本龍太郎元首相の父です。つまり、橋本正さんは橋本龍太郎元首相の母ですね。
この橋本正さん、橋本龍太郎さんの話は後でも出てきますが、特に評判が悪いのは野田聖子さんです。
以下はたぶん2ちゃんねるからのコピペで怪しいですけど、こんなことが書かれていますよ……というもの。(読みづらかったので、改行は変更しています)
野田やユ偽フが児童ポルノ法成立に異常に執着する理由
67 名前:名無したちの午後[] 投稿日:2009/07/15(水) 19:06:12 ID:Ri6AOHxB0
(略)日本ユニセフ協会は現在、特例財団法人として活動しているが、この制度が2013年11月に廃止されてしまう。この時点で公益財団法人に移行できないと特例公益増進法人の指定を受けられなくなってしまう。
特定公益増進法人への寄付は一般の寄付金控除枠とは別枠で損金算入できる。これが日本ユニセフを通した寄付金ルートの最大のメリットであり、彼らはなんとしても死守しなくてはならない。
もし公益財団法人への移行に失敗すると一般財団法人となってこのメリットを失う。さらに一般財団法人への移行も失敗すると解散しなくてはならない。
日本ユニセフ協会が単なる民間団体であり、国連ユニセフとは別の国内組織にすぎないという事実が一般に知れ渡ると、天下り利権団体として国民に廃止論がわき起こる。
それを彼らは一番恐れている。
彼らは2013年までなんとか廃止論を覆い隠し、特定公益増進法人認定を受けるためには児童ポルノ撲滅を錦の御旗に反対意見を封殺し、大きな実績をあげようと必死なんだ。
(中略)野田聖子の場合は、日本ユニセフ協会の東郷副会長ってのがバックにいて、野田は東郷に 認定NPOの便宜(寄付金が税控除される)を図ると共に、自身のNPOも立てて、医師会、 看護婦会を理事に引き入れて、集金システムを確立した。
当時、認定NPOの数は野田の”ひまわりの会”を含めて、わずか8。表向きは広く受け付けていても、議員などの根回しがないと、認定NPOにはならない構造があって、現在もそんなに変わってないので、95団体しか認定されてない。
で、野田が東郷のツテ(医師会や看護婦会)のNPO”ひまわりの会”を立ち上げたときに大学の後輩のアグネス・チャンを東郷に紹介し、東郷はアグネスを親善大使に取り込んでいったんだわ。
で、この仕組みを作ったのは、当時母親から引き継いで日本ユニセフ協会の理事になっ いた橋本龍太郎。
特定非営利活動促進法(NPO法)は、橋本内閣が作った仕組み(実際の成立は倒閣後)で、これによって、現在のような法人やお金持ちのところに、日本ユニセフ協会の節税担当が出向いて税金控除の仕組みを説明して、寄付金を貰ってペイバックできる仕組みを作った。
(NPO法以前の日本ユニセフの寄付金25億>施行後、週刊誌などで話題になった2001年で100億オーバー、現在は170億円)
つまり、橋本の集金システムの遺産を受け継いだのが野田ってことで、この急成長時に活動費の経費計上が必要になって、水増しのために選ばれたネタが児童ポルノ法。
児童ポルノ法は1997年12月に日本ユニセフ内で考えられ、1998年からロビー活動し、1999年に成立していて、日本ユニセフ協会の急成長の土台(新しい組織の表の顔)を作った切っても切り離せないネタになっているので、野田はそこがらみで、異常に規制に燃えるんだよ。野田の政治資金の源泉だからね。
http://anond.hatelabo.jp/20090716142012 まあ、前述の通り本当なんだか嘘なんだか判断のしようのない怪しい話なのですが、もうちょっと信頼できそうなのは以下の週刊ポストです。
週刊誌だってあてにならないと思うでしょうが、大抵相手にされないネット上の落書きよりはずっと当事者から訴えられるリスクが高いので、ずいぶんマシなはずです。
記事ではまず橋本親子の話から入っています。
野田聖子氏とアグネス・チャンをつなぐ日本ユニセフ人脈
NEWSポストセブン 2011年4月7日 07時00分 (2011年4月7日 11時33分 更新) ※週刊ポスト2011年4月15日号
東日本大震災の募金をめぐり、ネット上を中心に多数取り上げられた日本ユニセフ協会(日ユニ)は政界と密接な関係を持つ。
もともと、日ユニの活動を主導したのは、橋本龍太郎・元首相の母、橋本正氏(日ユニ元専務理事)だった。
「正さんが“募金がなかなか集まらない”と龍太郎氏に訴えたことがきっかけで、龍太郎氏は『ユニセフ議連』を設立した。日ユニに賛同する企業から献金を集めていたため、日ユニは“橋龍利権”と呼ばれた」(政界関係者)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20110407/Postseven_16830.html 橋本龍太郎さんのおかげで寄付集めが順調になったようで、Wikipediaの"ユニセフハウス内には元専務理事橋本正(第24・36代厚生大臣橋本龍伍の妻)の名を冠したホールがある"というエピソードからもそれが伺えます。
ただし、龍太郎さんの元秘書は、以下のように反論しています。
「正さんが専務理事の時代は、日ユニの活動は慎ましいものだった。しかし、東郷(良尚・副会長)さんが入ってきてからビジネス化した。東郷さんが運転手付きの車を使っているのを知った龍太郎先生は、生前に“母がやりたかった活動と全然違うものになってしまった”と、一度ならず嘆いていた」
これは思いっきり身内の弁ですからあてにならないけど、東郷良尚さんの方がひどい!という論法ですから、橋本正擁護にはなっても、日本ユニセフ擁護になりません。
というか、元秘書さんは「今の日本ユニセフはおかしい」って暗に言っていますので、実質的には攻撃しちゃっていますね。
ここで登場した東郷良尚さんというのも既に上で出てきています。例の野田聖子さん人脈の方です。
記事当時の議連会長は谷垣禎一さん(当時は自民党総裁)で、ネットで検索するとやはり前述の児童ポルノ問題にも絡んでいたようですが、重要なのは彼より野田聖子さんといった書き方で、以下のようにありました。
「政治家がユニセフ議連に参加するメリットは、まずはイメージアップ。また、日ユニには多くの大企業や新聞社が協賛しているから、票やカネを持つ企業との接点にもなる。
近年は特に
野田聖子・元消費者相との関係が深い。
野田氏が会長を務めるNPO法人の理事を東郷氏やアグネス・チャンが務めている。かつて
岐阜県庁の裏金問題(2006年)で、一部が日ユニの献金に流れていたことが判明したが、これも岐阜県政に強い影響力を持つ野田氏とのつながりがあるのではないかと囁かれた」(政界関係者)
記事では"裏金の件は推測の域を出ないが、野田氏のライフワークである「児童ポルノ規制」でアグネスが広告塔を務めることも、日ユニ人脈の深い関係をうかがわせる"と、児童ポルノ問題も網羅。前述の2ちゃんねる由来の情報とかなり重なっています。
最初見たときはめちゃくちゃ胡散臭いと思ったのですけど、意外に正しいんでしょうか?
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