2020/03/15:
●加計学園の韓国人差別の入試不正、さすがに事実ではない?
●まさか!加計学園が文部科学省に韓国人全員0点を認める報告
●すっかり忘れ去られているが、東京医大不正は寄付金問題もあった
●加計学園の韓国人差別の入試不正、さすがに事実ではない?
2020/03/15:加計学園の韓国人差別の入試不正問題。さすがに事実ではないのではないか?と思って最初とりあげていませんでした。ところが、加計学園が一部認めるようなことを言い出して、マジっぽい感じになってきました。この時点でもうすごいですね。予想の上を行きます。
とりあえず、最初は
韓国人受験生を全員不合格 加計学園獣医学部に「不正入試」疑惑 | 文春オンライン( 2020/03/04)という記事が発端でした。学校法人加計学園の岡山理科大学の獣医学部が2019年11月16日、愛媛県今治のキャンパスで実施した獣医学科の推薦入試で、同学科が韓国人受験生全員の面接試験を一律0点とし、不合格にしていたという内容。複数の職員が、証拠となる内部文書とともに明かしたといいます。
「A方式の推薦入試を受験した韓国人受験生8名全員が不合格となっています。A方式の推薦入試は、学科2科目と面接試験、高校での成績を反映した評点平均値、各50点、計200点満点で採点されます。驚くべきことに、韓国人受験生全員の面接試験での点数は0点。なかには面接で10点でも取れれば合格点に達する受験生もいる。これまで面接試験で0点というのはほとんど見たことがありません。公平公正を重んじなくてはいけない入試で、国籍差別が行われている事実に怒りを覚えます」(加計学園の幹部職員)
例によってネトウヨさんは擁護。「日本語でのコミュニケーションが著しく困難だった」という獣医学部の教授陣の説明に理解を示しています。ただ、「すべて日本語で記された科目試験で満点に近い優秀な成績を収めた学生もおり、韓国人受験者全員が、日本語に不自由だという説明は不可解極まりない」と指摘されていました。確かに不思議ですね。
なお、いっしょに掲載された資料写真を見ると、筆記試験の記載がない人も面接の点数が0点とされていました。<未受験の人の面接にも「0」が入っている(学科は空欄)>として、韓国人を一律0点にした証拠のように見られていましたが、ここらへんはどうなんでしょうね?
(
はてなブックマークより)
●まさか!加計学園が文部科学省に韓国人全員0点を認める報告
で、問題だった続報。複数のマスコミが報じており、例えば、
加計学園「日本語に問題あり面接0点」 報道一部認める:朝日新聞デジタル(2020年3月10日 18時56分)というのが出ています。文部科学省が、参院予算委員会理事会に、調査の途中経過として報告した内容について報じていました。
<大学側は文部科学省に対し、韓国人受験生の面接試験の点数を一律0点として全員が不合格になっていたとする報道内容の一部を認めた>
<大学側は一部を認める一方、「獣医学部の入試は適正に実施しており、週刊文春の記事は事実と異なる」と強調。「面接0点の受験生は日本人でも複数人、存在する。面接の評価は責任ある者が複層的な確認をしている。これらの受験生を含めて一般入試や私費外国人留学生入試で、合計4人の韓国の方が合格している」と文科省に説明した>
過去2回の試験で合格した韓国人の学生が入学後に日本語の会話に難があり、学生生活で苦労したため、昨秋の試験で初めて面接を導入したところ、7人全員の会話能力に問題があり、面接を0点とし、不合格になったと大学側は説明しています。
●すっかり忘れ去られているが、東京医大不正は寄付金問題もあった
ネトウヨさんらはこれで「納得」なのでしょうが、「会話能力に問題がある」とされた学生が結局入学しているんですよね。7人のうち数人は、その後の一般入試と私費外国人留学生入試で合格しているためです。これでは当初掲げた目的が果たせておらず、意味不明になっています。前述の通り、そもそも筆記で高得点の人が会話能力がひどいってのは無理がありますし…。
また、結局入学した人がいるということをもって、加計学園は差別がなかった証拠としているのですけど、それは無理筋。差別が可能なところでは入学を阻止したものの、差別できないところから入ってしまった…というだけで、差別がなかったことの説明にはなりません。
なお、「面接0点の受験生は日本人でも複数人、存在する」については、大学への寄付金との関係ではないかと疑っている人もいました。東京医大の不正問題は、女子差別・浪人生差別が大問題となり忘れ去られていますが、寄付金問題もあったんですよね。こちらもかなり怪しい感じです。
<メモに記載された11人のうち、1人は正規合格し、残りの10人はいずれも補欠の繰り上げで入学。10人については「1000~2500」の手書きの記載があり、実際に受験生の保護者や関係者が300万~3千万円を寄付していたという。メモに書かれた数字と、寄付額が一致した受験生が5人、寄付額が上回った受験生が2人いた。また、計7人については、入試で得点の個別調整が疑われたという。
第三者委はさらに、臼井前理事長のメモの記載状況などを調べた結果、3人の受験生について「1000万」などと書かれているのは「補欠一括繰り上げ合格の発表前に記載されたと考えるのが合理的だ」と指摘。この対象だった2人は、合格発表前のやり取りがあったことが強く疑われると結論づけた>
(
東京医科大、寄付した7人加点か 補欠で合格 第三者委:朝日新聞デジタルより)
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