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中国冷凍毒餃子事件とアクリフーズ農薬混入事件 春菊で180倍農薬も


●春菊から基準180倍の農薬、けいれん・嘔吐・失禁のおそれ

2020/12/09:春菊から基準180倍農薬 福岡、健康影響恐れ 2020年12月8日 23時24分 (共同通信) によると、福岡市が、福岡県のJAくるめが出荷した春菊の一部から、基準値の180倍の農薬が検出されたと発表しました。少なくとも市内4店舗で販売を確認。回収を進めているところで、「筑紫次郎の贈りもの」と記載されたJAくるめ出荷の春菊で、2020年12月7~8日に販売したものが対象だといいます。

 「農薬を使った野菜より無農薬の方が安心で体にいい」というのは、迷信であり、科学的根拠がありません。農薬の基準は相当厳しく見た値であり、通常流通しているものはさらにそれよりはるかに低い含有量です。ただ、もちろん基準値を大きく超えたものは問題があります。そのための基準ですからね。

 今回のものは、有機リン系の殺虫剤イソキサチオンで、基準0・05PPmに対し、9PPmが検出されました。体重60キロの人がこの春菊を20グラム食べると、嘔吐や失禁などの症状が出る恐れがあり、ひどい場合はけいれんを起こすということで明らかに危険でした。


●中国冷凍毒餃子事件、従業員がギョーザに毒物を混入していた

 春菊の件は、これだけの濃度となると、生産者のミスではなく、意図的な混入という可能性もあるでしょう。なので、意図的な混入だと判明している中国毒餃子事件の過去投稿に追記しようと思ったのですが、記憶と違ってうちではメインでやった話がなかったので、今回、新設することにしました。

<2007年12月下旬から2008年1月にかけて、中国の天洋食品が製造しジェイティフーズが輸入、日本生活協同組合連合会が販売した冷凍餃子を食べた千葉県千葉市・市川市、兵庫県高砂市の3家族計10人が、下痢や嘔吐などの中毒症状を訴え、このうち、市川市の女児が一時意識不明の重体になった。
千葉県警察と兵庫県警察が餃子を鑑定したところ、メタミドホスなど有機リン系殺虫剤が検出されたため、ジェイティフーズは同社製造の23品目、約58万点の自主回収を行うと発表した。
その後の詳細な鑑定の結果、市川市の家族が食べて吐き出した餃子の皮から3580ppm(3.58 mg/g)、具から3160ppm(3.16 mg/g)のメタミドホスが検出された。
これは検疫基準を大幅に上回り、数個食べただけで死亡する致死量であった>
<2010年3月16日、ギョーザに毒物を混入させた容疑で天洋食品の元従業員が拘束(引用者注:後に無期懲役判決)された。日本政府の側には3月26日夜に通報された。動機は給料・待遇に対する不満や同僚とのトラブルで、個人的な鬱憤を晴らすためだった>
(中国産食品の安全性 - Wikipediaより)


●日本ではありえないと思いきや、アクリフーズ農薬混入事件が発生

 この毒ギョーザ事件で中国はマスコミなどで大いに叩かれて、中国産食品は危険というイメージがより強く定着しています。ただし、輸入品による調査では中国産食品の違反率はむしろアメリカやベトナムよりも低いといったデータもあり、中国産食品が特別危険だという科学的根拠はありません。また、今回の春菊が日本産であったように、意図的な混入ではその後日本で毒ギョーザ事件とそっくり同じような事件が起きていました。

<アクリフーズ農薬混入事件(アクリフーズのうやくこんにゅうじけん)は、アクリフーズ(現・マルハニチロ)群馬工場製造の冷凍食品に農薬のマラチオンが混入された事件。2013年12月の発覚後に自主回収(リコール)が実施され、2014年1月に同社で勤務していた契約社員の男が逮捕された>
<アクリフーズ群馬工場で製造されたピザなどの冷凍食品を購入した客から、「異臭がする」などの苦情が2013年11月13日から12月29日までに日本各地から20件寄せられた。調査した結果、高濃度の有機リン系農薬のマラチオン(殺虫剤の一種)が返品された商品から検出された>
<アクリフーズは事件発覚当初、「マラチオンに急性症状は無く、体重20キロで一度に60個を食べないと健康には影響ない」と説明していた。だが12月31日未明には、アクリフーズの親会社マルハニチロ食品の親会社であるマルハニチロホールディングス(以下マルハニチロHD)は、記者会見で「体重20キロの場合(商品を)8分の1個食べただけで吐き気などの症状が起きる可能性がある」と説明、前述した健康影響の説明は、前日に厚生労働省から指摘を受け、誤っていたとして撤回した>
<2014年1月、アクリフーズは群馬工場に勤務する全従業員への聞き取り調査を実施。同月25日、アクリフーズ群馬工場で働いていた契約社員の男(当時49歳)が農薬の混入に関わっていたとして、2013年10月に4回にわたって工場で製造された冷凍食品に農薬を混入して工場の操業停止をさせた偽計業務妨害罪容疑で逮捕された>
<同時期のアクリフーズの製品からは、結束バンドなどの製造ラインでは使用されていない異物の混入も起こっており、それらの事実をアクリフーズは隠蔽していた>
(アクリフーズ農薬混入事件 - Wikipediaより)

 最初の高農薬春菊については、意図的な混入ではなく、農家に高齢者が増えているために、希釈するのを忘れて農薬を使用したのではないか?という反応が出ています。野菜そのものと加工食品という大きな違いはありますが、中国冷凍毒餃子事件やアクリフーズ農薬混入事件では見られなかった反応です。

 なお、高齢化の進んだ日本の農業において、このように大きな健康被害を及ぼす致命的すぎる間違いが起きる可能性が本当にあるとした場合、日本産の農作物は高濃度の農薬が含まれているリスクがある…とも言えます。このことは、「日本産の農作物は安全」という日本人の信仰にも悪影響を及ぼすでしょう。意図的であろうがミスであろうが、ヤバイ話には変わりありません。


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