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本屋でトイレに行きたくなる現象 インク説などWikipediaが詳しすぎ


 一つ書きたい記事があって、それについて書くために事前に書いておきたいものができました。で、それを書いていたら、さらにその前に1回書いておきたいことができました。

 それが今回の「本屋でトイレに行きたくなる現象」です。


 これについてはずいぶん昔にクソ真面目に考察した文章を読んだなと検索かけたところ、そのときのページそのものじゃないのものの、やけにたくさん似たような話が出てきました。

 これらを読んでいて「本屋でトイレに行きたくなる現象」を「青木まりこ現象」と呼ぶと知ったのですが、これが何とWikipediaで項目があります。

 この時点で吹いたのですが、クリックしてびっくり。クソ長い。

 目次だけで以下の通りです。
1 歴史
1.1 「青木まりこ」以前
1.2 『本の雑誌』の特集記事と命名
1.3 命名後の反響
1.4 1990年代 - 検証番組の放送
1.5 2000年代 - インターネット時代
2 疫学
3 臨床像
3.1 概念
3.2 誘因
3.3 発症と症状
4 病態と考察
4.1 一般的な解釈モデル
4.2 匂い刺激説
4.2.1 化学物質
4.2.2 陰謀論
4.3 条件反射関連の説
4.3.1 排便習慣
4.3.2 過敏反応
4.3.3 幼児体験によるトラウマ
4.3.4 思い込み
4.4 精神状態の変調による説
4.4.1 緊張感や焦燥感
4.4.2 心身症
4.4.3 ソマティックマーカー仮説
4.4.4 不安障害
4.4.5 リラックス効果
4.5 姿勢説と視線説
4.5.1 立ち読みの姿勢
4.5.2 腸の彎曲
4.5.3 本棚による圧迫感
4.5.4 視線と自律神経
4.5.5 注視探索作業
4.6 「幸福否定」による説
4.6.1 笠原の着想
4.6.2 笹原が想定した原因
4.6.3 笠原説の反証可能性
4.6.4 笠原説の動静
4.7 形而上の説
4.7.1 自己の内面の自覚
4.7.2 精神奔逸の防止
4.7.3 オートポイエーシス
4.7.4 本の霊力
4.8 消極的な説
4.8.1 交絡因子
4.8.2 マーフィーの法則
5 対策
5.1 事前の準備
5.2 入店後
5.3 医学的介入
5.4 有効活用
6 青木まりこ現象と社会
6.1 書店におけるトイレ問題
6.2 「青木まりこ」本人をめぐって
6.3 メディアと青木まりこ現象
6.3.1 文芸における青木まりこ現象
6.3.2 天声人語における盗用疑惑
6.4 日本国外の青木まりこ現象
7 人類論における青木まりこ現象
8 出典
9 書誌情報など
10 外部リンク
Wikipedia

 とりあえず、「青木まりこ現象」という名前の由来から。
青木まりこ現象(あおきまりこげんしょう)とは、書店に足を運んだ際に突如こみあげる便意に対して与えられた日本語における呼称である。この呼称は1985年にこの現象について言及した女性の名に由来する。書店で便意が引き起こされる具体的な原因についてはまだはっきりとしたことはわかっていない。そもそもこのような奇妙な現象が本当に存在するかどうか懐疑的な意見もあり、一種の都市伝説として語られることもある。一方で生理学や心理学の知見をもってこの現象のメカニズムを解明しようと試みる識者もいる。

 やっぱりクソ真面目です。

 私自身は本屋に行っても別にトイレに行きたくはならないんですけど、青木まりこさんが提唱する以前からたびたび指摘されていた現象のようです。
「青木まりこ」以前

日本において、書店と便意の関係について、古くは吉行淳之介(「雑踏の中で」1957年)における言及が知られており、豊田穣(「皇帝と少尉候補生」1972年)やねじめ正一(「コトバもまた比喩ではなく汗をかく」1981年)においても類似の記述が確認できるが、具体的にいつ頃から話題になりはじめたかは定かではない。少なくとも1980年代には既にメディアで取り上げられていたとみられる。例えば、雑誌『週刊平凡』(1984年8月31日号、マガジンハウス)にテレビキャスターの須田哲夫の同様の体験談が収録されている。また、ラジオ番組「ヤングパラダイス」(1983~1990年、ニッポン放送)において、大便や下痢にまつわるエピソードを紹介するコーナーが存在し、書店における便意が「山田よし子症候群」として言及されたことがある。

雑誌『本の雑誌』39号(1984年12月、本の雑誌社)には奈良県生駒市在住の男性による類似の体験談が掲載されている。39号発行当時はこの体験談が特に話題になることこそなかったものの、同誌発行人の目黒考二は「青木まりこ」以前にもこの現象は「潜行していた」のだろうと推測している。

 あと、てっきり青木まりこさんって有名人だと思ったら、一般人でした。
「青木まりこ現象」という呼称は、日本の雑誌『本の雑誌』(本の雑誌社)の読者欄にて1985年に投稿された体験談を発端とする。同誌40号(1985年2月)に掲載された、「理由は不明だが、2、3年前から書店に行くたびに便意を催すようになった」という趣旨の当時29歳の東京都杉並区在住の女性による投書である。発行人の目黒考二は「編集長の椎名誠がおもしろがって載せた」と当時を振り返っている。この投書自体はごく短いもので編集部のコメントなども特になかったが、同誌が発行されるやいなや、同様の悩みを抱える多くの読者が、編集部に意見を寄せたという。その反響の大きさから、次41号(1985年4月)には「いま書店界を震撼させる現象」とセンセーショナルな表題で特集記事が組まれ、この問題に対して様々な視点から議論がなされた。議論の過程で、書店において突然便意が出現するこの現象は、投書者の名にちなみ「青木まりこ現象」と命名されるに至った。この特集は14ページにおよぶ長大な記事となったが、結局明確な真相は得られなかった。なお、この名称は同号の表紙も飾っており、日本全国にその名を知らしめることになったという。

 えらいことになっちゃいましたね、青木まりこさん。影響はなかったんでしょうか?

 ……と思ったら、その後も青木まりこさんは何度も登場しているそうです。
特集記事が発行された1985年当時、青木まりこ現象の話題性は大きく、『週刊文春』(文藝春秋社)が、1985年5月2日号に早速取り上げるほどであった。『本の雑誌』発行人の目黒考二によると、自らの便意というデリケートな悩みを曝露したのが一般の若い女性であったことも、反響が大きかったことの一因となったのだ、としている。青木本人は1985年以降も本の雑誌編集部によって複数回取材を受けており、自身の名前が使われていることに関して特に気にしていないとのことである。(中略)

命名の由来となった投稿者名「青木まりこ」は実名とされる。『本の雑誌』発行人の目黒考二によると、青木が編集部に寄せたハガキは、差出名が一度消された後、再度記入された形跡があったという。一度はためらった実名を結局は思い切って書いてしまったところにユーモラスを感じたのだと目黒は振り返っている。

青木まりこは、親友の一人がこの症状を訴えたのを聞いた当初、この現象について半信半疑だったらしい。しかし親友の体験談を聞いてまもなく同様の症状が自分にも出現したという。当初はとまどいもあったようだが、特段の悩みや病識などはなく、なぜこのようなことが起きるのだろうという純粋な疑問として雑誌に投稿したようである。

1985年以降も青木は、同編集部に複数回取材を受けている。1985年当時、書店に長時間滞在する機会が多かったのは、青木自身も編集にかかわる仕事をしていたからだという。件の体験談が話題になって間もなく、子供向けの百科本を扱っていた編集者が、トイレ関連の担当を青木に依頼したというエピソードもある。結局この依頼はすぐに断ったとのことである。

 当時は結婚が早かったため、既婚だったのかな?と思っていましたが、何と未婚。そして、家族や親戚の間で揉めることとなります。
あまりに大胆な発言が実名で雑誌に掲載されたことから、親戚一同で大変な話題となり、青木の母は「嫁入り前の娘がなんという恥ずかしいことを」と激怒した(その後和解した)。実際、記事が掲載されて以降しばらく恋人ができなかったらしく、数年後の同編集部の取材時点で青木はまだ独身だった。

 さらにすごいなと思ったのが、その後結婚したものの、"「青木」という同姓の男性と結婚したため、結婚後も本名は「青木まりこ」のまま"だという話。出来すぎでしょう。


 青木まりこさんの強烈なキャラに引っ張られてそればっかりになってしまいましたが、なぜか?という考察について。

 と言っても、確からしい説があるわけでもない上に、やたらと多量に説が出ています。全部網羅するのもたいへんなので主なところだけ。


・匂い刺激説

 紙やインクなど、紙を構成する何らかの物質の匂いが刺激となって便意を誘発させるという説。主流。

 しかし、印刷所や書店の労働者の症例がみられないこと、よりにおい刺激の強い古書店や図書館では症状が起きないこと、レンタルビデオ店のような本の匂いと無関係な場所での症例があることなどから、否定的。


・条件反射説

 いくつかありますが、その中の思い込み説を。この説は「本屋でトイレに行きたくなる」という話を聞くことにより、そう思い込んでしまうというものです。

 実際、"『本の雑誌』編集部メンバー5人は全員が非書便派であったにもかかわらず、取材を終える頃にはそのうち3人が、書便派となっていた"とのこと。

 ただし、以下のように否定する実験も。
インターネットニュースの記者が、書店に便秘解消効果があることを検証するために、4名の便秘女性を「本が読めるおしゃれカフェ」で飲食させる実験を行った。このとき思い込みによる作用を防ぐため、被験者には実験内容を知らせなかった(単盲検法)。結果的に、重度の便秘症をもつ1名を除いて、3名の被験者が間もなく便通が得られたという。

 あら、すごい。便秘解消には書店がオススメでしょうか?

 書店店長「本を買って。町の本屋がなくなります」→どうぞどうぞという話を先週書いたところですけど、アマゾンには絶対真似できない実在店舗の優位性が一つ見つかりました!


・精神状態の変調による説

 青木まりこさん自身がそうでしたが、青木まりこ現象は文筆家や出版関係者に多くみられるという報告があり、緊張感や焦燥感が便意を誘発しているという説や不安障害説など。

 この手の精神状態の変調による説としては、全く逆にリラックス効果というものもあります。私が過去に読んだものもこれを挙げていた気がします。


 といった感じ。本当たくさんありすぎて、紹介しきれません。検索する前は、まさかこんなことになるとは思いませんでした。

 それだけ皆さんの興味を引く話なんでしょうね。


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