最福寺池口恵観法主 自民党・暴力団傘下右翼団体日本青年社との関係で、自民党と日本青年社との絡みも簡単に紹介……みたいなこと書いていたのですが、すっかり忘れていました。
石破茂、特定機密保護法デモをテロ呼ばわり 街宣右翼や選挙カーは?の件で思い出したので、ついでにやっちゃいます。
日本青年社は住吉会系の右翼団体です。
日本青年社(にほんせいねんしゃ)は、任侠系右翼団体。住吉会住吉一家小林会を母体とし、歴史は古い。(中略)現在でも複数の議員を地方議会に送り続ける力量を持ち、単一団体としては日本最大規模。
Wikipedia とりあえず、Wikipediaの時点で自民党でキーワードを探すと、いくつか出てきます。
2005年(平成17年)2月9日、尖閣諸島の「魚釣島漁場灯台」を国家に無償委譲する。
同年3月、「日本の領土を守るため行動する議員連盟」(会長は自民党衆議院議員森岡正宏)が国会内で開いた勉強会に幹部を招き、「あの島を守ってくれた日本青年社に感謝をしなくてはならない」と活動を称賛した。(中略)
日本青年社隊員の中で現職・元職議員として政治活動に従事している者で構成(2007年9月現在19名)
(中略)
指南役・米田建三(元自民党衆議院議員・元内閣府副大臣)
私がもともと紹介したかったのは、以下のページです。
平成19年度 「全国議員同志連盟・社友総会」 平成19年11月17日
爽秋の9月16日、「日本青年館(大ホール)」(東京都新宿区)で開催された日本青年社恒例の「全国議員同志連盟・社友総会」(以下「全国社友総会」云う)は、機関紙「青年戦士」(第407号)で述べた通り、全国の地方議員で構成される“議員同志連盟”と日本青年社の思想理念と活動指針に共鳴をいただく多くの方々によって構成される“全国社友会”が年に一度、実践活動に取り組む日本青年社とともに一堂に会してそれぞれの年間活動の総括と、更なる活動のの取り組みを発表する恒例行事だが、本年の「全国社友総会」は、昭和36年の結成以来46年の歳月を歩んできた日本青年社が、「旧来の殻を破り、新たな理想に向けて大きく羽ばたく」ことを内外に明らかにすることを最大のテーマとして開催。
http://www.seinensya.org/katudo/soukai/07soukai.html 最初の1文だけ引用しようと思ったのに長い! 途切れることなく、これで1文です。
このときは一期目の安倍晋三首相が突然辞任した頃なのですが、壇上に立つ方たちが皆安倍晋三さんにたいへんシンパシーを感じていたというのがわかるものでした。
「然しながらわが国内外の状況を省みまする時、先般の参議院選挙における自由民主党の歴史的敗退、それに伴う安倍総理の突然の辞任など、時局は正に混乱の極みにあります」(「忌部神社」の門家茂樹宮司)
「私は青年社の皆さんを先頭に、先の参議院選挙、正に安倍総理の「戦後体制からの脱却」と言う理念に呼応して戦わさせて頂きました。多くの自由民主党の公認を頂いた候補者が、形成悪しと見て次から次へと主張を変え、戦後体制からの脱却どころか、最後は党や安倍批判まで繰り返すと言う醜態の中で、皆さんの思いをわが思いとしながら最後まで、「戦後体制からの脱却」を堂々と訴え続けました。(中略)
私は、期待された安倍政権が瓦解し、時計の針が逆の方向に回ろうとしてる時に、青年社の皆さんのような民間の活動の重要性がいよいよ増してきたと言う様に思います」(前述の元自民党議員である議員同志連盟指南役であり顧問的立場にある元内閣府副大臣・帝京平成大学教授・米田建三)
「日本古来の伝統的精神や道徳に対する目覚めがなければ、いかに景気が回復したとしても、真の日本再生は為し得ないのであります。 そのことを最も真摯に受け止めた政治家の一人が、今回、辞任表明に追い込まれた安倍総理であります。「美しい国・日本」というキャッチフレーズは、いささか情緒的でよくわからないという批判が、自民党内のもありました。しかし、安倍総理が総裁選前に出された『美しい国』という本をよく読めば、その真意が日本古来の伝統精神や道徳を再評価し、この国本来のお国柄を取り戻すことにあったことは明白であります(中略)
日本古来の伝統的な精神や道徳に根ざした本来のお国柄を取り戻すことによって、真の日本再生に道筋をつけようとされた安倍総理が、さまざまな原因はあったにせよ就任一年足らずで退陣に追い込まれたところに、私はこの国がいよいよ亡国の淵に沈んでいく「危機」を感じるのであります」(最福寺法主池口惠觀大僧正)
「残念ながら先ほど池口先生がおっしゃられたように安倍さんが途中でとうとう心身ともにくたびれ果てて安倍政権は崩壊いたしましたけれども、今日の毎日新聞の朝刊に私はコメントを求められまして、大きく載せてくださっていました」(東條英機陸軍大将の孫東條由布子)
「ここに至るまでは大変多くの皆さんの長年にわたる地道な活動が多くの国民の心を動かし、そして国会を動かしてきた成果だと言えます。そして明確に戦後レジームの脱却を標榜する安倍晋三総理により、いよいよ時は来たと私どもは確信をしておりました。
「恭倹己ヲ持シ」との教育勅語の教えの通り、私たちの活動の高言、そして決して自慢することなく、新たな日本の誕生を見守ってまいりました。しかし安倍総理が辞任し、再び戦後レジームの呪縛に捕われるやも知れぬ危機に今直面をしています」(議員同志連盟推進委員長・天目石要一郎東京都武蔵村山市議会議員)
あと、「自民党同志会」なるところからも挨拶に来ていました。
自由民主党同志会御紹介御挨拶では、同志会推進委員長の俳優・岡崎二朗氏が司会を努め、「本日はお忙しい中を、全国議員連盟、社友総会のためにお運びを頂きまして本当にありがとうございます。今日はこのお祝いに自民党同志会の各ブロックの代表が馳せ参じております。
実は、私は日本青年社の方々に大変お世話になっておりますが、私は長きに渡り日本青年社と行動をともにしてまいりましたが、何のお役にもたったことがありません。そしていつも何か私にできることはないかと思っていたんですが、三十年前になりますか、私の師匠の鶴田浩二が、「この男はいい男やから岡崎世話になっておけ」と言ってご紹介を頂いたのが、自民党同志会最高顧問、そして事務総長も兼任していらっしゃいます福田晃丈先生でございます。
自民党同志会の最高顧問は、初代が元総理・福田赳夫先生で御座います。二代目福田晃丈先生が「俺は日本青年社が大好きなんだ。日本一の政治団体じゃないか。岡崎、俺を会長にあわせろ」と言って下さいました。このとき私は、これで日本青年社の役に立つことができると思いました。日本青年社の活動は国家のために、国民のために長きに渡り取り組まれております。(中略)そしてここで、政権党であります自民党に意見を言える方、天下のご意見番であります福田晃丈先生のお力をお借りしまして青年社とともに自民党同志会が国にものを申せる団体であるように手を組んで行って頂きたいという事で本日お運びを願いました」と挨拶した後、全国から駆けつけてくれた五十人の各代表紹介に続いて、同会最高顧問兼事務総長の福田晃丈先生を紹介された。(中略)
紹介を受けた福田晃丈先生は「私は自民党の立場で皆さんの前に本日でてくるのが非常に恥かしい。日本青年社は現実にいいリーダーをもった実行集団として政権政党よりも、このビデオに出てるが如く、間違いなく思いを遂げています。非常に今の時期、恥かしいと思うのは自民党に確たるリーダーがいません。政権政党である自民党にリーダーがいないということは、国が非常に危ない状態にある。今日、お集まりの皆さんは当然それを感じておられると思います。(中略)私はこの日本青年社が設立の時から関係を持っておりましたけれども、今日ほど、この時こそ、手を携えて一緒にやって行かなければならない、そういう思いに駆られました」
初代が元総理・福田赳夫さんだったので自民党と縁があるのはよくわかるのですが、現在はどういう関係なの?と気になって検索。
自民党の支援団体という説明でした。
自由民主党同志会 活動宣言
我が自由民主党同志会会長・福田晃丈が信条とする「誰に頼まれるまでもなく、また自らの米塩を求めることもなく、一介の浪人であっても、国や国民のために行動する」の志のもと、我々自由民主党同志会会員は、自由民主党同志会設立の趣旨に立ち返り、
自由民主党の支持団体の一員として、党の理念及び政策の実現と党勢の拡張に貢献することを第一義の目的に、以下の活動指針に基づき行動することを、ここに宣言する。
①
自由民主党総裁が掲げる政治理念、信条、及び政策の実現をめざし、これを徹底的に支持し擁護すること②自由民主党総裁から要請あるときは、如何なる要請であろうとも、一切の見返りを求めることなくこれに応えること
③自由民主党党員の増員に貢献すること
④自由民主党所属の国会及び地方議員の政治活動を応援すること
⑤自由民主党所属の国会及び地方議員の政治活動を監視すること
(略)
http://www.jimin-doushikai.jp/organization/ あと、日本青年社ではなく、母体となった住吉会と直接的な繋がりはあるのかな?と、今回新たに検索。
Wikipediaの時点で少し出ました。でも、最初のこれは"出典が全くありません"という怪しい代物。
花田 歳彦(はなだ としひこ)は、日本の作家、ライター、コメンテーター、ジャーナリスト。
「番格連合」総長「政治結社皇道義塾」塾長、総会屋、
住吉会系暴力団幹部、代議士秘書、
自民党東京都連青年部役員、自民党同志会などを経て文筆業。
Wikipedia あまり見つからなかったのですけど、上よりおもしろかったのが岸信介さん。
岸の総理大臣在任中の最大の事項は、日米安全保障条約・新条約の調印・批准と、それを巡る安保闘争である。
1960年(昭和35年)1月に全権団を率いて訪米した岸は、アイゼンハワー大統領と会談し、新安保条約の調印と同大統領の訪日で合意した。
新条約の承認をめぐる国会審議は、安保廃棄を掲げる社会党の抵抗により紛糾。5月19日には日本社会党議員を国会会議場に入れないようにして新条約案を強行採決するが、国会外での安保闘争も次第に激化の一途をたどった。警察と右翼の支援団体だけではデモ隊を抑えられないと判断し、児玉誉士夫を頼り、自民党内の「アイク歓迎実行委員会」委員長の橋本登美三郎を使者に立て、暗黒街の親分衆(=暴力団組長)の会合に派遣。錦政会会長稲川角二、
住吉会会長磧上義光やテキヤ大連合のリーダーで関東尾津組組長・尾津喜之助ら全員が手を貸すことに合意。さらに3つの右翼連合組織にも行動部隊になるよう要請。ひとつは
岸自身が1958年(昭和33年)に組織した木村篤太郎率いる新日本協議会、右翼の連合体である全日本愛国者団体会議、戦時中の超国家主義者もいる日本郷友会である。「博徒、暴力団、恐喝屋、テキヤ、暗黒街のリーダー達を説得し、アイゼンハワーの安全を守るため『効果的な反対勢力』を組織した。最終計画によると1万8千人の博徒、1万人のテキヤ、1万人の旧軍人と右翼宗教団体会員の動員が必要であった。彼らは政府提供のヘリコプター、セスナ機、トラック、車両、食料、司令部や救急隊の支援を受け、さらに約8億円(約230万ドル)の『活動資金』が支給されていた」(『ファーイースタン・エコノミック・レビュー』)。ただし岸によると、動員を検討していたのは消防団や青年団、代議士の地元支持者らであるとのことである。
Wikipedia 見ての通り、ヤクザさんや右翼さん全般であり、住吉会だけじゃありません。ただ、何がおもしろかったかと言うと、岸信介さんって安倍晋三さんのおじいさんなんですよね。
宗教系団体を調べていてもそうなのですけど、これ系の話では安倍晋三さんが他の自民党議員に比べて圧倒的に出てくる回数が多いというのが興味深いです。
(投稿してから、
安倍晋三首相は暴力団関係者と議員会館で写真という話を書いていたのも思い出しました。これはたまたまらしいですけどね)
とりあえず、ざざっと見て、こんなところ。個人ページだともっとたくさん出てくるのですが、ここではオフィシャルサイトとWikipediaに留めました。
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