2013/12/21:
バーニングプロダクション周防郁雄社長と暴力団に関する報道
昔は暴力団が芸能プロの経営や歌手の興業にかかわっていた
周防郁雄社長が"芸能界のドン"となった理由
著作権ビジネスがバーニングの大きな収益源なのは確か
本多圭氏にも暴力団から脅迫の電話?
周防社長の仕事を引き受けていた暴力団がブログで暴露
K-1石井和義氏もいっしょに暴力団と打ち合わせ
周防社長の威光でケイダッシュの谷口元一氏も無敵に
●バーニングプロダクション周防郁雄社長と暴力団に関する報道
2013/12/21:
ミス世界一吉松育美に芸能事務所の脅迫 訴えるもマスコミ黙殺の件でもう一つ補足。
日刊サイゾーでは、バーニングプロダクション周防郁雄社長と暴力団に関する報道に非常に積極的なようです。検索すると、リンクするのが面倒なほどたくさん出てきました。日刊サイゾーと言うと、島田紳助さんの暴力団との問題が露見する数年前に名前を伏せてその件を報道していたところです。ただ、それ以外の話はよく知らず、信用できるところなのかはいまいちわからないです。
また、この件を多数書いているジャーナリストの本田圭さんという方は、周防郁雄社長に訴えられて負けたことがあるようです。ここらへんでもかなり割引が必要な気がしますが、今回の脅迫事件では「暴力団と関係がある」という点が事務所移籍拒否の理由として重要です。
それから、
芸能界とヤクザ ~興業・興産という会社は暴力団関係って本当?の補足という意味もありますので、さらっと見ていこうと思います。(さらっと見ないと量が多すぎですので)
●昔は暴力団が芸能プロの経営や歌手の興業にかかわっていた
まず、
"ドン"と闘い続ける男が見たバーニング周防社長の素顔と掌握術【前編】(日刊サイゾー 2009年6月10日 15時00分 (2009年6月16日 13時20分 更新) )という記事。
芸能ジャーナリストの本多圭さんは、周防社長に批判の矛先を向けることになったきっかけを聞かれて、ひとつは、ある大手芸能プロのオーナーから「せっかく日本音楽事業者協会が警視庁と連携して、芸能界と暴力団との関係を断ち切ろうと努力して、清浄化しつつあるのに、周防が逆行させている」という嘆きの言葉を聞いたためだとしていました。
周防さんは、力を持つにつれ、暴力団との交際を深めていったとのこと。この理由について、インタビューアーに聞かれて以下のように答えています。これは、ちょうど前回の
芸能界とヤクザ ~興業・興産という会社は暴力団関係って本当?の話と関係する話です。
「(引用者注:暴力団が)好きなんじゃないの? 周防が芸能界に入った頃は、暴力団が芸能プロの経営や歌手の興業にかかわっていたりと、あちこちで接点があっただろうし、彼もそういう義理人情の世界が肌に合うんだろうね」
●周防郁雄社長が"芸能界のドン"となった理由
周防社長が、「"芸能界のドン"と呼ばれるまでになったと思いますか?」という質問に対して、本多圭さんは以下のように答えていました。
「俺の見立てだけど(中略)レコ大の審査にかかわるスポーツ紙の記者や音楽評論家などの芸能マスコミを高級クラブで接待して、彼らの誕生日にはパーティを開いてやり、プレゼントを贈る。(中略)
レコ大を受賞したいと考えた芸能プロやレコード会社は周防を頼り、周防はその見返りに、その歌手の楽曲の原盤権や出版権などを握る。レコ大を受賞すれば、それらの権利がさらに大きな金を生み出すわけだ。ここで培った芸能マスコミとのパイプを生かして、スキャンダル情報などもコントロールできる。そうして巨大な資金力を培った周防は、さらに、いい人材を抱えていながら、資金力がない芸能プロに援助をして、売り出しをプロモート。系列の音楽出版社に著作権を持たせたり、興業会社に営業権を持たせたりと、金のなる木を作り上げていったんだ。金もあり、マスコミも抑えて、ビジネスモデルも確立している。こうなると完全に"ドン"だよ」
●著作権ビジネスがバーニングの大きな収益源なのは確か
何だかドラマみたいなお話で、胡散臭いですね。しかし、著作権ビジネスがバーニングの大きな収益源というのは本当っぽいです。
バーニングプロダクション、ケイダッシュの所属芸能人(パールダッシュも)において、バーニングパブリッシャーズについてWikipediaから引用した部分では、「50社とも60社とも言われているバーニングプロ傘下のプロダクションに所属するアーティストの楽曲」を管理しているというそのプロダクションの多さを強調しました。今回の件に関しては、この記述の後の部分が大事になってきます。
バーニングプロや、50社とも60社とも言われているバーニングプロ傘下のプロダクションに所属するアーティストの楽曲のみならず、それ以外のアーティストの楽曲の音楽出版権も数多く保有しており、音楽出版権ビジネスを日本に定着させた企業として知られている。
音楽出版事業
傾向としていわゆる『バーニング系』とされるタレントが主演するドラマ主題歌やCMソングの出版権を掌握している。日本音楽著作権協会が提供している検索サービスで確認できるだけで、管理楽曲は7000曲を超えている。
Wikipedia
バーニング系列以外でのヒット曲の管理も多いんですね。だからと言って、本田圭さんのいう「接待」が確かだとは言えないのですけど…。
●本多圭氏にも暴力団から脅迫の電話?
次に後編の
"ドン"と闘い続ける男が見たバーニング周防社長の素顔と掌握術【後編】(日刊サイゾー 2009年6月11日 15時00分 (2009年6月16日 13時20分 更新))を読んでみました。
ここでは、
ミス世界一吉松育美に芸能事務所の脅迫 訴えるもマスコミ黙殺の件とよく似た脅迫の話が出てきています。
本多圭「俺自身は、周防の批判を強めていったよ。すると、自宅に匿名の電話がかかってきた。妻が出たんだが、「周防の同級生だ。今は暴対法がうるさくて、組の名前は名乗れないけど、『周防とうまくやれ』って、亭主に言っとけ」という、明らかに脅しと取れる内容だったんだ」
●周防社長の仕事を引き受けていた暴力団がブログで暴露
さらに別記事で、本田圭さんのコラムみたいな記事(本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」)の
“芸能界のドン”と昵懇の暴力団幹部が衝撃告白「バーニング社長とモー娘。の不適切なビデオが……」(日刊サイゾー 2013.09.28 土)というものから。
これはブログ内容をそのままという感じで、本田圭さんの取材ではないですね。ただ、暴力団、暴力団といっぱい出てきました。
この夏の初め頃から“芸能界のドン”と呼ばれるバーニングプロダクションの周防郁雄社長と暴力団との関係を赤裸々に綴ったブログが、芸能界やテレビ業界を激震させていることは、当コラムでも何度か触れてきた。
例えば、現在はNHK大河ドラマ『八重の桜』のエグゼクティブプロデューサーを務める人物を、かつて周防氏がモーニング娘。のメンバーなどを利用して肉弾接待していたことや、右翼による、みのもんたへの抗議活動を止めさせるために暴力団が裏で動いたなどと、衝撃の告発が続いているのだ。
このブログを運営しているのは、神戸に本拠を置く暴力団「二代目松浦組」系の民族派団体「大日本新政會」。松浦組は、3年ほど前までは周防氏に依頼されて、同氏の用心棒やトラブル処理といった“裏仕事”をしていたが、金銭トラブルをきっかけに関係は破綻したという。最近では、大日本新政會がブログや街宣活動などで、バーニングや周防氏の批判を繰り返している。
そんな中、またしてもショッキングな内容が大日本新政會のブログに掲載された。(中略)
この記事によると、10年ほど前に周防氏はモーニング娘。のメンバーとの「不適切な関係」が映されているビデオを暴力団に握られ、金銭をゆすられていたというのだ。
●K-1石井和義氏もいっしょに暴力団と打ち合わせ
あと、
バーニングプロ周防郁雄、ケイダッシュ谷口元一、K-1石井和義らの関係で書いた石井和義さんも何とここで出てきましたよ!
「その組織というのは、九州などでも活動する指定暴力団傘下の組だった。そこの組長はこちらも知っている仲なので、口利きしてやることにした。キャピタル東急で示談交渉を設定。組長に周防と話し合いをしてもらったが、当日周防はある格闘技界の実力者を連れてきた」
この格闘技界の実力者とは、当時K-1のプロデューサーとして活躍して、周防氏とも昵懇だった正道会館の石井和義氏と思われる。その石井氏を用心棒として連れてきた周防氏は「約束した1億円を用意せず、どうするのかと思ったら『今動いている仕事がうまくいけば、数億円は渡せるので、それでよろしいでしょうか』と、調子のいい話を出してきた」という。
吉松育美さんの事件では特に芸能事務所に所属していない石井和義さんがポンと出ていて不思議でしたが、この記事を見ていると昔から懇意ということみたいです。
●周防社長の威光でケイダッシュの谷口元一氏も無敵に
もう一つ、同じ連載"本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」"では、吉松育美さんの事件についても既に触れられていました。
“バーニング系”紛糾! テレビ局・スポーツ紙は谷口元一氏のどんな横暴を放置してきたのか(1/2) - 日刊サイゾー 2013.12.19
谷口氏をここまで増長させたのは、彼の行動を見て見ぬふりしていた所属のケイダッシュ・川村龍夫会長と、彼をかわいがってきた“芸能界のドン”と呼ばれるバーニングプロダクション・周防郁雄社長にも責任があることは間違いない。(中略)
筆者が初めて谷口氏の名前を耳にしたのは、“ハマの大魔神”といわれた佐々木主浩投手と結婚した、元タレント・榎本加奈子のマネジメントを担当していた時だ。当時、谷口氏は商品である榎本と“半同棲”をしていた。いわゆる、「商品であるタレントには手をつけない」という業界タブーを破っていたのだ。その後も、谷口氏はマネジメントを口実に、次々にお気入りの女性タレントを口説いてきた。その一方、セクハラもどきの口説きに乗らなかった女優は、業界から干されたといわれる。
井川遥は、今でこそドラマやCMで活躍しているが、谷口氏のマネジメントを断ったことで一時は業界から干された。
http://www.cyzo.com/2013/12/post_15523.html
あと、バーニング系列じゃないケイダッシュの谷口元一さんの関係がよくわからなかったのですけど、個人的に親しいということのようです。"谷口氏は「本籍は『ケイダッシュ』、現住所は『バーニングプロダクション』」と言われるほど、ケイダッシュの川村会長とバーニングの周防社長とべったりで、その威光を恐れ"られていたといった説明がありました。
それから、脅迫で名前を出された川田亜子さんについては、"川田さんは谷口氏の元を離れて、マット・テイラーという新しい恋人ができたことで、仕事を干され、追い詰められて自殺した"と書いていました。このマット・テイラーさんは、ミス・インターナショナルの吉松育美さんのエージェントです。繋がってますね。
話の辻褄はあっているように見えますけど、最初に書いたようにどこからどこまでが本当だかはわかりませんので、そのへんはご注意ください。
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