2010/5/3:
●日向ぼっこのぼっこの語源や意味は?誇り・惚け由来説が有力
●違うそうじゃない!「ぼっこ」は「ぼっち」と同じで妖怪という説も
●「ぼっこ」の意味を知らないなんて無知すぎる…と嫌味
●日向ぼっこのぼっこの語源や意味は?誇り・惚け由来説が有力
2010/5/3:
鬼ごっこの起源由来の異説 遊廓での遊び・口減らし・自然発生説など、昨日まで鬼ごっこの起源について書いてました。このときOKWaveにて「鬼ごっこ 起源」で検索すると、なぜか
「ひなたぼっこ」の『ぼっこ』の意味って?というのがヒット。気になって仕方ないからついつい読んでしまい、そこから大脱線していました。
まず、このひなたぼっこの「ぼっこ」についてですが、質問者は国語辞典には「『ひなたぼこ』が転じたもの」と載っているのは確認。しかし、肝心な『ぼこ』がわからなかったとのことです。これについて回答した、回答者の参考リンクなどによると、ひなたぼっこの由来には以下の2説があるとされていました。
(1) 「日向誇り(する)」という古語(動詞)があり、「日なたを向いて暖かくなる事」を意味し、ひなたぼこり」→「ひなたぼこ」→「ひなたぼっこ」と転じた。
(2) 「日向惚け在り」(ひなたほうけあり・日を浴びてほうけていること)の転で、「ほうけあり」の「けあ」の部分が「こ」という語に融合→「ひなたぼこり」→「ひなたぼっこ」と転じた。よって、「ぼっこ」は惚けているという意味である。
(2)を(1)の前の形と考えれば1説ですが、「ほこり」を「誇り」と表記している意味があるかもしれないので一応分けておきます。意味が通じないので単なる当て字のような気がしますけど…。
●違うそうじゃない!「ぼっこ」は「ぼっち」と同じで妖怪という説も
上記でひなたぼっこの由来は一応解決しました。ただ、回答者の中には納得されていない方もいて、ご自分で別の説を立てていらっしゃいます。
この方が言うには「ひなたぼっこ」以外に「座敷ぼっこ」という言葉があり、おそらく「ひとりぼっち」の場合の「一人法師」と同じで、起源的に「法師」で、それが、「ぼっち」から「ぼっこ」となり、「子ども」の意味が出てきたのではないかと思う、とされています。
検索しても出てこなかったそうですが、これと同様に雪ぼっこ・影ぼっこというものを聞いたことがあるとされていました。
雪ぼっこ……雪のなかにいる、子どもの姿の妖怪または妖精で、子どもと遊ぶ。
影ぼっこ……「影法師」と同じだと思うのだが、自分の影にひそむ何かの妖怪、霊的な存在で、子どもの姿の妖怪。
これら3つは明らかに共通性があり、関連するのはわかります。しかし、「ひなたぼっこ」については妖怪でも子供でもありませんから、いっしょにするのは無理があると感じてしまいました。
ただこの方は、「日向ぼっこ」は、仲良く日の光を浴びている姿が、子どもの妖怪が並んでいるようにも思えるとしていました。さらに、あるいは、日向ぼっこをしていると、いつの間にか、知らない子どもも一緒に日向ぼっこをしていて、後から、あの子どもは誰かというと、誰か分からない、実は日向に現れる妖怪だったという話です、と断言していました。これも妖怪だったという説です。
●「ぼっこ」の意味を知らないなんて無知すぎる…と嫌味
この方はさらに「ぼっこ」というのは、単独で「おぼこい子」というような意味で、世間知らずな、世間ずれしていない、可愛い女の子というような意味があるとしていました。
そして、この意味では、星新一さんの最初期のショート・ショート『ボッコちゃん』に出てくるバーのカウンター嬢の愛称にもなっており、「わざわざ、検索したり、調べたりしないと分からないような言葉ではないはずなのですが」といった皮肉も書いていました。
ただ、「『日向』の『世間知らずな子』だから『ひなたぼっこ』って言うのか、なるほど」とは、ちょっとならないでしょう。この回答者のように、ぼっこはほぼ間違いなく子供や妖怪を示しているという理解をしていないと、さっぱりわからないと思われます。
【本文中でリンクした投稿】
■
鬼ごっこの起源由来の異説 遊廓での遊び・口減らし・自然発生説【関連投稿】
■
チャッカマンの一般名は何か? ■
プロフィールとプロファイルは同じ?違う?profileじゃない? ■
土耳古、白耳義、伯剌西爾、日耳曼などで、「耳」「爾」を「ル」と読む理由 ■
死体と遺体の違い 受ける印象とマスコミ報道による使い分け ■
除夜の鐘はなぜ108回? ~煩悩の数というのは俗説~ ■
雑学・歴史についての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|