2018/04/05:
救命中の女性に土俵から降りるように指示
救命活動の邪魔は殺人未遂レベル
そもそも大相撲の女人禁制は捏造伝統
●救命中の女性に土俵から降りるように指示
2018/04/05:「フェイクニュースかと思った」という反応があったように、私も情報が間違っている可能性を感じて続報を待っていたのですけど、どうもマジっぽいですね。大相撲の八角理事長もそのまま認める謝罪コメントを出しています。
事件が起きたのは、京都・舞鶴市で行われた大相撲の春巡業。舞鶴市の多々見良三市長(67)が、土俵上であいさつ中に体調を悪化させて倒れてしまいました。そこで医師と見られる女性などが、土俵上で心臓マッサージを行うなど救命活動を行います。
しかし、信じられないことにその救命活動中に、女性は土俵から降りるようにとの場内アナウンスがあったそうです。頭おかしいってレベルじゃありません。
(
大相撲巡業で心臓マッサージ女性に土俵降りろと指示 - 大相撲 : 日刊スポーツ[2018年4月4日23時26分]より)
八角理事長も以下のように認めており、これはマジだった模様です。
「応急処置のさなか、場内アナウンスを担当していた行司が「女性は土俵から降りてください」と複数回アナウンスを行いました。行司が動転して呼びかけたものでしたが、人命にかかわる状況には不適切な対応でした」
(
大相撲の八角理事長が女人禁制の土俵騒動でコメント - 大相撲 : 日刊スポーツ2018年4月5日0時32分]より)
●救命活動の邪魔は殺人未遂レベル
こうした救命活動は、早ければ早いほど良く、1秒も無駄にできません。人殺しです。
ツイッター情報ですので真偽は不明ですけど、当初は誰も助けなかったという話もありました。というか、そもそも医療体制を整えていないってことなんでしょうね。観客でも病人が出ることがあるため、かなりまずい体制だと思われます。
●そもそも大相撲の女人禁制は捏造伝統
うちでは伝統を守ることの弊害について、複数の観点から書いてます。大相撲の女人禁制もまた、今回のような問題を起こしました。
ただ、そもそも大相撲の女人禁制の場合、捏造された伝統の可能性が濃厚なんですよ。このことは、
大相撲の女人禁制、実は伝統じゃなかった? 捏造の可能性を指摘でやっています。
伝統を守ることの問題点以外に、日本ではこのような捏造された伝統が多いことにも問題があります。
【本文中でリンクした投稿】
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