2021/12/09追記:
●男性トイレに革命!と話題なのに、普及が進まない意外な理由 【NEW】
●節水などの利点、手洗い器つき男性用小便器がエコ大賞で優秀賞
2014/1/8:朝日新聞で
手洗いつき小便器、普及の兆し 西日本高速が設置(2014年1月4日10時00分)という記事が2日も続けて人気記事ランキングでトップに。ただ、そんなに話題になるのかな?と個人的には不思議に思いました。
記事によると、てっぺんに手洗い器がついた男性用小便器が2013年12月、エコプロダクツ大賞エコサービス部門の優秀賞を受賞しました。西日本高速道路会社と衛生陶器大手TOTOの共同開発。手洗い水を便器の洗浄に再利用する節水機能が評価されたといいます。
一般の小便器は洗浄に水1~2リットルを使います。しかし、この手洗いつき小便器は15%ほど少なくなっています。2012年11月から大分自動車道の山田サービスエリア(SA)、2013年4月から名神高速の大津SAで導入。見た目の面白さもあり、ネットで「アイデアに感動した」と話題になったといいます。
西日本高速は、各地でこの手洗いつきを増やす考え。「洗面台が減り、トイレをゆったりつくれるかも」(広報)といった利点もあるようでした。
●「実に日本人らしい、チマチマしたアイデア」などと不評コメントも
何がそんなに良かったのか?と不思議に思い、検索してみると、
2ちゃんねるでは馬鹿にした反応が多かったことわかりました。ひょっとしたら悪い意味での閲覧の多さだったんですかね。例えば、「実に日本人らしい、チマチマしたアイデアですねw」といったコメント。15%減らせるなら相当だと思いますけどね。
より多かったのが混雑の話。「混雑する場所だと、分散しない分小便器に留まる時間が増えて混雑が酷くなりそうだな」「便器を占有している時間が長くなるので、混雑するような場所では、あまり設置せん方がいいかも」「小便しながら手を洗うのか? 終わってから洗うと混雑するだろ どこぞの大学様の考えそうなことだ」といった感じです。
最後のは開発者に大学はないので、変なコメントですけど、大体は理解できるもの。ただ、広報担当者が「洗面台が減り、トイレをゆったりつくれるかも」としていたように、洗面台が減った分、便器を増やせばあまり影響がない可能性があります。洗面台がもともと一つの場所など小便器を増やせない場合には、やはり混雑のおそれは否定できませんけど…。
●そもそも男性ではトイレをしても手を洗わない人が多い?
また、男性の手洗いが早いのと、そもそも男性では手を洗わない人がいるということを考えると、さらに混雑への影響は少ないと考えられるかもしれません。さっと小便を済ますので時間がかからず混雑しづらいというだけでなく、手洗いしない人がいるために、手洗い渋滞が起こりづらい可能性があるのです。
例えば、「便所行っても手を洗わないお前らには無用の長物だな」「小便ごときで手なんか洗うかよ」といった声がありました。もともと手を洗わない人が多いという話は、さっきの15%削減の節水効果が過大に見込んでいるんじゃね?という話にもなりかねないのですが…。
この手を洗わないというコメントでは、「つーか小便した後って手洗う?SAみたいにドア触らない所は洗わなくてもよくね?」がやや不思議だと感じたもの。小便しても手を洗わないにもかかわらず、ドアに触れることは気にするんですね。よくわからない心理です。
●ネガティブなコメントだらけの中、おもしろコメントも
もっとよくわからなかったのが、「こんなことしなくても配管変えるだけで同じこと出来るでしょ できないなら無理ってことだよ」というコメント。設計図や実際の配管を見たことないですけど、たぶん建屋内の排水は自然流下で回収しているんじゃないかと。そうなると、洗面台の後の水を小便器に回すには、新たな動力が必要となりますので配管を変えるだけじゃ無理な気がします。
また「下水のほうが料金高いよね」というコメントも意味がわかりませんでした。何かネガティブなのが多かったですが、おもしろかったコメントも。「吐きながも用がたせるので飲み屋にいいと思います」というものがあったんですよ。…ただ、汚い話でしたね。
●男性トイレに革命!と話題なのに、普及が進まない意外な理由
2021/12/09追記:もともと書いていたTOTOと西日本高速道路(NEXCO西日本)が開発した『手洗い器つき小便器』。
男性トイレに革命! 『手洗い器つき小便器』が話題に 普及へ課題も - withnews(ウィズニュース)(2017/04/1)によると、このトイレが「男性トイレに革命が起きた」とツイッターで話題になったことがあったそうです。
ただ、記事の時点ではまだ5年で4箇所という導入の少なさ。やはり普及していないんですね。私はそもそも需要がないからだと思ったのですが、NEXCO西日本によると、設置数が少ない最大の理由は意外なもの。事実上、導入するタイミングがトイレをまるごと改修する時に限られているため…ということでした。
4箇所はいずれもNEXCO西日本管内。本当に便利なら他社で導入してもらってもいいのではないかと思うのですが、どうなんでしょうね。当時のネット上では、「滞在時間が長くなるので混雑時に待ち時間が増える」「手を洗った後、便器周辺がぬれてしまう」といった指摘が上がっていたとのことでした。
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