2020/02/25:
●琉球大学医学部教授らが講師にパワハラ、データ盗用が発端?
●「犯罪行為」「医師として働く場所もなくなる」と恫喝し退職迫る
●琉球大学医学部教授らが講師にパワハラ、データ盗用が発端?
2020/02/25:琉球大学医学部・医学研究科の男性講師が教授2人と琉大を相手に損害賠償計730万円を求めた訴訟があったそうです。男性教授2人が男性講師に対して退職を迫るなどのパワーハラスメントを繰り返していたという理由でした。
これに対し、那覇地裁は、琉大のみに100万円の支払いを命じる判決。教授2人に対しての請求については、国家賠償法上の対象とならないとして退けたとのこと。別でやるべきってことですかね。原告は当然不服として控訴。また、琉大側も控訴しています。
判決によると、まず教授が無断で勝手に講師の研究データを論文などで使用して発表したため不和になっていたとのこと。これは本来なら論文の盗用などが疑われるところかもしれません。ただ、盗用疑惑などは裁判の争点ではありませんでした。
上記を理由に仲が悪くなっていたところで、講師の科学研究費補助金の申請に不備が見つかったところから、教授側が反撃に転じます。これに乗じて原告を退職に追い込むため、原告や家族に害悪が及ぶことをにおわせるようなどう喝を含んだ発言があったと、裁判で事実認定されてしまいました。
(
琉大医学部の教授がパワハラ 那覇地裁が賠償命令 講師に恫喝し退職を強要 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース 2020年2月24日 10:26より)
●「犯罪行為」「医師として働く場所もなくなる」と恫喝し退職迫る
那覇地裁の平山裁判長は「正規の人事上の手続きによることなく学外に排除することを意図した違法なハラスメント行為というべきである」としています。こうやって事実認定された経緯を見ていくと、全般的に教授側に問題があるように見えてしまいますね。
さらに検索して見つけた別記事の
「医師として働く場なくなる」 医学部2教授が講師にパワハラ 那覇地裁、大学に賠償命令 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス(2020年2月21日 05:00)だと、もう少し具体的な話がありました。
教授らは2012年、原告男性の研究費補助金申請の不備につけ込み「犯罪行為」とどう喝。懲戒免職の可能性を示唆した上で、「研究者としての退路は断たれ、医師として働く場所もなくなる」と執拗に自主退職を迫ったといいます。
こちらによると、そもそも補助金申請の不備があった遠因というのも、教授らによる研究発表方法に問題があったためだとしていました。また、原告代理人の高木吉朗弁護士は「大学の調査委員会はハラスメントを認定して厳重注意処分としたが、実効的な解決策を講じなかった」と提訴の経緯を説明していたそうです。
【関連投稿】
■
群馬大が加害者配慮でアカハラ隠蔽 退職要求パワハラに成功した教授も ■
アカハラセクハラで停職6ヶ月は重すぎ 鳥取大教授が提訴した結果 ■
新潟大学セクハラ・アカハラ准教授 悪質パワハラ教授は軽い処分 ■
近大で女子トイレ侵入盗撮、セクハラ、パワハラ、強盗、過失傷害! ■
名古屋大学の須藤斎・准教授、10歳女児にわいせつ行為の疑いで逮捕 ■
学校・教育・子どもについての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|