ロバート・ゲーツ元国防長官は、"ブッシュ前大統領の下で2年、さらにオバマ大統領の下で2年半にわたり国防長官を務め"ました。
そのゲーツ元国防長官が"ワシントンの内情を暴露した回顧録"というのを出すそうで、宣伝のためか既にいろいろと話が出てきています。
この回顧録で特にボロクソに言われているのが、現大統領であるオバマさんです。
【社説】オバマ大統領の実体暴露したゲーツ元国防長官の回顧録 - WSJ.com 2014年 1月 10日 14:46
ゲーツ氏の暴露話には以下のような内容が含まれる。オバマ氏とヒラリー・クリントン氏は、(ブッシュ前大統領時代の)2007年にイラク駐留米軍の増派に反対したことは完全に政治的判断だったことを認めた。
バイデン副大統領は自慢屋で、「過去40年間の外交や国内の安全保障に関するほとんど全ての主要政策で誤ちを犯してきた」。オバマ大統領はアフガニスタンに関する自らの戦略に自信が持てず、最初から撤退したいと考えていた。ホワイトハウスの国家安全保障担当スタッフには軍の将官を振り回すことが好きな老練な政治家があふれていた。そして、連邦議会は視野の狭い弱い者いじめばかりだった――。(中略)
オバマ氏は増派に対するひどい判断をしていたにもかかわらず大統領になった。だが、戦争を主に国内政治として扱う習慣は執務室にまで持ち込まれ、彼自身の政策を台無しにした。アフガニスタンの場合が特にそうだ。大統領は「自分の戦略を信じていないし、この戦争を他人事のようにとらえている。彼にとって、(戦争から)抜け出すことがすべて」だった。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304893004579311602889827512.html?dsk=y 別記事を読みましたが、けちょんけちょんでした。何一つ良いことを書いていません。
既に上で悪く言われているものの、ヒラリー・クリントンさんに関してはこのオバマ大統領よりはややマシなようで、「厳格な人物」としています。
ただ、上記のイラク駐留米軍の増派に反対したことをたいへんな間違いだとしており、"
オバマ大統領は戦争に対するいかなる信念も持たなかったが、
クリントン氏には度胸がなかったのだ"といった評価のようです。
一方でゲーツ元国防長官は、韓国大統領に関しても評価を述べています。タイトルだけ見て私はてっきり今の朴槿恵大統領のことだと勘違いしてしまいましたが、時期からして合わなかったですね。それ以前の大統領についてです。
ここまで読んで「その通り!」「よくわかっている」といった感想がありそうですが、続いてゲーツ元国防長官はその次の李明博前大統領についても評価しています。
私がダントツで「頭がおかしい」と思ったのは、李明博前大統領です。日本との外交では竹島訪問や天皇陛下への謝罪要求など一線を越える行動をしており、比喩的な意味ではなく、病気的な意味で精神がおかしくなってしまったのではないか?と半ば本気で心配しました。
(天皇陛下への謝罪要求については日本側の勘違いだと、麻生太郎さんは言っていましたが…。参考:
天皇陛下謝罪要求はしていない 麻生太郎元首相が韓国李明博大統領の真意を伝える)
で、その尋常ではない李明博前大統領を、ゲーツ元国防長官が何と言っていたのか?と言うと以下です。
後任の李明博前大統領は対照的に「意志が強く、現実的でとても親米的だった。本当に好きだった」と評価した。
これ一つだけで、一気にゲーツ元国防長官の言葉が信頼できなくなりましたわ。
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