2019/08/19:
●東京五輪で日本が考えた暑さ対策 アサガオで視覚的に涼しく…
●精神論でアメリカに勝とうとしてた戦時中みたい…などの反応多く
●熱中症リスク高い温度について組織委「自分の身を守る工夫をして」
●五輪組織委員会の会長「この暑さは日本にとってはむしろチャンス」
●東京五輪で日本が考えた暑さ対策 アサガオで視覚的に涼しく…
2019/08/19:東京オリンピックの暑さ対策は、どの対策も効果に問題があるものが多かったのですけど、特にすごくて話題になっていたのがアサガオの鉢を並べるという計画。体温を下げる効果はないものの「視覚的に涼しい」というのが、組織委員会の説明でした。効果がないことを認めています。
上記に続けて、組織委員会は「涼につながりそうなものは何でも試す」とも言っていました。おそらく「やれることはなんでもやっていて、すごく一生懸命仕事してるでしょ?」という感覚でむしろアピールしたんだじゃないかと思いますが、当然ながら普通の人はそのような受け止め方はしていませんでした。
●精神論でアメリカに勝とうとしてた戦時中みたい…などの反応多く
最初のツイートは戦時中の日本の精神論のことを思い出していました。2つ目のツイートの反応でも似たようなコメントが多くなっています。精神論重視は、日本の悪しき伝統ですね。
●熱中症リスク高い温度について組織委「自分の身を守る工夫をして」
日本の悪しき伝統の精神論としては、自己責任論的なところもあります。これは組織委員会も明言しており、アサガオについても載っていた
五輪テストイベントで暑さ対策検証 朝顔の鉢植えで「視覚的にも涼しく」― スポニチ Sponichi Annex スポーツという記事では、以下のように「暑さ対策は自己責任」みたいな話まで出ていました。
「対策はもちろんしていくが、観客の皆さまにも帽子を持ってくるなど自分の身を守る工夫をしてほしい」(東京都の若林憲環境政策担当部長)
これは、<セキュリティゾーンには日よけテントが設置されたが、内部の温度は32・5~33度を記録。熱中症が起こる危険が十分にある数値となった>という記述の後にあった話。最初にも書いたように、他の暑さ対策を含めても、熱中症が起こる危険性が高い状態を防ぐことはできていないということです。
●五輪組織委員会の会長「この暑さは日本にとってはむしろチャンス」
精神論的な話は豊富にあるので、他にも紹介できるものがあります。自民党の元首相で2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長は2018年、東京で気温40・8度を記録したことについて、以下のように語っていました。
「この暑さでやれるという確信を得ないといけない。ある意味、五輪関係者にとってはチャンスで、本当に大丈夫か、どう暑さに打ち勝つか、何の問題もなくやれたかを試すには、こんな機会はない」
(
森喜朗会長が語る、この猛暑が東京五輪成功のカギに - スポーツ : 日刊スポーツ[2018年07月24日10時32分紙面から]より)
記事では、「“ピンチはチャンス”という発想で、暑さ対策で日本のイノベーションを世界に発信する機会とも捉えた」という解説もしています。森さんは、東京の暑さはむしろチャンスなんだと主張していたようです。
なお、一部で「開催時期は決められなかったのだから日本は悪くない」という擁護があるものの、日本側(猪瀬直樹知事時代)が「アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候」と嘘をついて招致した、という経緯があります。森元首相を持ち上げたこの記事ですら、<開催時期は国際オリンピック委員会(IOC)が提示し、
東京側も織り込み済みで招致した経緯もあり、日程はずらせない>と認めていました。悪いのは日本ですからデマを信じないでくださいね。
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