2014/1/29:
●若者(20歳代~30代前半)の平均貯蓄額が高すぎ!貯金が少ない人が多いのになぜ?
●実は怪しい「給与が高い人じゃないと貯金できない」、使い方の影響も
●年齢とともに貯蓄額も増加…と思いきや例外の年齢が1つだけある!
●若者(20歳代~30代前半)の平均貯蓄額が高すぎ!貯金が少ない人が多いのになぜ?
2014/1/29:
22~34歳のビジネスパーソン、貯蓄額はいくら? - Business Media 誠によると、22~34歳のビジネスパーソン5000人に貯金額を聞いたところ、
平均は338万円となったそうです。そんなにあるんだ!と感じる人が多かったと思われます。
なぜ、そんなにあるんだ!と感じる人が多いと思ったかと言うと、調査では
半数以上の人の貯蓄額が200万円未満だったとも書かれていたため。半数以上の貯金額が200万円未満なのですから、338万円というのは相当な高額に見えるはずです。
ただ、ここで、「あれ?あれ?平均338万円なのに、半数以上の貯金額が200万円未満なっておかしくない?」と思う人もいるはずです。でも、上位3つはすべて200万円未満であり、本当に200万円未満の人が多いんですよ。この上位3つを足すと55%。半数を超えてきます。
1位 「50万円未満」(23%)
2位 「100万~200万円未満」(18%)
3位 「50万~100万円未満」(14%)
では、なぜ平均値が高いか?と言うと、一部の人が数値を引き上げているためです。500万以上の組が2割近くいますから、二極化した感じですね。実を言うと、年収や貯金ではこのようなことがよく起きるために、平均値はあてになりません。政府発表なんかも改めてほしいところですね。
「500万~1000万円未満」(12%)
「1000万円以上」(7%)
なお、分布としては、以下のような感じです。
<22~34歳のビジネスパーソンの貯蓄額の分布>
「50万円未満」(23%)
「50万~100万円未満」(14%)
「100万~200万円未満」(18%)
「200万~300万円未満」(12%)
「300万~400万円未満」(8%)
「400万~500万円未満」(6%)
「500万~1000万円未満」(12%)
「1000万円以上」(7%)
●実は怪しい「給与が高い人じゃないと貯金できない」、使い方の影響も
私は以前書いた通り、1000万円くらいはすぐ貯まりました。といっても、特に給料の高い会社ではなく、中小企業系です。理由としては、これまた以前書いた通り、残業の多い職種という理由があります。ただ、それよりもほとんど使わずにそのまま貯金していたというのが一番大きいと思います。
なので、特別に高給取りな人だけが数字を押し上げているわけではないのではないかと考えました。ただ、記事では普通に高給取りだから…という書き方していますね。以下で書いているボーナス300万円などあり得ず、私の場合はやはりかなり特殊なのかもしれません。
<平均貯蓄額が最も多い職種を調べたところ「投資銀行業務」の554万円。内訳を見ると、「500万~1000万円未満」(42%)が最も多く、次いで「1000万円以上」(24%)と、他職種に比べ高額貯蓄者が多い。貯蓄方法を聞いたところ、仕事で培った投資ノウハウを国債や為替運用に生かしたり、ボーナス(300万円以上)をそのまま貯金に回すなど、高収入者が多いようだ>
ただ、554万円とほとんど変わらずに「経営企画/事業企画」の512万円、以下「法務/知財」(490万円)、「人事」(486万円)、「総務・庶務」(477万円)と企画・事務系の職種が続きます。彼らの貯蓄の仕方は「定期預金に入っている」「会社の財形貯蓄制度を利用している」といった何てことないものです。
高給取りの方が貯めやすいは間違いありませんが、やはり貯めようと思えばある程度は貯まるんじゃないかと感じるところがありますね。貯蓄額が最も少ない職種である「映像クリエイター」(74万円)の方の「趣味や遊びにお金を使うから」「そもそも貯金をしていない」というコメントを見てもそんな感じがします。
●年齢とともに貯蓄額も増加…と思いきや例外の年齢が1つだけある!
また、グラフはなかったものの、年齢別の話がおもしろかったです。"年齢が上昇するにつれ貯蓄額も増加する傾向"というごく当たり前の傾向が見られる中で、"29歳から30歳に上がるタイミング"でだけ減少しているとのこと。
どうも「クルマやマイホームを買った」など、「30歳という節目の年に大きな買い物をすることで一時的に貯蓄が減る人が多い」ようです。そういうのあるんですね。私は給料日だから・ボーナスだから何か買うといった発想もないので想像できませんでした。
ただ、以前読んだ家計の節約の話(
節約生活でも貯金が増えない謎の家計簿 横山光昭氏が指摘する理由)では、節約一辺倒ではなく節目にご褒美を与えた方が持続しやすいという話もありました。
私みたいなほしいものが最初からほとんどなくて消費に誘惑を感じないという人は珍しいでしょうから、何か目標を立てながら楽しく貯蓄していくというのはアリだと思います。
【本文中でリンクした投稿】
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