2020/03/13:
●スポーツ、音楽、芸術…「できないくせに批判するな!」は妥当か?
●できないくせに批判するな!できる人以外に批判する権利はない?
●スポーツ、音楽、芸術…「できないくせに批判するな!」は妥当か?
2020/03/13:スポーツや音楽や芸術などが多いと思うのですけど、「(批判している人よりうまく)できないくせに批判するな!」という批判を見かけることがあります。ただ、これ、変だと思うのですよ。そうなると、ほとんどの人が批判できない…ということになりかねません。
正直、何もかも批判ばかりしている人というのは嫌な人だとは私も思います。とはいえ、批判が妥当と思えるようなケースまでこの論理で潰されてしまうと、弊害の方が大きくなるでしょう。また、この論理で批評ができなくなってしまえば、文化の発展に支障が生じるとも考えられます。
あと、そもそも「できないくせに批判すんな」の逆を考えても変な感じがしますね。この逆は「できる人なら批判して良い」ということ。これなら問題ないと思うかもしれませんけど、できる人だからと言って常に的確に論評するとは限らないため、妥当とは思えない批判がまかり通ることになりかねません。できる人であっても、おかしな批判は許されないべきです。
●できないくせに批判するな!できる人以外に批判する権利はない?
この関連で昔あった2ちゃんねるのコピペで、ちょっとおもしろいものがありました。2ちゃんねるのレスを集めた「ワラタ2ッキ」で「批判する権利 」(2006年08月06日)と題して、「漫画書けない奴は面白くないなんて言うな」理論について考えていたレスを載せたものです。この場合の論争はスポーツが発端だったみたいですが、漫画を例示してこの論理のおかしさを説明していました。
信者「NARUTOより面白い漫画書けないくせに批判すんな」
A「オマエはNARUTOよりおもしろい漫画が描けるんだな?描けないのに批判するな!」
B「漫画描いてみたよ、ほら」
A「なんだこれ、糞つまんねー」
B「ちょっと待て、俺の漫画を批判するのは俺よりおもしろい漫画を描いてからだ」
A「描いたぞ」
B「どっちがおもしろいか第三者に聞いてみないとな」
A「よし、Cに聞いてみよう」
B「ちょっと待て、それはCがおもしろい漫画を描いてからだ」
屁理屈くさいところがあるものの、そもそも発端の「できないくせに批判するな!」が変な主張ですからね。それを言い出すと、いろいろとおかしなことになりかねない…といった例示でしょう。
あと、今検索したら類型として、「じゃあお前がやってみろ」というのもある模様。これも結局、批判した人に対して批判したものよりもっと良いものを作ってみろ…という意味だと考えられそうです。
うちでは、過去に
批判する人ほど仕事ができない・自信がない人ほど批判的 理由は?というのをやっており、批判する人が良い人だと言いたいわけではありませんよ。実際くだらない言いがかりみたいな批判をする人も非常に多いわけですが、「できないくせに批判するな」と言うよりも、批判内容そのものの不適切さを指摘する方が本質的でしょう。
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