2018/05/18:
高橋尚子氏「片手間にはできない」「政治の勉強をした人が国民の代表になるべき」
「スポーツの能力と政治の能力は比例する」と本当に思う?
●高橋尚子氏「片手間にはできない」「政治の勉強をした人が国民の代表になるべき」
2018/05/18:スポーツ選手が政治家に転身することに関してですけど、立派だと感じたのが、マラソンの高橋尚子さんの話です。
"民も自もQちゃんに出馬打診"(2010年05月14日 スポーツ報知)によると、「民主、自民の2党から出馬オファーに近い打診があった」そうです。しかし、「『体が動くうちは、“現場”を通じて、恩返ししていきたい』と断った」とのこと。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100514-OHT1T00048.htm
この言い方だけですと、現役引退後の政界進出はあるのかな?と思わせる内容。ただ、もう少し詳しく書いている
「さすがQちゃん!」 出馬要請拒否に絶賛の声 2010年05月13日 J-CASTニュースを読んでみると、やはり政治家になることはなさそうな感じ。以下のような出馬を断った理由が書かれていました。
・「政治の勉強をした人が国民の代表になるべき」
・女子マラソン初の金メダル獲得で国民栄誉賞を受賞しており、その立場から「どこかの一政党の代表にはなれない」
・「政治は難しい世界ですし、その知識がないと片手間にはできません」(高橋尚子さんのマネジメントをしているARS)
・マラソン解説者やキャスターなどの仕事を通じ、スポーツ発展のために現場に立ち続ける。「二兎を追えば、一つのことを全うできなくなります。高橋の得意な分野でやっていきたいと思っています」(ARS)
●「スポーツの能力と政治の能力は比例する」と本当に思う?
この中で最も素晴らしいと思ったのは、「政治の勉強をした人が国民の代表になるべき」です。ただ、私はもうちょっと緩めでも良いと思っています。純粋に政治の勉強をした人…となるとかなり限られて偏りが出ますので、私は能力・経験を政治家として生かしやすい人であれば良いという考え。
そして、問題のスポーツ選手の政治家としての資質はどうなのか?と言うと、スポーツと政治とが私の頭の中ではどうにもうまく結びつかず、個人的には政治家としての能力が高い人はほとんどいないのではないかと思います。
全員が全員ダメとは安易に言いきれませんが、向いていない人というのも必ずそこにはいるはずです。ここらへんの考え方は、世襲議員の考え方と同じです。
「いや、この人は絶対に政治家向きだ」と皆さんが判断されれば、政治家になっても良いのですけど、現状の知名度が大きくものをいう選挙においては、あまりそれに関係せず有名なスポーツ選手(無論タレントも)に多くの票が集まってしまいます。結局、人気投票なんですね。
投票した方々が「スポーツの能力と政治の能力は比例する」という信念がおありでしたら仕方がないのですが、そうでなかったのでしたら、投票前に今一度考えていただきたいです。
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