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小保方晴子STAP論文画像、不正・捏造・改ざん疑惑 マウスの胎盤など


★2014/2/15 小保方晴子STAP論文に不正疑惑 「不自然な画像」で理研が調査に
★2014/2/16 小保方晴子STAP論文画像、不正・捏造・改ざん疑惑 マウスの胎盤など
★2014/2/17 小保方晴子論文STAP細胞、追試で再現性取れず 世界各地で検証中
★2014/2/19 ネイチャーも小保方晴子STAP論文の調査 「単純な取り違え」と擁護も


★2014/2/15 小保方晴子STAP論文に不正疑惑 「不自然な画像」で理研が調査に

 現時点で報じているのはまだ毎日新聞だけでしょうか? 私は他に見つけられませんでした。(毎日新聞はノバルティス・ディオバン論文でも力入れていましたので、この手のネタには一生懸命なのかも)
STAP細胞:「不自然な画像」指摘受け理研が論文を調査 毎日新聞 2014年02月15日 04時30分

 新しい万能細胞「STAP細胞(刺激惹起=じゃっき=性多能性獲得細胞)」を作ったと発表した小保方晴子・理化学研究所研究ユニットリーダーら日米の研究チームの論文について、インターネット上で「不自然な画像データが使われている」と指摘があり、理研広報室は14日、外部の専門家も加えて調査を始めたと明らかにした。理研は「研究成果そのものに問題はないと考えている」と説明する。

 調査対象は、1月30日付の英科学誌ネイチャーに掲載された論文2本。マウスのリンパ球に刺激を与えるだけで、体のあらゆる細胞になる多能性を獲得するという内容だ。【須田桃子】
http://mainichi.jp/select/news/20140215k0000m040163000c.html

 「不自然な画像」ですが、論文の捏造・不正の王道である画像の使い回しです。今回の対象は以下二点。

・論文の画像データの一部が過去の論文の画像を流用した可能性がある。
・STAP細胞から作ったとする胎盤の写真が使い回しされている。


 実は小保方晴子博士の論文に不正疑惑があることは、岡山大不正告発の報復で名誉毀損?森山芳則・榎本秀一教授らが提訴の下書き時点(2/13)で私も知っていました。岡山大で問題になっている教授のことを検索したときに見つけた、2ちゃんねるの不正追及スレで話題になっていたのです。

 ただ、この時点で紹介しなかったのには理由があります。下手に有名にしてしまうと、不正追及スレが荒れるおそれがあるためです。結局私は紹介しなかったもののその後スレを覗いてみると、朝鮮半島の人を差別する用語を使った不正を疑う人を罵倒する言葉が書き込まれるなど、やはり多少変な人が湧いていました。
(関連:小保方晴子STAP論文画像の捏造を疑う人に批判殺到、韓国人認定も)

 でも、こうして大手新聞社でも報じました。こうなると、大手新聞社よりずっと影響力のない私が隠している意味はなくなったので、私の方でもとりあえず1本書いておくことにしました。

 あと、2/14時点で書かなかった理由としては、まだまとまっていないために書きづらい、専門用語やスレ特有の隠語がわからず私が理解しづらい…というのもありました。

 これは結局解決していませんので、次に何か書くかは未定です。関連するであろうレスを抽出するだけでも、アリと言えばアリなんでしょうが…。


 ところで、スレでは小保方晴子博士の書いた複数の論文の不正疑惑が話題になっていて、これがまた理解を難しくしていました。毎日新聞が報じたのは今回のSTAP論文に関するものですが、どうもスレを見ていると学位を取った過去の論文(STAPとは無関係の論文)でも問題がありそうな感じでした。

 どの学位(博士、修士、学士)のときの論文なのかわかりませんでしたが、おそらく早稲田大学時代でしょうから、この先も理研では調査対象とならない可能性が高いです。ただ、学位をとった論文で不正があれば、普通は大ごとになります。(追記:気になって確かめたところ、日本で「学位論文」と言う場合は博士論文だけを指すようです)

 うちで結構熱心に不正論文シリーズをやっているのでご存知でしょうが、不正論文が一つ出るとそれを端緒に芋づる式に次々と問題ある論文が出てくるということはよくあります。

 この理由は特に想像しづらいものではないでしょう。不正を行うという時点で倫理観がない人である可能性が高いです。そういう倫理観のない人が繰り返し不正を行いやすいというのは、至極もっともなことです。

 小保方晴子博士の論文不正はまだ「疑惑」の段階であり、断定的にものは言いません。ただ、今回の問題から飛び火して「疑惑」がより広範囲に燃え広がるという可能性は十分にあり、注視していた方が良さそうです。


★2014/2/16 小保方晴子STAP論文画像、不正・捏造・改ざん疑惑 マウスの胎盤など

 <小保方晴子STAP論文に不正疑惑 「不自然な画像」で理研が調査に>についての続報。まだまだ「捏造確定」ということじゃないのですが、いろいろと疑惑が出ているのを見つけました。

 私のサイトでも何度か紹介している11jigen(JuuichiJigen)さんが、問題の画像を比較しながら載せているページを既に作っていらっしゃいました。撤回にまで至った捏造論文などの指摘で実績のある方です。前回掲載するか迷った2ちゃんねるの不正追及スレを紹介するよりこちらの方がいいですね。ただ、海外啓発を兼ねて英語での記述です。

On the articles of Haruko Obokata, who discovered STAP cells
http://stapcell.blogspot.jp/
Alleged image manipulation  2014年2月14日金曜日
http://stapcell.blogspot.jp/2014/02/image-similarity.html

 また、同じく論文不正問題への言及ではお馴染みのブログ世界変動展望さんでも、上記のページを紹介していました。こちらは日本語です。

小保方晴子が筆頭著者の論文の不適切さについて - 世界変動展望 2014-02-13 00:30:26
http://blog.goo.ne.jp/lemon-stoism/e/008ac025ee1ccf4c694869f09b053ee7

 ネイチャー論文で疑惑が出ている画像は現在3点。11jigenさんのサイトで1つ目、世界変動展望さんで3つ目に載せているマウスの胎盤の写真。うち2つ目の画像の作成者は片瀬久美子さんというサイエンス・ライターの方。お二人のツイートが画像の補足になっています。

小保方晴子STAP論文画像、不正・捏造・改ざん疑惑1

小保方晴子STAP論文画像、不正・捏造・改ざん疑惑2

論文捏造&研究不正 ‏@JuuichiJigen 2月13日
(略)Fig1b最右画像とFig2g下画像の胎盤部分だけが、なぜか互いに類似。しかも2画像の実験条件は互いに異なる?前者はSTAP細胞のキメラ、後者はFI-SCのキメラ
https://twitter.com/JuuichiJigen/status/434000488069996544

PKA ‏@PKAnzug 2月14日
@kumikokatase 自然の造形として酷似するには、マウスの胎盤は大きすぎるんですよね。あそこまで似てると、もう「同じものである」と見なされて然るべきなので、画像または文章にミスがあったか、あるいはそれ以上の問題と考えざるを得ないです。

片瀬久美子 ‏@kumikokatase
.@PKAnzug 指摘されている胎盤の写真の類似性は、私の方でも検証してみました。とても似ていますね。 
https://twitter.com/kumikokatase/status/434166887530782722

 これ以外に11jigenさんのサイトでは、あと数点類似画像の指摘があります。

小保方晴子STAP論文画像、不正・捏造・改ざん疑惑3


小保方晴子STAP論文画像、不正・捏造・改ざん疑惑4

 また、世界変動展望さんでリンクされていた画像を見ると、11jigenさんで指摘されていた以外の画像も拡大しており、問題視しているのかもしれませんが、画像の出どころが不明で詳細はわかりませんでした。

小保方晴子STAP論文画像、不正・捏造・改ざん疑惑5

 ちょっとナーバスになっているところがあり、これらの中には「考えすぎ」である決定的でない指摘も含まれているかもしれません。ただ、こういった疑いを持たれて、それを否定しながら説をより確からしいものにしていくことが健全な科学の発展です。


 うーん、こうなってくると過去に何気なく書いたことが、いろいろと思い出されてきます。

 直前に書いた小保方晴子STAP論文に不正疑惑 「不自然な画像」で理研が調査には既に疑惑が発生してからのものですが、"不正論文が一つ出るとそれを端緒に芋づる式に次々と問題ある論文が出てくるということはよくあります"と書いていました。

 また、岡山大で不正論文とその隠蔽を内部告発 告発者は森山芳則薬学部長らで書いた"(不正疑惑は)写真の使い回し。生物・医学系の研究不正では十八番です。門外漢としては不思議に思うのですが、多くの方がこの種の不正をしながらネットで叩かれるだけで、それ以上の大きな問題になっていません"は、まさに今回と同種の手法です。

 それから、常識破りのSTAP細胞で小保方晴子「細胞生物学の歴史を愚弄」とまで言われるではこう書いていました。
 米ハーバード大医学部に留学中に"動物細胞を外部刺激で初期化できるのではないかという感触を初めて得た"ものの、"当時の実験データだけでは証明することができず、周りの研究者からは「きっと間違いだ」と言われた"そうです。

 ただ、科学の世界は証拠の積み上げで説得するものですからね。疑似科学などなら「信じない奴が悪い」とか、陰謀論を唱えるとか、「教祖様が言っているから正しい」とかで良いのですが、科学なら納得させるデータを十分に示す必要があります。

 今回はさらにもう一回逆転というケースになりかねません。

 上記のようにSTAP細胞は直感的にはもともと「怪しい」というものでした。私も世界が驚くSTAP細胞と小保方晴子への海外の反応「ノーベル賞を受賞できる」において、"ネイチャーに載らなかったら、私ももしかしたらトンデモ理論だと思ったかもしれません"と正直に書いています。

 また、ヒトでもSTAP細胞作製に成功?ハーバード大バカンティ教授らが写真公表では、バカンティ教授の写真公表に関しての感想。
 水を差すようですが、喜ぶにはまだかなりフライング気味です。朝日新聞のタイトルでも「ヒトのSTAP細胞作製か」と最後に「か」を付けているように、まだ全然確実な段階ではありません。

 "STAP細胞特有の分化できる能力は確認していない"、"胞内で働いている遺伝子などは調べておらず、STAP細胞だとの証明はできていない"ですので、当然"専門の科学誌にも掲載されていない"という状態です。

 査読を通って「やっぱり嘘でした」ということもありますが、とりあえず通れば一人前で、その段階にすら至っていないものは玉石混交です。

 今回も査読を通ったものの「やっぱり嘘でした」というケースになってしまうのでしょうか?

 しかし、前回の小保方晴子STAP論文に不正疑惑 「不自然な画像」で理研が調査にで書いた通り、理研は今回の疑惑の部分は研究の根幹部分には関わらないと主張しています。

 11jigen(JuuichiJigen)さんのツイートを見ると、かなり怪しいケースでもネイチャーは過去に差し替えを許しているようで、実際にスッと通るかもしれません。
論文捏造&研究不正 ‏@JuuichiJigen
小室一成氏らがNature誌論文を大量訂正したが、これを許せば、 不正を疑われたら生データを隠滅し論文撤回を逃れようという動きに繋がるのでは?
20:02 - 2014年2月13日

論文捏造&研究不正 ‏@JuuichiJigen 2月14日
Nature Groupは、小室一成氏らのNature Medicine誌論文の疑惑画像を、同誌のOn line上から何の断りもなく、こっそり差し替えるという、読者を欺く行為を既にやってのけている。http://6254.teacup.com/topaz/bbs/t3/5n- …
https://twitter.com/JuuichiJigen/status/434175729534631936

(以下、上のリンク先の掲示板)

[5] 断りなきデータの差し替えはよろしいのでしょうか 投稿者:匿名メール 投稿日:2014年 1月 9日(木)22時03分25秒

下記のNatureグループの医学論文で、極めて憂慮すべき事態が発生しています。

Nat Med. 2009 Sep;15(9):1082-7. doi: 10.1038/nm.2014. Epub 2009 Aug 30.
A crucial role for adipose tissue p53 in the regulation of insulin resistance.

Supplemental Fig. 2cのデータがいくつも差し替えられています。
旧: http://isseikomuro.blogspot.jp/2013/05/nat-med-2009-sep1591082-7.html
新: http://www.nature.com/nm/journal/v15/n9/suppinfo/nm.2014_S1.html

差し替えも憂慮すべきかも知れませんが、最も憂慮すべき点は、差し替えをした旨の記載が現時点でどこにも見当たらないことです。

このような修正が今後常態化するのであれば、捏造問題は無くなるでしょう。そして、科学も溶けて無くなるでしょう。
http://6254.teacup.com/topaz/bbs/t3/5n- …

 最後にJ-ADNIデータ改竄で厚労省田村憲久大臣、内部告発のもみ消しをはかるで書いたものを。
 厚労省がなぜここまで露骨に問題の火消しをやっているのか?と言うと、2ちゃんねるでも指摘されているように莫大なお金が動いているためだと思われます。(中略)

 うちでも連日書いたSTAP細胞の件で「もっと国として支援しよう!」と一部で盛り上がっているようですが、怪しいお金の使い方もあるわけで、その内容には十分に注意を払う必要があります。

 このときはSTAP細胞の件で不正疑惑が持ち上がるとは思わずに書いていましたが、改めて注意しなくてはいけないという思いを強くする疑惑噴出です。

 STAP細胞の件では、安倍晋三首相ら国の動きも「軽すぎる」といった批判が出ていました。国が支援する場合は慎重にその妥当性を検討しなくてはなりません…という話なのですが、その前にとりあえず国はJ-ADNIでの内部告発潰しと内部告発者迫害を即刻やめなくてはいけません。STAP細胞で浮かれている場合じゃないです。

★2014/2/17 小保方晴子論文STAP細胞、追試で再現性取れず 世界各地で検証中

 最初に書いておきますが、今回のものはまだ成功例が出ていないというもので、小保方晴子博士らのSTAP細胞論文を決定的に否定するものではありません。

 小保方晴子STAP論文に不正疑惑 「不自然な画像」で理研が調査に小保方晴子STAP論文画像、不正・捏造・改ざん疑惑 マウスの胎盤などでも私は断定的な書き方をしていませんでしたが、こちらの追試は粗いところがありそうで、さらに慎重になった方がいいと思います。

 前置きはこれくらいにしておいて、本題。海外の掲示板のようですが、日本人も含めて複数の研究者がSTAP細胞論文を元に追試、STAP細胞作製の再現を試みていることを報告しているようです。

STAP NEW DATA | Knoepfler Lab Stem Cell Blog
http://www.ipscell.com/stap-new-data/

 どうも6つ(8つ?)のチャレンジがあって、今のところ全滅という結果らしいです。ただ、元ページは英語なので読む気がしません。ということで、下記の日本人の反応でも適当に拾っていきます。

STAP細胞追試掲示板の感想ツイートまとめ - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/630003
どちらかというと懐疑派の科学者のサイトにSTAP細胞の追試報告ページがある。今のところ失敗3例。まだ初回のトライだから再現性の有無は何とも言えない。

5つの研究チームにおいてSTAP細胞の再現性が取れていない模様。詳細なプロトコルが近々公開されると期待。

STAP追試実験の結果も集まりつつあるね。
しかも図入りで充実(?)してきた。
http://t.co/CS0yOTIFgF(引用者注:前掲と同じページ)
6個の報告、ぜんぶネガティブみたいだね。

 以下はよくわからんかった感想。
真っ赤っ赤やないですか。STAP細胞の再現は難しい、ということなのかもしれないけど、成功した人はここには書かんと論文にするよなぁ。はてさて。

みんなで再現実験して結果を共有しようぜ、という査読なしブログでは失敗報告が相次いでいた。でも上手く行った人は論文投稿するよね。

 単なる追試に論文の価値があるんですかね? また、「成功したよ」と言えないってことはないでしょう。そうなると、ヒトでのSTAP細胞について成功をほのめかせて写真を公開したハーバード大バカンティ教授は馬鹿みたいだということになります。(関連:ヒトでもSTAP細胞作製に成功?ハーバード大バカンティ教授らが写真公表)

 以下も変な気が…。
STAPの論文に沿ってやったけど再現できなかったって報告が出てきたのね。酸にさらして生き残った細胞の30%が幹細胞化するわけだからかなり低確率になるから実験系のスケール次第じゃ全くでない可能性もあるわけか

 30%ならものすごい確率であり、低くありません。たぶん30%ってのは途中の確率のことでしょう。実際には「生後1週のマウス脾臓のリンパ球を使用した場合のSTAP細胞となる確率は7-9%」(Wikipedia)と発表しており、しかもこれでもとても高い確率だと宣伝していました。

 「7-9%」なら10回に1回も成功しないということです。そう考えるととても少ないように思えますが、1回の実験で1個しか細胞を使ってはいけないということはないですから、10人チャレンジでやっと1人くらいということにはならないはずです。


 ケチばかりつけていましたが、以下のものは一番妥当だと思ったツッコミ。私が最初に「追試は粗いところがありそうで」と書いたのは、これらを読んだせいです。
STAP細胞の追試の結果が全部ネガティブだってなってるけど、誰もCD45+の血液細胞使ってねーじゃんw まずは論文の通りの細胞使えよw

なんで同じ血液細胞使ってないの

8つの追試全てがネガティブ。ただマウスTリンパ球のみという全く同じ材料を使っての追試がないことが引っかかる。そろそろそれも試しては?

 これ見て「えー!?」と思いました。「追試」「再現性」と言っていたので、同じ条件でやっているんだと思いました。私が先ほど「再現したところで論文にならないのでは?」と言ったのもそういう理解です。

 正直詳しくないのでよくわからないのですが、違う条件でやった場合は「追試」や「再現」と呼べない気がします。

 あと、「コツがいる」発言もありました。
STAP細胞。追試( http://t.co/bY0A71in7Y )によると、Nanog-EGFP Tgを使うと「うまく増殖させられない」が「弱いGFP positive細胞塊」はいるらしく(自己蛍光かもしれんけど)、培養はコツが必要か。早いとこ詳細を公開して疑念を払拭するべき

 ただ、論文に書かれている情報で再現できないというのは、論文に問題がある気がします。

 私が勝手に思っていただけかもしれませんが、論文において実験方法を記載するのは、他の人が同じ条件で実験して再現できるようにするためだと考えていました。

 「誰もできないけど、私ならできます」という実験は、魔術や秘術ならそれでも良いでしょうけど、科学としては意味がありません。誰にも再現できない研究結果は、人類の役にも立たないとも言えます。

 Wikipediaの説明もどうぞ。
追試(ついし)とは、発表された論文,特許,試験等に基づいてその実験・分析を第三者が行い、真偽を確認する行為。

通常、とある説や、新物質(高温超伝導物質等)が学会にて発表された場合、第三者の追試を経て、同じ結果が出た後にそれが事実であると認められる。

追試が行われていない論文は、まず、その必要が無い程周知の事実であるか、もしくは、追試に値しない実験としての基準を満たしていない内容であることを示す。

 再現性のWikipediaも。
再現性とは、ある事象がテーマとなった時に、それを成り立たせていると考えられる要素や要因に還元したときに、同じ要素や要因を条件として整えた時に、再びまったく同じ事象が起こる性質をそなえていること。

これを備えている時は、再現可能な実験内容と手順に従って、異なった実験から同じ結果が得られるのなら、実験結果は妥当なものとされ、その事象は科学的再現性があるとされる。(中略)

研究者や研究者グループによって作成された実験内容は、一般に他の独立した研究者たちによって評価されるものである。つまり、オリジナルの研究を行なったグループと同じように実験を繰り返して、同じ結果を生まれるかどうかが、他の研究者たちによって確認されなくては、その実験内容の正当性が認められない。

 ごちゃごちゃ説明するの面倒くさいなぁと思いつつも、私はこれがあるから実験方法を事細かく書く必要があるんだろうなと思って論文を書いていました。(まあ、言うほど細かく書いていませんでしたけど)

 この実験方法の不確かさについてはこういう記述もありました。
特許の問題から作成方法の詳細が伏せられた結果追試が上手くいかない、って事は無いのかなぁ。

 正直特許絡みのことは考えたことなかったです。でも、それって論文としてアリなんですかね?

 腑に落ちないところはありますが、ライバルたちに少しでも情報を与えないために敢えて曖昧に…というのは、競争の激しいところだとあり得るのかもしれません。ここらへんは保留。


 上のまとめの他にSTAP細胞の追試について書いている掲示板も見つけました。気になったのはこれ。
BioTechnicalフォーラム [STAP細胞]

No.2782-96 - 2014/02/16 (日) 05:32:55 - 独り言
あらあら、スタップ細胞の風当たりが厳しくなってきてしまった。
韓国人さん達はメシウマ状態でしょうか。

いや、まてよ、そもそも追試するためには
マウスの交配1-7日
妊娠20日
出産後1-7日
スタップ細胞培養1週間かかるわけ。


まだNature発表から2週間しか立ってないんだから、現在の追試結果を出している人は、たまたま妊娠したマウスを他の実験のためにもっていて、ちょっと追試をしてみた程度。ましていきなりアダルト細胞やひと細胞で追試して、追試できなかったと言っているひともいる。まぁあと1ヶ月ぐらいしたら多くのラボの追試結果がでて、ハッキリするでしょう。
http://www.kenkyuu2.net/cgi-biotech2012/biotechforum.cgi?mode=view;Code=2782

 とりあえず、最初の韓国人うんぬんは余計ですね。小保方晴子STAP論文に不正疑惑 「不自然な画像」で理研が調査にで2ちゃんねるの不正追及スレでこういう人が湧いていたと書きましたが、自分で自分の発言の価値をおとしめています。

 ただ、最後の"アダルト細胞やひと細胞で追試して、追試できなかったと言っているひともいる"はさっき書いた論文と違う方法を試しているという話であり、妥当っぽいです。

 気になったのは間の部分の話。そんなに時間かかるって話でしたっけ?とWikipediaを確認。「STAP細胞の作製に要する期間は2-7日」とありました。これはもともとSTAP細胞の重要な宣伝文句でしたから当然です。

 一応、上記のレスでの「スタップ細胞培養1週間」がこれに当たるだけとも考えられます。それ以外にいろいろと準備があるから再現実験はまだできるはずがないという主張です。

 しかし、これにしてもSTAP細胞を作る専用のマウスを交配の段階から作らなくちゃいかんということになり、そんな主張していたっけ?と疑問に思います。大体にして、これ人間でやる場合どうするの? STAP細胞用にヒトの「交配」から始めるんでしょうか?

 引用した時点ではそこまで変だと思わなかったのですが、ちょっと考えるとすごく変な気がしてきました。掲示板での反応はこちら。
No.2782-97 - 2014/02/16 (日) 05:44:35 - yyy
> たまたま妊娠したマウスを他の実験のためにもっていて、ちょっと追試をしてみた程度。
>

「その目的のために特別に交配・妊娠させたマウスでないとだめ」と言うことは原理的にあり得ないのだから、たまたま持ってるのも同じで良い、と言うか同じでなくてはいけないのでは? と思うのですが。
その辺の理屈が理解出来ませんね。

仮に、「特定のstrainのマウス出ないとダメ」「実験を意識して念じながら、特別にその目的のためだけに交配・妊娠させてないと上手くいかない」とか言うのなら、当初の話とはかなり異なりますね。


No.2782-98 - 2014/02/16 (日) 10:18:44 - おお
飼育環境、餌は微妙な違いをもたらす可能性がありますね。


No.2782-99 - 2014/02/16 (日) 11:47:53 - 平成の無責任男
>[Re:98] おおさんは書きました :
> 飼育環境、餌は微妙な違いをもたらす可能性がありますね。

細胞実験であれば、FBSのロットによってMAPKのベースレベルが変わったという報告は聞いたことがあります(記憶違いかもわかりませんが、確か論文もあったと思います)。

しかし、ごく普通の飼育環境、餌を使った場合で、実験結果に影響を及ぼすほどの違いがもたらされたという話を私は聞いたことがありません。私はこれは無視しても良いファクターかと思っていました。

そのような例を報告した文献等あるでしょうか?例えば、A社とB社のnormal chowを使ったところこのような表現型の違いが出た、などの。もしそういう文献など知っていたら教えて下さい。

 うん、やっぱりこれは屁理屈くさいですね。

 ただ、前述のように再現実験やっている方の条件がネイチャー論文と異なっているという指摘が複数あり、そちらの方は妥当性のあるツッコミだと感じます。

 しっかりした追試でなおかつある程度の量が出るまで、早まったことは言わない方が良さそうです。


★2014/2/19 ネイチャーも小保方晴子STAP論文の調査 「単純な取り違え」と擁護も

 小保方晴子STAP論文に不正疑惑 「不自然な画像」で理研が調査にの件、論文を掲載したネイチャーも調査を始めた模様です。
STAP細胞:「画像」をネイチャーが調査 毎日新聞 2014年02月18日 12時11分(最終更新 02月18日 13時29分)

 あらゆる細胞に変化できる万能細胞「STAP細胞=刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得細胞=」の作製成功を発表した理化学研究所など日米の研究チームの論文について、論文を掲載した英科学誌ネイチャーは18日、画像に不自然な点があるなどと指摘されている問題の調査に乗り出したことを明らかにした。

 STAP細胞は、小保方(おぼかた)晴子・理化学研究所研究ユニットリーダーを中心に作製した。しかし、STAP細胞が変化したとされるマウスの胎盤の写真が、別の条件で実験した写真に酷似しているなどと指摘されている。ネイチャーはホームページ(HP)上に、共同研究者のコメントや現時点で判明した情報などを紹介する記事を、17日付で公開した。【斎藤広子】
http://mainichi.jp/select/news/20140218k0000e040272000c.html

 マズいなぁと思うのが、"小保方さんからは、現時点で回答がないと記載している"こと。どうも小保方晴子さんからネイチャーへコメントがないみたいです。

 マスコミへの取材を拒否するのはいいですが、論文掲載誌に対して無反応というのはたいへん心証が悪いです。説明が一番必要なときにだんまりでは、疑惑が増すのも致し方ありません。たとえ今回最終的に問題がなかったとしても、今後問題児として扱われるかもしれません。

 小保方晴子リーダーからコメントはなかった一方、共同研究者の若山照彦・山梨大教授はきちんと回答していました。ネイチャーの記事では、"写真が酷似していることを認め"たものの、「100枚以上の画像を小保方さんに送っており、混乱があったのではないか」と擁護したようです。

 さらに「私たちだけではSTAP細胞の作製は難しかったが、小保方さんに教えてもらい自力で成功した。だから結果は正しい」と話したみたいです。訳の違いか、これをネイチャーも小保方さんらのSTAP調査(日刊スポーツ、共同)では、"ネイチャーに対し「私自身STAP細胞を作製したが、結果は完全に正しい」と説明した"と書いています。

 また、NHKのSTAP論文に不自然な写真 ネイチャー調査では、"「胎盤の写真は数百枚あったので単純な取り違えだと思う。STAP細胞が出来たという論文の結果には何ら影響はないと考えている」と話しています"とありました。これはネイチャーとは別に聞いたものかもしれません。

 なお、これらの話はおそらくマウスの胎盤写真のみの話だと思われます。しかし、小保方晴子STAP論文画像、不正・捏造・改ざん疑惑 マウスの胎盤などで書いたように、ネイチャー論文において疑いが向けられている画像は多数あります。そこらへんはまだ俎上(そじょう)に載っていないのかもしれません。

 ウォール・ストリート・ジャーナルで違う情報源のものを掲載していますが、結局胎盤画像の話です。
小保方論文の画像に疑問の声―理化学研究所が調査開始 - WSJ.com By ALEXANDER MARTIN

 理研は、問題となっているネイチャー論文の中の画像には、論文の著者たちが新しい種類の幹細胞(いわゆるSTAP細胞)から作製したとする胎盤の画像が含まれている。しかし「PubPeer」など、論文発表後のピアレビュー(専門家仲間による発表論文内容の吟味)サイトでは、同じ胎盤の画像が複数回にわたって使われているようだとの一部のコメンテーターの主張が投稿されていた。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304445404579390380027891304.html?dsk=y

 ただ、先程のネイチャーも小保方さんらのSTAP調査では、別の論文に関する話も少しありました。
 小保方氏らが2011年に別の科学誌に発表した幹細胞に関する論文にも問題が見つかり、論文の責任者のハーバード大教授(引用者注:バカンティ教授だと思われます)が既に訂正を申し入れているという。教授は「純粋なミスで、論文のデータや結論には影響がない」と説明している。

 うーん、これは博士論文とまた別なんですかね? 最初の小保方晴子STAP論文に不正疑惑 「不自然な画像」で理研が調査にで書いたように、ネイチャー論文以外にも博士論文についての疑惑が出ていました。私は博士論文は早稲田大学でのものだと思っていたので、上とは別かな?と考えました。とりあえず、Wikipediaを見てみます。
早稲田大学大学院先進理工学研究科生命医科学専攻博士課程修了。博士(工学)(早稲田大学)。学位論文「三胚葉由来組織に共通した万能性体性幹細胞の探索」(2011年3月)。大学院在学中、ハーバード大学医学部のチャールズ・バカンティ教授の研究室に2008年から2年間留学。

 時期的には学位論文(博士論文)とは別っぽいですが…。で、検索してみましたが、小保方晴子さんの名前だけ書いているものしか見つからず。よくわかりませんね。
(追記;やはり別論文。早稲田大も小保方晴子の博士論文を調査 広報は「影響しない」と先手で書きましたが、博士論文でハーバード大論文と同じ画像を使用という関係のようです)

 とりあえず、理化学研究所は「研究の本質部分については揺るぎないものと考えているが、指摘があったため確認のために調査を始めた」(NHK)としていました。若山照彦教授も前述の通り「STAP細胞が出来たという論文の結果には何ら影響はないと考えている」としています。

 ただ、バカンティ教授は「純粋なミス」、若山照彦教授は「単純な取り違え」と説明しています。実はこれらの説明は正真正銘捏造として取り下げられる論文における言い訳と全く同じなんですよね。今回は本当にケアレスミスなのかもしれませんが、この言葉だけで「はい、問題なし」というわけにはいかないところがあります。

 ややこしいのが、ほぼ黒確定だろうという論文においても、こういった説明による画像の差し替えは、ちょくちょくまかり通っているということです。科学の世界は絶対的で厳しいものだと思っている人もいらっしゃるようですが、実は意外にいい加減なんです。ですから、過去の例から考えると、仮に差し替えが行われたとしてもただちに白判定とはなりません。疑いの声は完全に沈静化できないという面倒くさいことになります。
(追記:ここらへんのところかな?と思いますが、コメントをいただきました。小保方晴子STAP問題で浮上 単純ミスで結論OKなら論文は問題なし?で紹介させていただきました。また、早稲田大も小保方晴子の博士論文を調査 広報は「影響しない」と先手でもう少し詳細な画像のミスの説明も載せています)

 また、既に報道されているだけでも、ネイチャー論文とバカンティ教授の関わる論文という別々の論文で「ミス」が起きています。さらに前述の通り胎盤画像以外に、ネットではもっと多くの疑問点が出ています。これは小保方晴子STAP論文画像、不正・捏造・改ざん疑惑 マウスの胎盤などで書きました。

 ネットの指摘が全部的外れっていうのであれば、まだ影響は少なそうです。しかし、完全な的外れではなかった場合は深刻です。たとえ論文の正当性には影響がない軽微な「ミス」であったとしても、「論文の主要部分じゃないから構わない」じゃ済まないでしょうね。「あまりにも数が多すぎて不自然だ」と思われて当然です。

 そうなると、小保方晴子リーダーの信頼性に影響することは避けられないでしょうし、STAP細胞研究も停滞を引き起こすおそそれがあります。

 今はただそうでないことを願うしかありませんが、前回までで強調したように疑惑の目を向けることそのものを批判してはいけません。ピアレビュー(査読)で検証されているという話もあったように、こういった検証を拒否するというのはもう「科学」ではありません。宗教のたぐいです。

 疑問の声から逃げずにきちんと答えることが、STAP細胞および小保方晴子リーダーが信頼を得る一番の近道です。


 関連
  ■岡山大で不正論文とその隠蔽を内部告発 告発者は森山芳則薬学部長ら
  ■J-ADNIデータ改竄で厚労省田村憲久大臣、内部告発のもみ消しをはかる
  ■その他の科学・疑似科学について書いた記事

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