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STAP細胞問題 小保方晴子,大和雅之,岡野光夫などの利益相反隠蔽


★2014/3/6 STAP細胞問題 小保方晴子,大和雅之,岡野光夫などの利益相反隠蔽
★2014/4/12 STAP論文共著者大和雅之教授「森口尚史論文の査読者も責任を」


★2014/3/6 STAP細胞問題 小保方晴子,大和雅之,岡野光夫などの利益相反隠蔽

 STAP細胞ネタは出し尽くし…のつもりでしたが、小保方晴子STAP論文問題 岡野光夫教授のセルシードとの利益相反などに飛び火の件で補足。JuuichiJigen(11jigen)さんのブログ見ていたら、私が思っていた以上に利益相反系の話がたくさんありました。

 直接的にSTAP細胞と絡むわけではないものの、岡野光夫東京女子医大教授の件だけでわんさか出ています。

小保方晴子のSTAP細胞論文の疑惑: 岡野光夫 2014年2月11日火曜日
http://stapcells.blogspot.jp/2014/02/blog-post.html

●2011年のNature Protocol誌の論文

内容:(株)セルシード社の製品の細胞シートの性能に関するもの
小保方晴子博士:第二著者
岡野光夫教授:論文の共著者。(株)セルシードの関係者。有価証券報告書(S0008294)によると東京女子医大の岡野光夫教授は2010年12月31日の時点で、当社株式138,000株と新株予約権1,010個を所有
大和雅之教授:論文の(株)セルシードの関係者

 これは前回も出てきた論文ですね。「”金銭的利益相反は無い(The authors declare no competing financial interests.)”と宣言してい」たようです。

 "利益相反事項(論文出版により金銭的利益を得たり失ったりする可能性のある企業の社債や株の保有など)は、論文投稿の際に開示するべき"とされています。利益相反行為そのものより隠蔽するのが悪いという話です。


●2011年のTISSUE ENGINEERING誌論文

内容:セルシード社の関連の深い細胞シートに関する研究の報告
小保方晴子博士:第二著者
岡野光夫教授:責任著者。セルシード社大株主で役員

 しかし、岡野光夫教授らは論文中において、金銭的利益相反を否定しているようです。マズいなぁ、これは…。

 以下も同様。

●2010年のCirculation誌論文

内容:セルシード社に関連の深い細胞シートに関するもの
岡野光夫教授:共著者。セルシード社大株主で役員

●2009年のJ Clin Invest.誌論文

内容:セルシード社に関連の深い細胞シートに関するもの
岡野光夫教授:共著者。セルシード社大株主で役員

 最後のものは小室一成教授グループの論文みたいですね。STAP細胞論文での疑惑が出る前の不正疑惑論文界のスター的存在だったようです。
小室一成グループ 論文疑惑

東京大学大学院医学系研究科循環器内科学の小室一成教授(元千葉大学、大阪大学)の研究室が発表した論文に関する疑惑についてのまとめブログ。 疑惑1: 不適切な複製実験画像について。  疑惑2: 小室一成教授が代表を務めた降圧薬バルサルタン(ディオバン)の臨床研究VARTに、ノバルティスファーマ社の白橋伸雄氏が身分を隠蔽して統計解析に関与していたことが判明しています。組織ぐるみの詐欺的販売促進活動か?
http://komuroissei.blogspot.jp/

 あっ、ノバルティス・ディオバン問題にも絡みあったんですね。「また東大」という覚えしかなかったのですが、そっちの絡みもあるとは…と思って検索かけたら、私のブログでも出てきていました。私がお名前を覚えていなかっただけか…。

 過去に書いたものってのは、ディオバン論文でデータ不一致の千葉大、「不正なし」と謎の見解ですね。今は東大ですが、千葉大在籍時のことが問題になっています。

 それにしても、小室一成教授はすごいですね。ご自身の件だけでも疑惑があるのに、ディオバン問題、STAP細胞問題という最近の日本を代表する二大疑惑にも絡んでいます。本当この不正疑惑業界(?)の顔となる素質を秘めた有望株です。


 セルシード関連の利益相反未記載問題は、下記のページにも3つ載っています。

小保方晴子のSTAP細胞論文の疑惑: 利益相反事項の隠蔽問題 2014年2月13日木曜日
http://stapcells.blogspot.jp/2014/02/blog-post_44.html

 ただし、1つ目と2つ目は先ほどと同じ論文みたいです。ですので、最後だけ新作です。ただ、こちらは論文ではなくて特許でした。


●STAP細胞に関わる国際特許(WIPO Pub. No.: WO/2013/163296)

 小保方晴子氏ら理研、チャールズ・バカンティ教授らのハーバード大学医学部ブリガム&ウィメンズ病院、大和雅之氏の東京女子医科大学らが共同で出願中のものだそうです。

 "Natureグループの雑誌では、このような利益相反事項(論文掲載の可否によって価値が変わるような特許を出願している場合など)は、論文投稿の際に開示する義務が"あるものの、これが例によって「金銭的利益相反は無し」と明記。Natureの規約の”Personal financial interests(個人的な金銭的利益)”の項目に違反しているようです。


 あと、大和雅之教授の件でも補足。ツイッター途切れるくらいならいいじゃないと思うのですが、私が前回追記したものの他にも欠席している学会があるようですので、合わせ技で心配なことに。ひょっとして行方不明状態なんですかね?
STAP細胞論文の共著者大和雅之さんに何がおきたのか。重要学会を次々 はてな匿名ダイアリー

共著者のひとりである大和雅之教授が2月5日を最後にtwiterを休止してることがわかった。(中略)

再生医療研究に携わる日本国内の学者が一堂に会する再生医療学会総会が3月4日から始まるが、

大和教授はこの重要学会の座長を辞退したことも明らかになった。

またこのほかにも、大和教授は3月2日の日本獣医再生医療学会の特別講演をキャンセルしてることがわかった。
http://anond.hatelabo.jp/20140225162613

 ツイッター投稿の最後の日である2月5日の時点で疑惑の声が上がっていたので、その関係か?という憶測があるようです。この時点ではまだまだ疑惑が燃え広がる前でしたので、だとすればずいぶんと素早い動きだと思います。(以下、一部省略)
小保方晴子のSTAP細胞論文の疑惑: 小保方晴子氏の騒動の経緯

2014年2月5日(米国時間)  Pubpeerで、 Nature Article論文の電気泳動画像の不正疑惑が浮上する。
2014年2月12-13日 Tissue Engineering誌の論文の不正流用画像が2ch生物版スレで指摘され、世界変動展望ブログに図がUPされる。
2014年2月14日 小保方晴子氏、総合科学技術会議土壇場で欠席(時事通信)
2014年2月15日 理化学研究所が2月13-14日に小保方晴子氏に聞き取り調査を行ったと、毎日新聞により報道される。
2014年2月16日 慶應大学の吉村氏、TCR組み換えのデータの件を指摘
2014年2月17日 明石市立市民病院研修担当部長の金川氏も、TCRの件を指摘
2014年2月17日(米国時間) Natureが調査を開始する。
http://stapcells.blogspot.jp/2014/02/blog-post_5586.html

 上に理研の聞き取り調査の話が出ていますが、理研(理化学研究所)はこの後ほとんど動きなしです。ネットでは論文共著者である笹井芳樹副センター長の上原賞贈呈式がある3月11日まで粘る気なのでは?や、東日本大震災報道のある3月11日にぶつけるのでは?みたいな憶測まで飛んでいました。

 しかし、時間が経ってもこの問題は風化するどころか、より大ごとになってきています。こんなことになるとは1ヶ月ほど前は夢にも思いませんでしたわ。

 …と下書きした後に、理研の作製手順公表が来ました。
STAP細胞の作製手順を公表 理研、国内外の要望受け 2014年3月5日20時09分 朝日新聞

 新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」について、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)は5日、詳しい作製手順をまとめた文書をウェブサイトで公表した。国内外の研究者から「論文の情報だけでは細胞を作れない」などとして、より詳しい手順の公開を求める声が出ていた。(中略)

 今回は、この細胞の作り始めから終わりまでを8段階に分けたマニュアルを公表した。STAP細胞に変えたい細胞は事前に酵素などでバラバラにしておくことや、オスの細胞のほうがメスよりできやすいなど、細かな注意点も記した。(小宮山亮磨)
http://www.asahi.com/articles/ASG355HWPG35PLBJ001.html

 一斉に各社が報道して、素人目にはこれで疑惑完全払拭か?と思うかもしれません。実際、各社の報道を読んでみるとそんな雰囲気です。しかし、2ちゃんねるの専門板はそうでもなさそうですね。

 私はよくわからないので議論がある程度まとまるまで内容を紹介することも避けますが、今まで擁護側に立っていた人が批判派に寝返るほどめちゃくちゃな作製手順だったようで、2ちゃんねるの検証スレは祭り状態。逆に住人の疑念はいっそう増したようです。


★2014/4/12 STAP論文共著者大和雅之教授「森口尚史論文の査読者も責任を」


 ずっと使い方が思いつかなくて手を付けていなかった話。STAP細胞論文の共著者の一人で大和雅之東京女子医科大学教授ですが、こんなツイートをされていたそうです。
大和雅之 ‏@yamanyan
森口のSci Repの論文。誰が査読したのか知らんが、そいつらも責任とってほしい。また、そいつらにレビュー回したEditor-in-chiefも猛省して欲しい。こんなジャーナルは廃刊すべき。
7:18 - 2012年11月20日
https://twitter.com/yamanyan/status/270908983722774528

 「森口」というのは偽iPSの森口尚史さんのことです。
森口 尚史(もりぐち ひさし、1964年(昭和39年) - )は医科学研究者(知的財産法・医療統計)。学位は博士(東京大学・2007年)。(中略)

2012年(平成24年)10月、読売新聞により「ハーバード大学客員講師」の肩書きで「iPS細胞を使った世界初の心筋移植手術を実施した」と大々的に報じられたが、多方面から数々の疑義が提起され、その2日後に同新聞は「同氏の説明は虚偽」とし、それに基づいた一連の記事は誤報であったことを認めた。東京大学などがいまだ調査中である。一方、森口は世界初のiPS心筋移植となる1例は事実であると主張した。
Wikipedia

 「Sci Repの論文」ってのは、おそらく下記のことでしょう。
2012年(平成24年)11月 - イギリスのオンライン誌「サイエンティフィック・リポーツ」は9日に、森口による論文2本の掲載を撤回した。森口自身も内容の正確さが保証できないとして、撤回を希望していた。

 査読者については、俗に言う性善説に基いているために不正の発見は難しいという擁護があります。私はそれじゃもういけないという段階に来ているのでは?と思っていますが、一般的な説明としてはそうです。

 しかし、大和雅之教授はそういった査読者にも責任があり、論文を載せたオンライン誌の編集者は猛省し、オンライン誌は廃刊すべきだという厳しいことをおっしゃっていたようです。

 大和教授は今入院されていてたいへんなようですので申し上げづらいですが、一方で共著者の場合の責任はどう考えていらっしゃるのでしょう? 果たして査読者や編集者より責任は軽いと言えるのでしょうか?

 実は共著者に関しても査読者と同じような擁護は存在します。単純な不正の発見の難しさだけでなく、現代の論文では細かく役割分担をしていて他人のやっている部分がわからないというのも理由としてよく挙げられます。

 ただ、良くないと思うのが「勝ち馬に乗る」とも表現されるような、関わりの薄い名誉職のような共著者、あるいは論文の箔付けのための共著者です。こういう共著者の加え方が慣例化することで、私は論文に対する責任の希薄化に繋がっているんじゃないかと思います。要するにみんな無責任になっているのでは?という話です。

 STAP細胞論文においても、以下のような報道がありました。
STAP論文:極秘研究…サインだけの共著者 議論どこに
毎日新聞 2014年04月02日 05時40分(最終更新 04月02日 08時14分)

 発表されたSTAP細胞の論文2本には14人の研究者が名を連ねるが、中には論文の実験や解析に全くかかわっていない「共著者」がいたことが、取材で明らかになった。

 その研究者は「自分はSTAP細胞研究には携わっていず、論文中のデータにも一切貢献はしていない。草稿も見ていない。共著者の一人に頼まれて(論文投稿に必要な著者としての)サインをした」と明かす。疑惑だらけの論文になってしまった今、後悔する。「(サインを)迷うべきだったかもしれない」

 「オープンな議論」が売りだったはずのCDBの共著者らは、ずさんな論文を見逃した経緯について取材に応じていない。再生医療に詳しい研究者は「若手研究者を育てるため、論文の原稿を仕上げる部分は協力していたものの、データのチェックが十分でなかった可能性がある」と話す。【須田桃子、斎藤広子、八田浩輔】
http://mainichi.jp/select/news/20140402k0000m040174000c.html

 大和雅之教授は理論段階での貢献であり、問題となっている部分については確かに関わりが薄いでしょう。

  ■STAP論文、共著者の役割 笹井芳樹,若山照彦,バカンティ,小島宏司など

 しかし、名前が入る以上、論文が撤回になれば迷惑を被るわけです。共著者としての名誉を受けられる一方で、リスクもあるのは明らかです。共著者らがあらかじめ論文についてよく精査しておくというのは、リスク管理の上でも本来は必要なことだったでしょう。

 研究倫理に詳しい御園生誠・東京大名誉教授は以下のようにおっしゃっています。

「共同研究者は当然、生データをベースに議論すべきだし、それを怠ったとすれば問題だ。不正行為に直接手を出していなくても、指導的立場にあったシニアの研究者たちの責任は、小保方さんと同等以上に重い」

 上記はたぶん大和教授のことは念頭に置いていないと思われます。おそらく笹井芳樹・理研発生・再生科学総合研究センター副センター長を一番意識していると想像されますが、ご本人はこんな感じでした。
STAP論文:笹井氏 コメントで組織的な隠匿は否定
毎日新聞 2014年04月01日 22時48分(最終更新 04月02日 00時04分)

 私は、既に作成された図表データを基に、文章を書き上げる面で他の共著者に教授・助言をする役割を主に担っており、今回問題となりました図表データの過誤は全く認識せずにおりました。このことには忸怩(じくじ)たる思いでございますが、これらは自らの研究室以外で既にまとめられていた図表データであり、他の実験結果との整合性が高いものであったため、画像の取り違えやデータの処理上の不適切な過程について気付き、それを事前に正すことには限界がありました。しかし、報告書にあるように、いかなる場合も実験の詳細にさかのぼった検討の努力を行うべきであり、この点が不足していたとのご指摘は深く反省すべきものとして真摯(しんし)に受け止めております。
http://mainichi.jp/select/news/20140402k0000m040130000c.html

 笹井副センター長は自信満々の発言をしていらしたのですから、これじゃ済まないと思います。また、論文が通った場合の利益としては、小保方晴子研究ユニットリーダー以上に大きいので問題という話すらありました。ここらへんは笹井さんメインの話ということでまた別の機会に書きます。

 ただ、成功したときの利益はありがたくいただくけど、問題が起きたら筆頭著者の小保方晴子さんのせい…って構図は、笹井副センター長にしても、大和教授にしても変わらないんですよね。同じことは大々的に宣伝した理研という組織そのものにも言えます。

 問題化したときの責任と成功したときの利益の受け手が一致していないとき、責任を取らなくて良い人は不正の発見に力を割く動機が弱いです。こういったいびつな構造は、研究不正を増す構造だと言って良いでしょう。


 関連
  ■小保方晴子STAP論文問題 岡野光夫教授のセルシードとの利益相反などに飛び火
  ■セルシード役員の岡野光夫、STAP細胞に絡みiPS細胞がん化発言
  ■その他の科学・疑似科学について書いた記事

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