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ビットコイン論文のサトシ・ナカモト(中本哲史)を発見?情報錯綜


 「発見」というのも変な話ですが、実在すら疑われていましたので、本名でちゃんといたというのは驚きです。しかも、年齢が意外でした。
ビットコイン考案?「ナカモト氏」発見 米誌報道  :日本経済新聞 2014/3/7 10:43

 米誌ニューズウィーク(電子版)は6日、インターネット上で流通する仮想通貨ビットコインの考案者として、米カリフォルニア州ロサンゼルス市近郊に住む64歳の男性を写真付きで紹介した。(ニューヨーク=蔭山道子)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0701K_X00C14A3000000/

 64歳だそうです。お年ですね。もう仕事を引退しちゃっているような年齢。もっとコンピュータ世代の申し子みたいな若い人だと思っていました。

 ああ、日経新聞も実在性に触れていました。
 同誌によると日系米国人の男性の名前は「サトシ・ナカモト」。ビットコインが生まれる直前にネット上に公表された、金融機関を介さない電子マネー(ビットコイン)の理論を説明した論文の著者名と一致する。ネット上では「サトシ・ナカモト」の名前がひとり歩きして「偽名だ」などの臆測が飛び交っていた。

 年齢の話をしましたが、もちろんこの分野に疎いわけではありません。時事通信は、"米連邦航空局(FAA)で通信ソフトウエアの仕事に携わったこともある技術者"と書いていました。日経新聞は以下のような書き方。

"カリフォルニア州立工科大学を卒業した後、航空やIT(情報技術)などの企業で働いた経験があるという"

 "趣味は鉄道模型"なので、奥さんは「(無国籍通貨のアイデアは)鉄道模型を海外から取り寄せる際にかかる銀行の手数料や為替の交換レートにストレスを感じたことが理由ではないか」と言っているみたいですね。本人いるんだから本人に聞けばいいのにと思うんですが、語ってくれなかったんでしょう。

 ちなみにナカモトさんは"大分県の別府生まれで、子供の頃に米国に移住した"人のようです。


 ビットコインに関するナカモトさんの説明は、以下のようなものです。

「私はもう(ビットコインに)関わっておらず、お話しできない」
「現在は引き継いだ他の人々が管理している。私はもう無関係だ」

 でも、アメリカメディアは話を聞こうと自宅周辺に押しかけているそうです。こんな話までありました。
(以下の記事では名前を「ドリアン・サトシ・ナカモト」としています。報道によっては「ドリアン・S・ナカモト」というものもありました)
CNN.co.jp : ビットコイン創始者? ナカモト氏追いカーチェイス 米 2014.03.07 Fri posted at 10:32 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 仮想通貨ビットコインの生みの親と思われる人物を突き止めたという米誌ニューズウィークの記事をきっかけに6日、報道陣がこの人物の車を追いかけてロサンゼルス中を走り回るカーチェイスを展開した。

渦中の人物は元エンジニアのドリアン・サトシ・ナカモト氏(64)。ナカモト氏は寿司を食べながら取材させてほしいというAP通信の申し出に応じ、プリウスに乗り込んだ。

ところがカリフォルニア州テンプル市の自宅を出ると大勢の報道陣が待ち構えていて、ナカモト氏を追い回し始めた。(中略)

他社の記者たちもツイッターで、いったん停止してまた発進し、幹線道路に入って西へ向かい、ナカモト氏の自宅から約22キロ離れたAP通信の支局で追跡を終えるところまで刻々と伝えた。
http://www.cnn.co.jp/tech/35044916.html

 今は無関係なのにえらく迷惑をかけているようにも思えます。ただし、管理に無関係というだけで、ビットコインを保有していないというわけではないのかもしれません。

 根拠があるのかわかりませんが、日経新聞では"時価で4億ドル(約412億円)相当のビットコインを所有しているとされる"とありました。これはニューズウィーク由来なのかな?

 一方で上記のカーチェイスの記事では、"ナカモト氏はAP通信の取材に対し、自分はビットコインの創始者ではないと語"ったとしています。それどころか、"3週間前にマスコミの取材を受けるまで、ビットコインのことは聞いたこともなかったと話している"そうです。

 これは明らかにニューズウィークでの受け答えと異なりますが、結構この否定記事も多く出回っています。どうなってんの?
ビットコイン考案者の「ナカモト」氏か、日系人男性が関与否定 2014年 03月 7日 10:43 JST ロイター

[テンプルシティ(米カリフォルニア州) 6日 ロイター] 報道を受け、日本のメディアを含む報道陣が6日朝、ナカモト氏の自宅前に集まったが、同氏は同日午後、「ビットコインには関係していない」などと関与を否定した。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2601F20140307

 さっきの4億ドルは誤報かも。こちらでは"防衛関連会社ヒューズ・エアクラフトで勤務した経験を持ち、資産は4億ドル(約412億円)に上る"と書かれています。本当情報が錯綜していますね。

 一方、ビットコインとの関わりですが、ニューズウィークが一から十まで創作しているということもないでしょうから、「ビットコインには関係していない」の方が間違いの可能性が高そうです。こういう記事もあるのです。
ビットコインの生みの親見つかる、謎が解けてちょっと複雑 - Bloomberg

3月6日(ブルームバーグ):利用を促進する団体のビットコイン財団の主任科学者、ギャビン・アンドリーセン氏は「サトシ・ナカモト」と連絡を取り合っていた数少ない人間の1人だが、ドリアン・ナカモト氏がビットコインの創造者であるかどうかを直ちに明言はしなかった。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N210S66KLVRP01.html

 これで関係ないということはないでしょう。ナカモトさんの弟は次のように語っているそうです。
ビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」の正体究明 - 米Newsweek | マイナビニュース

これまでにナカモト氏からビットコインのことを聞いたことがある家族は1人もいない。しかし、誰もがその可能性を認め、そしてナカモト氏が話さないことを当然と思っている。ナカモト氏の弟のアーサー・ナカモト氏は、兄のことを「頭脳明晰」「素晴らしい物理学者」と讃えながら、同時に「兄はろくでなしだ」と言っている。自分の世界に完全にこもってしまう変わり者だという。だから、Goodman氏がビットコインのことをナカモト氏に聞いても「彼は全てを否定するだろう。ビットコインを始めたなんて、絶対に認めたりしない」と述べている。
http://news.mynavi.jp/news/2014/03/07/047/

 このマイナビニュースは一番詳しかったですね。ニューズウィークの記者が突き止めた経緯も詳しく書いています。私が最初に書いたように「仮名だと思われていた」という話は今回の報道でも多かったですが、以下のような推理があったようです。
ビットコインの生みの親を追っていたGoodman氏は「Satoshi Nakamoto」を偽名やペンネームではないと考えた。身元を隠すために付ける名前としては、欧米では目立ちすぎる名前だからだ。Satoshi Nakamotoを本名と見なして該当する人物を調べていく内に、あるホビーショップの顧客がGoodman氏の目にとまった。Satoshi Nakamotoは論文の表現から、年齢が高く、そして米・英の表現を使う人物と見られていたが、その顧客は英国からもパーツを入手する年季が入った鉄道模型マニアで、そしてコンピュータの知識に富んでいた。

 年齢が高いことも予想されていたんですね。知りませんでした。
メールのやりとりにこぎ着けたものの、ビットコインについて質問したら返信が途絶えたため、Goodman氏はその人物が住むカリフォルニア州テンプルシティを訪れることにした。最初の訪問では門前払いを受けた。次に警官2人と共に訪れた時に、車庫前の道で会話することができた。(中略)目の前の人物が誰なのか知らなかった警官は、その場でビットコインのSatoshi Nakamoto氏だとGoodman氏から聞いて仰天したという (以下、Bitcoinの生みの親を「Nakamoto氏」、加州在住の男性を「ナカモト氏」と記述)。

 これを読むと、最初だけうっかり口を滑らせて、後から否認に転じたという感じですね。

 また、先ほどのビットコイン財団のアンドリーセンさんですがメールなどのやり取りのみで、"開発者としての経歴やこれまでに関わったプロジェクト、出身地などを質問しても全て無視された"とわかりました。

 あと、"ナカモト氏の長女によると、同氏は1990年代に2度の解雇を経験し、そして家族と暮らしていた家を失ったことで銀行や政府への不信を募らせていた"といった動機を想像しています。アンドリーセンさんも"Nakamoto氏が政治的な理由でビットコインを作ったという印象を持って"おり、"銀行や銀行家が富を得られる今日のようなシステムをNakamoto氏は好ましく思わず、もっと公平なシステムを思い描いていた"としていました。

 ただ、ナカモトサトシさんがビットコインの生みの親である「Satoshi Nakamoto」と同一人物であるかには、なおも慎重な見方をしている人がいるとも書かれていました。ここまで一致することはそうそうないような気がしますけどね。


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