日本の犯罪こぼれ話をまとめ。<脚フェチじゃなく肩フェチ?肩もみ強盗現る>、<「くそじじい」と言われキレた老人、小1をモデルガンで撃って逮捕>、<経営者も同僚も気づかなかった女装男子中学生ホステス>、<「本当に釈放でいいの?」窃盗犯もびっくり 誤認逮捕ならぬ誤認釈放>などをまとめています。
●日本の犯罪こぼれ話 脚フェチじゃなく肩フェチ?肩もみ強盗現る
2014/3/23:こぼれ話系のストックから犯罪に関するものだけ集めようと思いました。ところが、これがすごい数になってしまって一度では紹介しきれません。こぼれ話としては、犯罪絡みが一番多いジャンルなのかもしれませんね。ですので、今回はさらに日本国内の話という縛りを設けてみます。
2006年に35歳の女性が住むアパートに侵入した泥棒は、かなり変わっていました。動けないように女性を縛った後、数時間に渡ってこの女性の肩をもんでいたというのです。胸や脚などではなく、「肩」。"警察の広報は「肩もみ」についてのコメントは避けたのですが、被害者女性が暴行を受けた形跡はない"とも発表しています。
逮捕されたのは韓国人29歳の男性は犯行を認めた上で、数時間も女性の肩をマッサージした理由については、「彼女をリラックスさせるため」と話していました。記事では、"アパートに侵入後、
銀行が開く時間まで女性の肩をもみながら待っていたと考えられている"と書いていました。
("肩をもんでリラックスを要求、「肩もみ強盗」逮捕される "(ロイター・世界びっくりニュース リンク切れ [ 2006年05月14日 11時59分 ])より)
しかし、いくら何でも数時間ってのはキツイですよね。海外で発信された日本の記事の逆輸入であるのなら、どこかで誤訳が発生しているのかもしれません。
なお、この泥棒は女性に"キャッシュカードの返却を要求"されたため、"現金21万円とキャッシュカードを強奪し、現金自動預払機(ATM)で女性の口座から98万円を引き出し"た後に、"郵送でカードを送り付けてきた"というよくわからない律儀さも示しています。
カードを戻してあげたというのも不思議ですが、だからこそこぼれ話記事として配信される価値があったんでしょう。
●「くそじじい」と言われキレた老人、小1をモデルガンで撃って逮捕
次は元気すぎるおじいちゃんの話。アメリカだったら実弾放ちそうなタイプのおじいちゃんですから、たいへんなことになっていました。日本で良かったですね。<「くそじじい」小1をモデルガンで撃つ>([2007年6月25日22時0分]日刊スポーツ 元アドレス不明)という記事でした。
記事によると、近所の小学1年の男児(6)をモデルガンで撃ち、けがをさせたとして、神奈川県警川崎署は傷害容疑で川崎市川崎区の74歳の男性を逮捕しました。男児に向けてモデルガンを発射し、プラスチック製の「BB弾」1発を右こめかみに命中させ、軽傷を負わせた疑い。以下のような経緯でした。
<容疑者は、自宅前の路上で男児が姉らと両親の車のクラクションを鳴らして遊んでいるのを注意したところ、男児に「くそじじい」などと言い返され逆上、モデルガンを持ち出した。関容疑者は「カッとなった」と話しているという>
●お腹すいた?不法侵入し鶏肉を焼いていたら見つかり逮捕される
ストックに入っていたのでそのまま紹介したのですけど、次の話はイマイチパンチが足りないかな?とも感じました。ただ、改めて読み直してみると、鶏肉の盗難も白状した上で被害者がいっしょに盗んだ家に確認に行って、さらに警察署まで同行…というあたりは、やはり奇妙ですね。ほのぼのします。
・不法侵入し鶏肉を焼いていた男逮捕 (2012 年 05 月 17 日 16:00 KNB NEWS)
<富山市で17日午前、男性が帰宅すると、自宅の台所に知らない男がいました。
富山北警察署によりますと17日午前11時ごろ、富山市北部に住む46歳の男性会社員が帰宅したところ、見知らぬ男が1階台所のガスコンロでフライパンを使っててのひらほどの鶏の一枚肉を焼いていました。
男性会社員が「何をしているんだ」と問いただすと男はすぐに観念し、抵抗などはしなかったということです。
鶏肉は近所の家から盗んだと話したことから男性会社員は男を連れてその家に行き、盗まれていたことを確認して富山北警察署に同行して引き渡しました。
(中略)容疑者は犯行を認めていて、盗みを働こうと鍵がかかっていなかった男性会社員の家の玄関から上がりこんだということです>
http://www2.knb.ne.jp/news/20120517_32429.htm
●経営者も同僚も気づかなかった女装男子中学生ホステス
次は「女装男子中学生ホステス」というこのワードだけですでに十分インパクトのある話。最初、警察が女性と間違えたのかと思ったら、経営者も同僚も気づかなかったといいます。これはさらに高ポイントですね。今回の中では今のところ一番笑いました。
・雇ったホステスは女装の男子中学生 経営者気づかず 朝日新聞 2009年9月20日? 元アドレス不明
<中学2年生(14)をスナックのホステスに雇い、客の接待をさせたとして、沖縄県浦添市のスナック経営者(32)が18日までに児童福祉法違反などの疑いで那覇地検に書類送検された。ところがこの「ホステス」、実は女装した男子中学生。警察に知らされるまで、経営者は女の子と信じていた。
沖縄県警の調べでは、経営者は今年3月ごろ、求人雑誌を見て応募してきた「女の子」を面接した。自前のスカートやかつらをつけた中学生は、年齢を「19歳」と偽り、名前の末尾を「子」に変えていた。経営者は住民票などで年齢を確認しないまま採用を決め、4月から6月中旬まで働かせていたという。
中学生は小柄で、化粧をして出勤。店のカラオケで歌ったり、閉店後に同僚のホステスらと食事に行ったりしても男とさとられなかった。学校を長期欠席しがちで、調べに対し「遊ぶ金が欲しかった」と言っていた>
●「本当に釈放でいいの?」窃盗犯もびっくり 誤認逮捕ならぬ誤認釈放
大阪府警がまた不祥事 ズレた防犯カメラ設定時刻を元に誤認逮捕など、最後は近年不祥事だらけである大阪府警のちょっと古い話を。<誤って釈放の男、別の署に「本当にいいのか?」>(2011年11月10日22時49分 読売新聞)という記事です。
<大阪府警富田林署総務課の40歳代の警部補が、窃盗罪での起訴に伴い勾留されていた塗装工の男(22)を、誤って釈放していたことがわかった。(中略)
府警によると、男は8月以降、同府羽曳野市内で起きた2件のひったくり事件について窃盗罪で起訴され、富田林署に勾留されていた。10月17日、強盗傷害容疑で再逮捕されたが、今月7日に処分保留となった。
警部補は、同容疑についての釈放指揮書が大阪地検堺支部から届いたため、同日中に男を釈放した。(中略)
府警は10日、男を別のひったくり容疑で再逮捕した>
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111110-OYT1T01217.htm リンク切れ
さらにおもしろさを増していたのが、男が「本当に釈放でいいのか」と釈放されたのとは別の警察署を訪ね、発覚したということ。誤認釈放してしまった警察署が気づいて再度捕まえたんじゃないんですね。富田林署では、他の警察署から指摘されるまで全く気づかなかったようです。
一方、窃盗犯の人は、何で自分からそんなこと言い出したんでしょうね。釈放されたくなかったのかな?と思ってしまいます。あと、やはり不祥事だらけの大阪府警、その片鱗は既にこの頃から見せていた感じですね。これ、凶悪犯だったら洒落になりませんわ。。
以上。ちょうど良いくらいの文量になりました。タイプとしてはいろいろですが、最後なんかは一歩間違えると笑えない話でした。笑い話で済む範囲で収めておいてほしいんですが…。
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