WHO PM2.5に発がん性 2013年10月17日 21時39分 NHKニュース
WHOの専門機関で、化学物質などの発がん性について分析、公表しているIARC=国際がん研究機関は17日、スイスのジュネーブで最新の研究成果について記者会見を開きました。
この中で、呼吸器疾患の要因となり、発がん性も指摘されてきたPM2.5など空気中を漂う非常に小さな粒子状の大気汚染物質について、発がん性のリスクの5段階の危険度のうち最も高い分類に「肺がんの発がん性がある」と初めて結論づけたと発表しました。
リンク切れ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131017/k10015365401000.html
「大気汚染」全体についてもヒトが汚染された空気の中で生活を続けることで「肺がんの発がん性がある」と結論づけ、「がんによる死亡の主要な環境要因だ」と指摘しました。
PM2.5と黄砂 発がん性高い物質に変化 NHKニュース
大気中の汚染物質PM2.5と黄砂が混ざると、より発がん性が高い物質に変化することが金沢大学などのグループの研究で分かり、研究グループは「PM2.5と黄砂が、共に多く観測されるこれから4月ごろまでは、より注意が必要だ」と呼びかけています。
金沢大学医薬保健研究域薬学系の早川和一教授らの研究グループは、毎年春の黄砂が多く飛んでくる時期に、PM2.5の中でも発がん性が極めて高いとされる「NPAH」と呼ばれる物質の濃度が高くなることに着目しました。
そして、大気中に含まれる「窒素酸化物」とPM2.5に必ず含まれる「PAH」が入った容器に黄砂を入れて拡散させる実験を行ったところ、NPAHに変化することが分かったということです。
NPAHは、多くの研究者の実験で肺がんなどを引き起こすリスクがPAHよりも100倍以上高いことが示されています。早川教授は「これまで黄砂だけ、PM2.5だけで対策を考えていたが、複合影響があるという前提で対策を立てることが大切だ。共に多く観測される時期は、PM2.5を通さないマスクを着けるなど特に気をつけてほしい」と話しています。
リンク切れ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140328/k10013305521000.html
ニトロ多環芳香族炭化水素(ニトロたかんほうこうぞくたんかすいそ、英;nitropolycyclic aromatic hydrocarbon)とは、ニトロ基を持つ多環芳香族炭化水素(PAH)の総称。NPAHまたはニトロPAHと略記される。この物質を分類したとき、非意図的生成化学物質とも呼ばれる。
Wikipedia
中国のPM2.5による大気汚染で日本への影響が懸念されていることを受けて、環境省はことし2月、一日の平均濃度が1立方メートル当たり70マイクログラムを超えると健康に影響を与えるおそれがあるとして、この数値を超えると予測された場合、都道府県などが住民に外出などを控えるよう注意喚起するとした暫定的な指針をまとめました。
指針ではPM2.5の濃度を早朝の3時間計測して、1時間当たりの平均濃度が1立方メートル当たり85マイクログラムを超えた場合は、一日の平均濃度が指針の数値を上回る可能性が高くなるという予測方法を示していました。
しかし、環境省がことし3月から5月までの3か月間に各自治体が行った指針の運用結果をまとめた結果、実際には、一日の平均濃度が70マイクログラムを上回ったにもかかわらず、早朝の1時間当たりの平均濃度が85マイクログラムを超えていなかったため、住民に注意を呼びかけられなかった日が5日あったということです。環境省は冬ごろから国内で計測されるPM2.5の濃度の上昇が懸念されるとして、18日、専門家で作る会議を開き、予測方法をどのように向上させるべきか意見を求めることにしています。
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