2021/11/24追記:
●肉より魚の方が体にいい…という風潮があるが、妊婦の場合逆? 【NEW】
2018/05/18:
●国が妊婦の食べ物で注意喚起 生ハムやナチュラルチーズなど生もの
●国の注意喚起、佐々木希氏のローストビーフ騒動がきっかけ
●佐々木希氏のローストビーフ騒動は単なる女性の嫉妬?
●ローストビーフは比較的マシだけどやっぱり不適切だというのは確か…
●肉より魚の方が体にいい…という風潮があるが、妊婦の場合逆?
2021/11/24追記:このページは全然読まれないページだったので、「妊婦になると食べたくなるもの」とか「食べたくなくなるもの」とか「妊婦になると食べ物の好みが違う…」みたいな話に模様替えしようかとも思いました。ただ、当初のテーマにおいて、良いページがあったので先に紹介しておきます。
良いまとめがあったのは、ユニ・チャームで作っている
妊娠中の食事:時期別、妊婦にいい食べ物・よくない食べ物-おむつのムーニーというページ。愛育病院栄養科・科長の高橋嘉名芽先生が書かれたものでした。こういう良いページがあるからこそ私の投稿なんか読まれないんでしょうね。こちらのページを見た方がずっと良いです。
例えば、妊娠中に意識して食べたいものとしては、葉酸が豊富な緑黄色野菜や牛肉などのような鉄分が豊富な食材を例示。一方で、NGの食べ物・飲み物としては、アルコールや刺身(生魚)・生の魚卵などを挙げています。また、気をつけたい成分を含む食べ物としては、マグロなどの水銀を多く含む魚を挙げていました。妊婦の場合、通常推奨される魚類って結構注意が必要なんですよね。
●国が妊婦の食べ物で注意喚起 生ハムやナチュラルチーズなど生もの
2018/05/18:
妊婦さん、生ものに注意を 消費者庁が呼び掛け :日本経済新聞(2018/5/17 10:30)によると、消費者庁が、生ハムやナチュラルチーズといった加熱殺菌されていない食品が健康被害を招く可能性があるとして、妊婦が食べるのはできるだけ避けるよう注意を呼び掛けました。
理由は、加熱殺菌されていない食品には、リステリア菌や原虫のトキソプラズマが付着している可能性があり、妊婦が食べると発熱や悪寒など体調に影響が出る場合があるため。最悪のケースでは、早産や流産となる恐れがあるとのこと。ただし、妊婦だけでなく、高齢者や免疫が低下している人も注意が必要だそうです。
加熱殺菌されていない食品に付着している可能性があると例示されたもののうち、トキソプラズマは、猫の関係でうちでは何度か書いているおなじみの原虫ですね。過去の投稿の中では、
トキソプラズマは女性の天敵?妊娠の問題だけじゃなく自殺もというものが、タイトルに妊婦の話も入っており、ピッタリな感じです。
●国の注意喚起、佐々木希氏のローストビーフ騒動がきっかけ
日本経済新聞の記事によると、もともと加熱殺菌されていない「生もの」の食事を避けることは、妊婦の生活上の注意点として、母子手帳などで周知されていました。「生もの」を食べないように…ということそのものは、以前から注意喚起していたようです。では、なぜこのタイミングで?というと、理由がありました。
妊娠中の芸能人がローストビーフを食べ、十分に火が通っていない食品を取ることの是非がインターネット上で議論になる…ということが、最近あったというのが理由です。そこでこのタイミングで、消費者庁は改めて注意喚起が必要と判断したとのこと。佐々木希さんがローストビーフを食べたとネットで報告して、炎上した件のことですね。
ただ、それがきっかけだと書いてあるにも関わらず、ローストビーフが良いか悪いか日経新聞記事でははっきり書いていません。たぶん国の発表自体がそうなのでしょう。あまり良くないですね。とりあえず、後述の別記事などと考え合わせると、おそらくローストビーフも避けた方が良いということではないかと思われます。
●佐々木希氏のローストビーフ騒動は単なる女性の嫉妬?
さて、佐々木希さんのローストビーフの件。女優の佐々木希(30)さんがInstagramで「美味しいものも食べて最高の夜!ローストビーフ美味しかった…」とディナーにローストビーフを食べたと報告。「妊娠中はローストビーフ等の生肉は危ないですよ」などの注意喚起のコメントが多くつきました。
(
佐々木希 妊娠中のローストビーフディナー投稿に注意の声続出 | 女性自身[光文社女性週刊誌] 2018年04月19日 18:00 JSTより)
これについて、ネットでは賛否両論。ただ、まとめサイトでは例によって、妊娠したこともない魔物たちに叩かれている、妊娠どころか彼氏もできないやつらがバッシングしているといった感じで、女性蔑視なテイストでまとめていました。相変わらずまとめサイト界隈の人は、ロクなことしませんね…。
なお、インスタグラムなどの反応においても、実は少数ながら「トキソプラズマは生肉の表面なのでローストビーフは大丈夫」「私も妊婦ですけど気にせず生物食べてます」といった声が出ていたみたいです。しかし、産婦人科医である宋美玄(そん・みひょん)さんは「不適切なので、両論併記かのようなスタンスで記事を書かないでください」とネットニュースに注意を呼び掛けていました。
●ローストビーフは比較的マシだけどやっぱり不適切だというのは確か…
また、
妊娠中のローストビーフは「危険」? 佐々木希インスタに指摘殺到、専門医に聞くと... : J-CASTニュース(2018/4/20 20:35)によると、科学ジャーナリストの松永和紀さんもローストビーフは不適切などとツイッターで指摘しているそうです。さらに、母子感染を専門とする産婦人科医で、ミューズレディスクリニック院長の小島俊行氏は4月20日、J-CASTニュースの取材に対し、以下のような説明をしていました。
「豚肉や鶏肉と比べれば可能性が低いことは確かですが、決して感染リスクはゼロではありません。妊娠中であれば、なるべく避けた方がいいでしょう。外食先などでは、とくに注意が必要です」
「いまの食品衛生法は、食中毒を起こさないことが念頭にあります。つまり、『原虫』のトキソプラズマは法律の対象外なのです」
「ですので、料理人が食品衛生法をしっかりと守ってきちんと調理をしていても、トキソプラズマが除外できているかどうかは分からないのです」
ということで、ローストビーフは豚肉や鶏肉ほど危険ではなく、最も危険な部類には入らないものの、やはりできれば避けた方が良い…といった感じですね。前述の通り、国がもっとはっきり言ってくれるとわかりやすかったのですけど、はっきり言わなかったせいでわかりづらいことになってしまいました…。
【本文中でリンクした投稿】
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