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ウーバーがついに日本参入 規制強化の日本タクシー業界に殴り込み


2014/4/8:
料金値上げなど規制強化の日本タクシー業界に外資UBERが殴り込み
タクシー会社ではなく旅行代理店というのは反則技か?
料金を上げたがっている日本政府の方針はおかしいが…
UBER本来の特徴は「テクノロジー」を活かしたサービス
日本でもウーバーは既存のタクシーより安くなる可能性
新規参入者が既存のビジネスモデルを壊すほど安くなる理由
2018/09/11:
ウーバーがついに日本本格参入 日本人よりも外国人観光客狙い


●料金値上げなど規制強化の日本タクシー業界に外資UBERが殴り込み

2014/4/8:反則だろう!と思われそうなやり方であり、実際に法的にも今後問題が出る可能性はあります。しかし、料金値上げなどで規制強化に走る日本のタクシー業界に風穴を開けることになるかもしれず、注目する価値がありそうです。

 2010年にシリコンバレーで開始、すでに31カ国81都市、17言語で展開するUBERを運営するのは、ウーバー・テクノロジーズというアメリカの会社です。「反則」というのはこの会社の日本支社が、タクシー会社ではなく、旅行業会社だということです。
国内タクシーは置いて行かれるのか:日経ビジネスオンライン 染原 睦美 2014年3月14日(金)1/4ページ

 米ウーバーの日本支社であるウーバージャパンは、日本でのサービス展開にあたり、旅行業免許を取得した。つまり、ウーバージャパンはタクシー会社でもハイヤー会社でもなく、国内の旅行代理店のような業態でサービスを展開していることになる。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20140313/261073/?n_cid=nbpnbo_mlt

●タクシー会社ではなく旅行代理店というのは反則技か?

 旅行業免許取得は素直に見れば、極めて真っ当な選択ではあります。というのも、ウーバー自身はタクシーやハイヤーを保有していないため。飽くまで、車を所有しているタクシー会社や個人ドライバーと、利用者を結びつける「仲介屋」でしかないためです。

 ところが、規制だらけの日本において、このタクシー会社ではないというのは、大きな抜け道を作ることができることを意味します。"従うべき法律は主に旅行業法であり、タクシー業界が従うべき道路交通法ではない"ためです。
 例えば、料金面。UBERでは頻繁に割引クーポンを提供しているが、これはタクシー会社にはなかなかできないことだ。割引をするには国土交通省の認可が必要で、平均審査期間は3~4カ月。

 タクシーの利用は、朝や雨の日の需要が一気に上がる一方で、昼間の晴天時には需要が下がる。そうした空いている時間帯に料金を下げるクーポンをリアルタイムでユーザーに配信するといったサービスは、今のタクシー業界では実質難しい。

●料金を上げたがっている日本政府の方針はおかしいが…

 この異色のタクシーサービスでパートナーとなったMKタクシーなんかは割引料金でやりたい典型的な会社なのですが、国や従来型のタクシー会社はこういったタクシー会社の料金を上げたがっているために自由にはできません。

 私が「抜け道」といったのはこういった料金規制などを、旅行業の会社を通すことによって無効化させることができるのでは?という点です。ただ、最初に「実際に法的にも今後問題が出る可能性」と書いたように、"当然「グレー」な部分はある"ようです。
ウーバージャパンが守るべき法律は旅行業法であったとしても、契約しているタクシー会社が守るべきは道路交通法。乗客を乗せ、ウーバージャパンから認可料金を受け取っていなければ法律違反となる。さらに、実質はタクシー会社は値引きをできないわけで、それを考えれば、ウーバージャパンは大赤字を垂れ流しながら割引を行っていることになる。ウーバージャパンとタクシー会社の間でどのような契約が結ばれているかブラックボックスである以上「どのようなロジックになっているかは分からない」(国土交通省)。

●UBER本来の特徴は「テクノロジー」を活かしたサービス

 ここまでは日本の特殊事情ではないかと思いますが、海外で売りになっているであろうUBER本来の特徴は「テクノロジー」を活かしたサービスです。
 日本への本格進出を発表したハイヤー配車サービス「UBER」。スマートフォンの地図上で自分の居場所を知らせるだけですぐに「黒塗り」のハイヤーを“注文”できるサービスだ。配車したあとは、適宜ショートメッセージであとどれくらいで到着するかの連絡を受けたり、地図上でリアルタイムに指定場所に向かっている車の様子を見たりすることが可能だ。

 国内タクシーと異なるのは、既存の無線配車システムではなく、インターネットを使っている点です。無線配車システムを通さずに、タクシー運転手と直接繋げる分、リアルタイム性や提供サービスの幅の広さ、データ送信容量の多さで上回ることができます。しかも、UBERが生まれて間もないということ考えると、この差は将来もっと広がっていくでしょう。


●日本でもウーバーは既存のタクシーより安くなる可能性

 料金面に関してもう少し。ウーバージャパンは「まだ投資の時期」と説明しており、今後利益を出すために他社以上に高くなる可能性があります。また、不当な契約が結ばれているなどが判明すれば、すぐにでも是正されるかもしれません。ただ、理論的には利益度外視したような料金設定が不可能ということではないと思います。

 LCC(ローコストキャリア、格安航空会社)というサービスは、日本でももう認知されていると思います。このサービスを躍進させた航空会社であるサウスウエスト航空だったと思います(うろ覚え)が、料金を格安ではなく、本当は無料にしたいのだと言っていました。

 「何で無料でなんて無理なことを?」と思うかもしれませんけど、この発想が従来型の航空会社との一番大きな違いです。従来の航空会社はお客を運ぶことで対価を売るという発想ですので、これを無料にしようなどとは思いません。しかし、お客を運ぶ過程で行う様々なサービス、たとえば、飲食物のサービスや荷物預かりなどを利益の主体にする…と考えると、理論的には無料にすることも可能になるのです。
(サウスウエスト航空が実際に何を資金源をしていたかは忘れました)


●新規参入者が既存のビジネスモデルを壊すほど安くなる理由

 これは航空会社よりは別の例の方がわかりやすいですかね。たとえば、アマゾンのタブレット・キンドルは価格が安い設定になっていたり、アマゾンストアやWikipediaに限れば無料で3G通信を使うことができたりします。これはタブレットを売ることで利益を得ようとしているのではなく、アマゾンストアでの買い物で利益を得ようとしているためです。

 一般的に新規参入者が既存のビジネスモデルを壊すことができるというのは、単にコストを削るからでなく資金の稼ぎどころを変えられるためです。ビジネスの定義自体を書き換えるためだと言えます。

 ということで、ウーバージャパンが免許の通り旅行業を収益化することによって、UBERのタクシーサービスを格安で行うということは、一応理論上は可能だと思います。実際にウーバージャパンがどう考えているかは知りませんけどね。

 また、UBERが日本でどれほど受け入れられるのかは未知数であり、ウーバージャパンもその点は謙虚な発言をしています。ただ、日本ではタクシー会社への規制が厳しいがために、UBERの魅力というのも相対的に高まって見える可能性があります。前述の料金の問題は一時的なものであったとしても、既存のタクシー会社が変わらなければサービスの優位性は揺るぎません。

 私は海外企業が日本で活躍するというのは悔しいのですが、もしUBERが躍進することになれば日本のタクシー業界や政府が招いたものであり、自業自得だと言えます。


●ウーバーがついに日本本格参入 日本人よりも外国人観光客狙い

2018/09/11:えらくひっそりとした感じで話題になっていませんけど、ウーバーが国内タクシー配車に本格参入 まずは名古屋:朝日新聞デジタル(竹山栄太郎 2018年9月8日12時39分)という記事を見つけました。配車大手の米ウーバー・テクノロジーズが、名古屋市内でスマートフォンのアプリを使ったタクシーの配車サービスに参入したそうです。

 利用者は行き先を入力し、配車を依頼。利用料金は通常のタクシーと同じですが、登録したクレジットカードで自動で支払えるというのは便利な点でしょう。日本では法的な問題で、当然一般人ではなく、従来のタクシー運転手が運転。地元のタクシー会社フジタクシーグループと組んでいます。

 ただし、ウーバーらしいのは、乗車前に、料金の見積もりや運転手の顔・名前なども確認できること。ウーバーのアプリは世界共通で、海外でもふだんの言語で使え、慣れない土地でも安心感があるとしており、海外から訪れる人のタクシー利用を取り込むねらいがあるといいます。既存のタクシー会社の利用者と棲み分けする路線になりましたね。


【関連投稿】
  ■既存タクシーよりUberの方がよっぽど安全?事故率で見る危険性
  ■陣痛タクシー 出産が近づいた妊婦を病院に送り届けるサービス
  ■タクシー運転手の収入、運賃が安いタクシー会社の方が売上が高い
  ■規制緩和反対、規制強化推進でタクシー料金値上げ 500円→660円
  ■タクシー業界の再規制のおかしさ
  ■ワンコインタクシー潰しが目的ではいけない
  ■商品・サービス・技術についての投稿まとめ

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