●北見工業大学准教授、講義でセクハラ性的発言と自著の宣伝で処分
2020/11/06:<講義で性的発言 准教授停職処分>(11月05日 15時43分 北海道 NEWS WEB)によると、5月に、北見工業大学の40代の准教授の男性が学生向けに配信したオンラインの講義で性的な発言をしていたとして、大学は准教授を停職2か月の懲戒処分にしました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201105/7000026454.html
学生が不快に感じる性的な発言をしていたということで、この記事ではそう書かれていなかったものの、いわゆるセクハラ発言だと思われます。これだけだと「性的な発言もできないなんて窮屈な世の中だ、准教授の男性がかわいそう!」という感想の人もいるかもしれません。でも、これだけじゃなかったんですよ。悪いことをする人は、大体他にも悪いことをやるもの…というのは、研究などでもときおり確認されています。
他の悪いことというのは、学生からの訴えを受けて、大学が配信された講義を確認したときに判明。映像を確認したところ、性的な発言に加えて、学生に教材ではない准教授が書いた本の購入を強く薦めるという就業規則に反する行為もしていたことが分かったというのです。収録された講義をいつでも見ることができる「オンデマンド方式」だったそうで、この授業方式の思わぬメリットが見つかりましたね。
●セクハラ発言は繰り返しで、過去から学生は不快に思っていた…
あと、別記事<准教授の男性の懲戒処分を発表した北見工業大学>(北海道ニュースUHB)を見たら、やはりセクハラ発言というものでした。こちらだとはっきり明記されています。しかも、このセクハラ発言は単発ではなく繰り返し言っていたとのこと。思った以上に、ひどいですわ。
<北見工業大学によりますと准教授の男性は、5月に実施した授業の中で性的な発言を複数回繰り返し、受講した女子学生に精神的な苦痛を与えました>
<大学は准教授の授業を翌週から停止し、過去5年の間に行った"授業アンケート"の調査をしたところ、過去にも学生が不快に感じる性的な発言が数件あったことがわかりました。
また調査をする中で、准教授の男性が授業内で自分の著書の具体的な金額や入手方法を学生に伝えるなど、教材ではない著書の購入を勧めていたこともわかったということです>
https://news.yahoo.co.jp/articles/65d7ee3451e245cfef08f517a27b7cee6e7b8992
上記には、北見工大の悪いところも見えていますね。それは、過去に授業アンケートで「不快に感じる性的な発言があった」とされていたのに、対処されていなかったというところ。アンケートを全然生かしていないというのはありがちなんですけど、擁護はできません。北見工業大学自体にも問題があったようです。
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