結婚の話をまとめ。<国の少子化社会白書も女性批判?「男性に高年収を望むな」>、<「結局結婚したいんでしょ?」の意味がわからない 未婚の若者増加で>などをまとめています。
2023/08/04まとめ:
●「いずれ結婚するつもり」「結婚に憧れ」…多いのは女性?男性? 【NEW】
●国の少子化社会白書も女性批判?「男性に高年収を望むな」
2010/6/12:今回紹介するR25は元々軽いノリで、信頼性のある記事かと言うと、そうではありません。ですので、わざわざ書くほどでもない気がするのですが、変な記事がありました。それは
「未婚化対策を」の声にもネット住民は虚勢モード 2010年05月29日という記事で、以下、簡単に記事をまとめます。
・5月17日付の産経新聞に、「結婚しない若者が増えている。子ども手当より未婚化対策を」という、若者の婚姻率の低下を問題視する論説が載り、2ちゃんねるで大きな話題に。書き込み内容は以下のように大きく4つに分かれている。
(1)したいけど派 「しないんじゃなくできない」「したいけど金(仕事)がない」
(2)女性のせい派 「年収1000万円以上でしょ?」「30歳未婚女子とかw」
(3)社会批判派 「国の政策がひどい」
(4)あきらめ派 「日本オワタ」「少子化でいいじゃん」
おもしろいことにこれらの意見の一部は、国の少子化社会白書の分析
第1部 少子化対策の現状と課題 > 第1章 少子化の現状 > 第1節 近年の少子化の状況(2/3)と重なる部分があるということ。「若い女性の専業主婦志向が近年高まっている」「女性が男性に求める収入と実際に得る収入にかい離がある」などは、「女性のせい派」のように見えますし、「したいけど派」とも重なる部分かもしれません。
ついでに、少子化社会白書の分析をもう少し書くと、「男女の交際機会の増大・自由化によりいわゆる『もてる人ともてない人の二極化』が進んでいる」「結婚のメリットの相対的な低下」というのもありました。これらは国の政策でどうこうするのは難しく、女性批判とも思える部分を含めて、何となく諦め感が漂っています。
●「結局結婚したいんでしょ?」の意味がわからない 未婚の若者増加で
ところで、私が意味がわからなったのは、R25記事の最後の部分だったんですよ。
<結局、5月17日の昼過ぎにこの話題に関するスレッドが立てられて以来、書き込みの勢いは衰えず、わずか 2日あまりで書き込みは9000件近くに。なんだかんだと結婚しない理由を書き連ねているネット住民だが、
この数字を見る限り「結局結婚したいんでしょ?」とツッコミたくなるほど、関心の高さが数字として表れている>
<この数字を見る限り「結局結婚したいんでしょ?」とツッコミたくなる>としていたのですけど、そのツッコミはおかしいんじゃないか?と思ったのが、今回紹介しようと思ったきっかけでした。
例えば、これが「結婚」じゃなくて「車」の話題だったらどうでしょう。車が売れない理由について、「車が欲しいけど買えないのだ」という人と、「車にそもそも魅力が無いからだ」と言う人らが争っていて、「結局車が欲しいんでしょ?」となると思いますか? 必ずしも「関心が高い話題=話題の対象が欲しい」というわけではないと思います。
また、結婚を望まない人が増加したというのも事実であり、「結局結婚したいんでしょ?」とはなりません。新しい同様の調査が見つからなかったので、
平成15年 厚生労働白書 第1部 第2章 第1節 子どもをとりまく環境の変化からですが、以下のように、結婚を望まない人が増加していることがわかります。
・結婚意思を持っている人
男性 1982年 → 2002年
18~19歳 約96% → 約88%
女性 1982年 → 2002年
18~19歳 約96% → 約86%
(数字はグラフからの読み取りですので、正確ではありません)
結婚意思がある人が圧倒的な多数派であることに変わりはありませんが、最初から結婚したくないという人が増えたのは間違いありません。(なお、白書では「下げ止まった」としています)
R25記事のタイトル<「未婚化対策を」の声にもネット住民は虚勢モード>には「虚勢」(実力を伴わない表面だけの勢い、からいばり)ともありますし、人をバカにした嫌らしさの感じる記事でした。
●「いずれ結婚するつもり」「結婚に憧れ」…多いのは女性?男性?
2023/08/04まとめ:別投稿の話を転載。飽くまで傾向であり個人差があるのですが、男女の結婚願望の違いに関する調査がおもしろかったので紹介。結婚が女性にばかりメリットがあり、男性にはデメリットばかりあるという主張があり、それが正しければ女性の結婚願望の方が男性より常に高くなると思われます。
ただ、今回見たアンケート結果では、「年齢によって異なる」というやや複雑な結果に。これは、
男女の結婚意欲は30代で逆転?20〜30代の独身男女に聞いたイマドキの結婚観|@DIME アットダイム(2023.01.11)という記事で見た調査結果でした。
<リブセンスが運営する提案型マッチングアプリ『knew(ニュー)』は、男女444人を対象に「20・30代独身男女の結婚観」に関するアンケート調査を実施した>
<「Q.結婚についてどのようにお考えですか。いずれ結婚するつもり/一生結婚するつもりはない、考えに近い方をお選びください」という質問に対して、「いずれ結婚するつもり」と回答した人が全体の66.7%であった。
年代別に見ると、20代は7割、30代は6割。年代が上がると結婚への意欲は低下する傾向にあるようだ。特に女性の場合は顕著で、20代で73.6%だった結婚願望が30代で58.9%にまで減少していた。その減少度合いは男性のおよそ2倍>
「いずれ結婚するつもり」の比率
20代男性 70.5% < 20代女性 73.6%
30代男性 63.5% > 30代女性 58.9%
リブセンスのマッチングアプリ『knew(ニュー)』では、「一生結婚するつもりはない」と回答した人に「結婚したいと思わない理由」も聞いています。全ての性別・年代で「自由でいたい」を理由にあげる割合が50%を超えており、これが最も大きな理由。ただ、おもしろいのは、2位以下の理由。「結婚に良いイメージが無い」も女性が男性よりずっと多いそうです。
<「今の生活に満足している」ことを結婚しない理由にあげた割合は、20代男性が42.4%であるのに対し、30代男性では9.5%に激減した。反対に、女性は30代の方が割合が高まっている>
<女性の結婚しない理由第2位に「経済的余裕がない」が上がり、その割合が男性の約1.3倍であることも興味深い。
推測だが、共働きが一般的となった今、家計の安定は女性の収入も大きな役割を担っており、昨今の物価上昇に加え、教育費や住宅ローンなどの負担を考えると、結婚後の状況に不安を覚える人が少なくないのではないだろうか。
そして、「結婚に良いイメージが無い」ことを結婚しない理由に上げる割合については、女性のほうが男性より1.7倍も高く、『女性は結婚に憧れがある』というイメージは変わりつつあるようだ>
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