2014/4/23:
●2時間のテストが7分で終了…TOEIC・TOEFLで代理受験などの不正
●イギリスの学生ビザ申請でTOEIC・TOEFLが使えない 組織的不正のため
●TOEFLは公平で多くの国の大学で採用!アピールが虚しく響く
2019/08/30:
●代わりにIELTSというテストが必須に、TOEIC・TOEFLはその後復活した?
●2時間のテストが7分で終了…TOEIC・TOEFLで代理受験などの不正
2014/4/23:下書き時点ではまだニュースサイトでは書いていないみたいなんですけど、これえらいことじゃない?という話が…。
TOEICテストで組織的な不正が発覚! - TOEIC(トーイック)900点 勉強法 ~40代の英語やり直し~ 2014/02/23 18:30
http://eigomaster55.blog.fc2.com/blog-entry-201.html英国でTOEICの組織的不正が疑われ、TOEICとTOEFLでVISAが取れなくなる: ニュースの社会科学的な裏側 2014年4月21日月曜日 10:43
http://www.anlyznews.com/2014/04/toeictoeictoeflvisa.html あれ?でも、日付を見ると一つ目のサイトさんは古い記事ですね。よくわかりません。とりあえず、ETSの声明は最近です。
Update on TOEFL® Testing in the U.K. / ETS / Posted: April 17, 2014
http://www.ets.org/toefl/important_update/update_toefl_uk さて、どんな問題か?という話。(以下、最初の2サイトを元にしています)
まず、事の発端はTOEIC(トーイック、トイック)やTOEFL(トーフル)の組織的かつ大胆な不正です。イギリスのテレビ局BBCの潜入調査で発覚したそうですが、指定のTOEIC受験学校に行けば、試験官が正答を読み上げた答えをマークシートに書き写すだけで、合格ということだそうです。2時間のテストがたった7分で終了。受験者の方のお時間も取らせません。
正確には全部がマークシートではないようですが、そこらへんは代理受験によってカバー。お客様のお手をわずらわすことはございません…というたいへん親切な仕事っぷりです。見習いたいものですね。
●イギリスの学生ビザ申請でTOEIC・TOEFLが使えない 組織的不正のため
これだけでも大問題なのですが、非常に困ったことになったのが、タイトルにしている学生ビザの申請です。TOEICとTOEFLを運営している団体はETSと言うそうです。
このETSにイギリス内務省が試験の実施を差し止めるように命令し、ETSがイギリスの学生ビザ申請にTOEICとTOEFLは使えません…とする声明を出したそうなのです。
過去に
親日国獲得の参考になる?イギリスの大学は留学生をファンにするという話を書いていますが、イギリスは海外の学生を積極的に受け入れています。最初のニュースの社会科学的な裏側さんでも、非EU圏から毎年10万人ほどが学生ビザを取得しているとありました。日本の学生を含めて、そういった方々には大きく影響が出そうです。
●TOEFLは公平で多くの国の大学で採用!アピールが虚しく響く
ETSのTOEFLの日本語版オフィシャルページを見ると、問題の声明については"Important Updates"のところでリンクしているものの、まだ日本語訳が出ていません。
そんな中で目立つのが、
「TOEFL テストの優位性を知る」というリンク。以下のように「TOEFL® テストがもたらす優位性」をアピール、「スピーキングを公平に評価」というのも売りにしていました。
<130 を超える国々の 9,000 以上の大学や機関が入学選考基準に TOEFL® のテストスコアを採用しています>
<確かに、マンツーマンの面接でスピーキングを評価するテストもありますが、たまたま面接者の機嫌が悪く、実際よりも低く評価されるかもしれないとしたらどうでしょうか。TOEFL テストでは、スピーキングを現地のテスト会場で 1 人の試験官が評価するのではなく、スピーキングの解答を録音して ETS の 3~6 人の採点者が評価するため、スコアの客観性と信頼性が保証されます>
公平な評価はもう完全に駄目ですし、イギリスという重要な国で採用から外されました。宣伝文句が虚しいですね。
どうも今のところイギリスに限った話のようですが、信頼性に大きな疑問符がついた状態ですから他の国にも影響を及ぼすかもしれません。本当まじめにやっている学生にとってはえらい迷惑な話ですわ。
●代わりにIELTSというテストが必須に、TOEIC・TOEFLはその後復活した?
2019/08/30:古い話だったので、TOEIC・TOEFL利用が復活している可能性あるかな?と検索。ただ、まだダメっぽい感じ。2019/08/29という新しい日付のページでも、
イギリス留学でTOEICは利用不可能です!IELTSを解説します | EnglishPediaというタイトルになっていました。最初の2014年以降変わらずTOEIC・TOEFLは使えない模様です。
こちらによると、IELTS(International English Language Testing System)というのが、TOEIC・TOEFLの代わりに必須のテストに。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つをテストするんだそうです。この感じだと復活はなさげですね。
IELTSは、イギリスだけでなく、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのほぼすべての高等教育機関で認められているテストだとのこと。すべてイギリスと関係の深いイギリス連邦加盟国で、さらに英語が公用語だという国。イギリス連邦の繋がりが生きている感じです。
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