セクハラってのは男性から女性って決まっているわけではなく、最初から性別は決まっていないよって話は、
セクシャルハラスメントの定義 男へのセクハラは?逆セクハラとは何?で書きました。
また、同様に同性間のセクハラ、男性から男性、女性から女性へのセクハラというのもあります。単に性的嫌がらせって意味なのですから、どのような性別間でも起こり得ます。ここらへんはパッと過去のものを見たら、私は触れていなかったようですが、一応そういう理解でいました。
ところが、驚いたことに「同性"間"セクハラ」ではなく、「同性"愛"セクハラ」なるものが増えているという記事があって、本当かいな?と思いました。
記事では先に同性間セクハラの話。
企業内の同性愛セクハラ、なぜ増加?~被害者は泣き寝入りで退職のケースも- Business Journal(2014年2月24日18時00分)秋山謙一郎/ジャーナリスト
同性間のセクハラとは、いったいどのようなものなのか。例えば、男性上司が男性部下に対して「男のくせに」と叱責すること、これもセクハラに当たる。ましてや「最近、奥さんと夜の生活どう?」と聞くこと、これはもう完全にアウトだ。
http://news.infoseek.co.jp/article/businessjournal_20140224_54021
私はこういう話苦手なのでおおっぴらにするのやめて欲しいっていうのも、わかります。驚きの同性愛セクハラはこの後に登場。
これらは“同性間セクハラ”であるが、近年、増えつつあるのは“同性愛セクハラ”だ。男性同士、女性同士による職場での性的行為を伴う嫌がらせのことで、これは本来、刑法上の強制わいせつ罪、または傷害罪に該当し、厳しく罰せられる行為である。しかし、現時点では、同性愛セクハラによって罰せられた事案は極めて少ない。被害者側が声を上げることがほとんどないこと、また声を上げたとしても、社会の同性愛セクハラへの理解が極めて乏しいことが障壁となっている。
ある大手コンピュータメーカーに勤務する男性は、勤務時間中、職場の上司から股間を握られるなどの同性愛セクハラを受け、職場のハラスメント対応部署に申し立てたが、「上司・部下間のコミュニケーションの一環ではないか」と申し出そのものを一蹴されたといい、 「まだ同性愛セクハラという概念が社会で浸透していないからでしょうか。会社側の対応はとても残念です」と悔しがる。
この男性は、その後も度重なる同性愛行為を伴うセクハラを受け、フラッシュバックやうつ症状に悩み、結局、職場を自己都合退職することになった。精神疾患を発症する状況下で、再就職に向けた活動もままならないのが現状だ。
これは同性間セクハラとか、パワハラとかと似たものがありそうですね。体育会系の体罰の延長で、しごきの一種と捉えられているのではないかと…。もちろんパワハラ・体罰なども問題です。ここらへんの日本の職場の問題って、ある程度共通点があり、繋がっている印象があります。
しかし、より同性愛セクハラとしてわかりやすい例は次のものです。
昨年7月、東北地方の陸上自衛隊において、当時隊員だった男性が上司から同性愛セクハラを受ける事案があったという。演習後、元隊員がテントで寝ていた際、上司が覆い被さってきて、キスをされたり体を触られたという。
キスは普通体罰でもしませんわね。同性愛らしいものです。
記事では"職種上、寝食を共にし、四六時中顔を突き合わせて勤務する警察や自衛隊、消防といった“制服職種”に、その傾向は顕著"だとしていました。
しかも、元隊員が「最も許せないのは、(中略)自衛隊側の対応です」と言っているように、職場の理解もありません。"上司らは「もし被害届を出せば、加害者とされる上司に対する名誉毀損に当たる」として、元隊員が被害届を出すことを取りやめさせようとした"そうです。
日本の職場の問題はある程度共通点があると書きましたが、内部告発や体罰・いじめにおいて被害者側を責めるというのもお馴染みの光景です。
この「同性愛セクハラ」という言葉はまだ新しい言葉のようで、検索しても上記の記事ばかり出てくるだけです。ただ、
Wikipediaのセクハラの項目でも同性愛に関して軽く触れられていました。
対象・被対象者の性別については、男性から女性のセクハラのみならず、女性から男性、また女性から女性など、同性愛を伴う性的嫌がらせもセクハラになる。
この後には、さっき私が書いた部活的な体罰にも言及がありました。
さらに、従来は半ば公然と行われてきた「体育会系」の雰囲気の中で行われる男性から男性への性的いじめも、セクハラと認められるようになった。
そうか、「性的いじめ」と言えばいいのか。ただ、今回はこっちの話は広げません。
その代わり、今日のメインは「同性愛セクハラ」なので…と思って、そちらの話を探していました。しかし、他の事例が全く見つかりません。やはり最初に本当かな?と思ったように、「同性愛セクハラが増加」ってのは大げさに言っているのかもしれません。マスコミは嘘、大げさ、紛らわしいってのが商売になっていますしね。
ただ、前述の例のように理解が無いために発覚しづらい要素があるというところは、嘘ではないでしょう。ですから、皆さんの理解が増えるに越したことはないです。
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