飛び降り自殺は意識を失うから痛みはない…は嘘 失敗した人の話

　暗い話題で本当かどうかもわからないものの、自殺を勧めるどころか、逆にためらってくれそうな話なので。

　後述のサイトでは「飛び降り自殺は落下中に気を失うから痛みとか恐怖はない」という話が出ており、以下もこの系統の話です。

完全自殺マニュアル引用飛び降り編｜かんぜん自殺ベーシック

　あおり

ふわっと落ちて痛くない。致死度も高く、聞こえもいい。手段としては最高級の部類

　序文

飛び降り自殺は痛くない。痛みも不安も恐怖もない。それどころかむしろ気持ちがいい。比喩的に言っているのではなく、実際にそうなのだ。ウソのような話だけれども、「落ちた」人たちのはなしを総合すると、そうとしか思えない。
http://darknesx.web.fc2.com/Head/kubi_06.html

　似たようなサイトさん。

飛び降り自殺|自殺方法大百科

　飛び降り自殺は、首吊り自殺についで、優れた自殺方法である。これが単刀直入な意見だ。
飛び降りには苦痛も不安も恐怖もないからだ。それどころかむしろ、気持ちがいい。これはウソではなく、飛び降り自殺についての研究の結果そうとしか考えられない。(中略)

　苦痛

飛び降り自殺に苦痛を伴うかどうか、これが一番気になる点だろう。しかし、全く心配はいらない。 飛び降りの苦痛は、度合いで言うと注射の方がよほど痛い。そんなレベルの痛みだ。

意識に関しては、何とも言えない。飛び降りて地面に着地するまでに、完全に意識を失う人もいれば、失わない人もいる。しかし、飛び降りている最中に、叫ぶ人はほとんどいない。これは、飛び降りてしまったら恐怖がなくむしろ心地よく感じるからだろう。
http://by-intuition.com/tobiori.html

　こちらは意識ある派でしたね。

　といった感じで二つ、飛び降り自殺の優秀さを推奨していたサイトさんがありましたが、そうじゃないという意見もあります。

　最初のサイトさんでは「致死度も高く」とありますが、"「落ちた」人たちのはなし"とある通り、自殺に失敗した方もいらっしゃるわけです。その飛び降り自殺経験者の「全然楽じゃないよ。辛いよ」って話があるのです。

ゆめみがちサロン : 飛び降り自殺を失敗した人間のレス - ライブドアブログ

飛び降り自殺は落下中に気を失うから痛みとか恐怖はない　←これ大嘘だからな？


36 名前：名無しさん＠涙目です。：2011/03/02(水) 00:04:49.96 ID:0zTL0Q+nO
飛び降り自殺して奇跡の生還したやつはなんて言ってるんだ？


287 名前：名無しさん＠涙目です。：2011/03/02(水) 02:06:09.86 ID:mV0KbwEBO
>>36 順を追って書いてみる(8F 下はかための土 体育座りをゆるめたような形で着地)

空中：風圧で苦しかった
着地：スローモーションで地面に打った部位の順まで詳しくわかる
着地後：痛いより「あ、体が動かない…でも頭は動く…これ死ねないのか？」
周囲：遠くで通報してくれてる人の声が聞こえるけど寄っては来ない
入院：体中の骨が折れると排泄どころか上体を起こすことすら出来ない
清拭やシーツ交換が激痛
数日後から視界が泥水の中に居るような状態で目の前に手をかざしてぼんやり影がわかる程度
(頭を打って眼底出血した為)
徐々に治る
予後：治療費(自殺未遂は保険が効かない)300万弱を分割で払う日々
足に重度 腰と肩に軽度の後遺症 激しい飛蚊症 風圧のフラッシュバック メンヘラになった

結論：なるべく人に迷惑かけたくないけど、電車に飛び込む人の気持ちもわかる
(確実＆即死という魅力)
http://blog.livedoor.jp/yumemigachi_salon/archives/51683222.html

　「お前の話かよ」とツッコミがありましたが、経験者だそうな。前述の通り、本当かはわかりませんけどね。

　以下も経験者さんの話。

飛び降り自殺したけど、生き残った

飛び降り自殺した私が、自殺してから7年たったので、当時のことを振り返って、みたくなり、書くことにしました。どんな自殺もだめだとは思うけど、特に飛び降りはおすすめできない。
http://maemukinidekirudake.seesaa.net/

　ただ、この方は自殺願望があったものの、意識して自殺したわけではないようですね。自殺サイトの方は「自殺の仕方が下手なんだよ」とおっしゃりそうです。そういえば、以前うちでも39階でも無事　それでも飛び降り生存新記録には満たないという話を書いています。

　「特に飛び降りはおすすめできない」の方の別のページから。

運命の一日　2011年11月25日　飛び降り自殺したけど、生き残った

2004年、9月11日。 私は飛び降り自殺をした。 でも、私には飛び降りる気なんてなかった。 私はその前日とさらに前の日に徹夜をしていた。 その結果、錯乱状態に陥り、飛び降りてしまった。 だから、飛び降りたときの記憶は一切ない。(中略)

私は、肋骨骨折、両大腿骨折、骨盤骨折、左上腕骨折、右脛骨内果骨折と合計５箇所骨折して、救急のさらに救急の所に入った。後、肋骨骨折のため、肺もやられていて、酸素マスクもしてたらしい。今日、改めて資料を見て、肋骨骨折してたことがわかった。たぶん、左から地面についたらしく、左足は開放骨折してた。後から骨は空気に触れると非常にまずいと聞かされた。事実、骨髄炎なってしばし私を苦しめた。
http://maemukinidekirudake.seesaa.net/article/378445141.html

　さらに次も自殺を思い止まらせる理由になるでしょうか？ お金的にもたいへんという話です。自殺志願者はそんなことは平気かもしれませんが…。

姉は仕事に行ってたので、急いで帰ってきて、病院から手続きしないと、何百万もかかりますよと言われ、泣きながら、区役所に走ったそうである。高額医療の控除をしに。そのほかにもいろいろ回ったらしい。姉は「妹が死んだらどうしよう。でも手続きしなきゃ破産だ」と泣きながら、役所、病院回ってくれたらしい。そのかいあってか、書類は通ったらしいけど。姉には本当感謝。

　趣旨が違ってきますが、徹夜がどれだけヤバいかということがわかるエピソードでもありました。


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