変わった建物などの話をまとめ。<高層ビルから水を大量に流して滝!中国らしいスケールの馬鹿らしさ>、<変態すごいシンガポールのインターレース団地 ドイツ人が設計>、<その発想はあってもやらない…中国が街灯代わりに人工月打ち上げ>、<日本もザ・インターレース団地的な変態マンション 末長組が得意>などをまとめています。
2023/01/29追記:
●こんなに変態すごいのに!末長組の情報がびっくりするほど少ない
2023/11/14追記:
●サグラダ・ファミリア増築で1万5000人立ち退き、訴訟するも敗訴 【NEW】
●高層ビルから水を大量に流して滝!中国らしいスケールの馬鹿らしさ
2018/07/30:バカバカしいといえばバカバカしいのですけど、中国らしいスケールの大きさ。高層ビルの高さ108メートルのところから、大量の水を流して人工の滝を作っちゃった!というニュースがありました。
NHKによると、人工の滝は、中国内陸部貴州省の中心都市、貴陽にあるホテルを兼ねた高層ビルにつくられています。地下の貯水設備からくみ上げた水を流れ落として循環する仕組み。ちょろちょろーと流すわけではなく、マジで滝のように水しぶきをあげて大量の水が勢いよく落としています。
この高層ビルの滝は特別なイベントがある時などに数十分間出現。常時やっているわけではないようです。観光面での効果を期待しているとのこと。
(高層ビルに人工の滝 100m 中国でも暑い夏 | NHKニュース 2018年7月25日 17時49分より)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180725/k10011548721000.html
見物客の好評な意見がある一方で、ネット上では「エアコンなどで大量の電力が必要なのに、エネルギーのむだづかいだ」といった批判も。ただ、そもそもこうしたエネルギー批判は、観光イベント全般に言えるもの。マジで節電が必要なときは確かに一理ある批判ではあるものの、そうでない場合は別に構わないでしょう。
●変態すごいシンガポールのインターレース団地 ドイツ人が設計
これだけだと短いので、何か建物関係で別の話と検索したら、シンガポールですごいのが出てきました。インターレース団地というらしいですね。
ザ・インターレース - Visit Singapore 公式サイトでは、ランダムに積み重ねられた団地と表現。ねじれたように構成されているので、直線はありません。ゾクゾク来る建物です。ここを設計したのは、ドイツ人建築家のオレ・スケーレンさん。検索してみると、「オーレ・シェーレン」と表記しているところもありますね。
オレ・スケーレンさんは、北京の中国中央電子台本社など、世界でも指折りの傑作建築物を世に出したことで知られている人物だとのこと。私はプライバシーの問題が気になったもののの、逆にスケーレンさんはそれを重視して設計したとのこと。各ブロックのプライバシーを確保して、それぞれ異なる眺望をもたせるように、向きをいろいろ変えたと説明されていました。
●その発想はあってもやらない…中国が街灯代わりに人工月打ち上げ
2018/10/26:建築物繋がりではないのですけど、中国らしいスケールのへんてこ発想の話があったのでここに追記。中国の歴史的都市「成都市」が、なんと宇宙に「巨大な人工月」を打ち上げて、街灯の代わりに街を照らしてもらおうというプランを検討しているとのこと。本当なんですかね?
嘘くさいのですけど、
中国が2020年に「人工月」を打ち上げると発表 – Nazology(2018/10/18)によると、都市で行われたイベント “2018 National Mass Innovation and Entrepreneurship” において、中国の宇宙開発企業「中国航天科技集団」が発表したもの。テストは数年前から実施しているといいます。じゃあ、マジなのかなぁ。
打ち上げの予定は2年後の2020年。その輝きは本物の月の約「8倍」で、直径10-80キロメートルのエリアを明るく照らすことができるとのこと。ただ、本物の月同様に、自身では光りません。太陽光を反射させられるパネルが取り付けられており、その角度を変化させることで、照射位置を調整します。
実を言うと、このアイデアは古くからあるもので、「太陽が届かない街」で利用例がありました。また、今回と本当にほぼ同じという感じのものが、1990年代のロシアの人工衛星 “Znamya” 。後継機では失敗して資金不足で頓挫しているものの、初期のものは成功したそうな。
また、私はタイトルを見てすぐに「光害」のことを懸念しました。「光害」とは、過剰または不要な光による公害のことです。記事では、「光害」という言葉は出していなかったものの、その一つの問題である「夜行性の動物」への影響について、光学の専門家の説明を掲載。それによると、人工月は「夕暮れどき」のようなほのかなものであり、動物のルーティーンに影響が出ることは考えにくいとのことでした。
●日本もザ・インターレース団地的な変態マンション 末長組が得意
2021/11/24追記:シンガポールのザ・インターレース団地に近い系統の建物は、日本でもあるようです。
斜面に建てられたマンションは見てるだけでワクワクが止まらない「これはエモい」「近未来感ある」 - Togetterで知りました。ここで出ていたもののうち、個人的に良いと思ったのを紹介。まとめの前半の方が好みでした。
●こんなに変態すごいのに!末長組の情報がびっくりするほど少ない
2023/01/29追記:前回追記の末長組に興味を持ったので検索。ただ、驚くほど情報が出てこなくて残念無念…。Wikipediaに項目がないだけでなく、他の項目内でも言及なし。ニュース検索でもほぼ情報なく、わずかに宣伝記事が出る程度で取材記事はないです。どうもあまり大きくない神奈川県の企業であり、有名じゃないみたいですね。
本社:神奈川県川崎市高津区梶ヶ谷3-13-31
創業年月日 昭和41 年1 月10 日(1966 年)
従業員数 40 名
総売上高 令和3年度総売上高 89億円
(
What’s SUENAGA? 会社概要 株式会社末長組より)
オフィシャルサイトでは、私が感動したような変態すごいマンションはあまり前面に出されていません。ただし、「普通の企業なら到底作らないであろうへんてこな立地に器用に個性的なマンションを建ててしまうところ」という予備知識があると気になるワードは散りばめられています。
建設事業 株式会社末長組の説明は、以下のような感じで一見普通。ただ、予備知識があると、「立地特性を最大限に活かした建物の建設」「傾斜地が多いエリアで鍛えられた末長組ならではの優位性」「高低差があり、傾斜地の多いエリア特性」あたりのワードにビクンビクンと過剰反応してしまいますわ…。
個性は、見えている部分だけではなく。
<末長組は、マンション・戸建住宅をはじめ、商業ビルや教育施設から、スポーツ施設、複合施設に至るまで、豊富な建築実績を誇ります。また、 立地特性を最大限に活かした建物の建設も、傾斜地が多いエリアで鍛えられた末長組ならではの優位性。これからも、高い建設技術、独自のノウハウを駆使して、多様なニーズにお応えしてまいります>
地元で培った知識・経験を、都心へ広げる。
<川崎市高津区エリアを地元とする末長組。高低差があり、傾斜地の多いエリア特性や地盤・地質に加え、自然環境、インフラ整備状況等、日々 肌で感じる細微な変化から多くの情報を獲得し、街の将来像まで見据えた開発事業を展開してきました。街そのものと真摯の向き合うことに よって蓄積された知識・経験は、都心プロジェクトにおいても大いに活 かされています>
●サグラダ・ファミリア増築で1万5000人立ち退き、訴訟するも敗訴
2023/11/14追記:正直、建築物関係は全然興味ないのですけど、スペインのアントニ・ガウディは大好き。そのアントニ・ガウディが関わるサグラダ・ファミリアでのニュースを追記。ただ、
拡大し続けるサグラダ・ファミリアの増築計画に、地元住民が猛反対。1万5000人が立ち退き対象|ARTnews JAPAN(2023.06.14)というネガティブなニュースです。
<スペインのエル・パイス紙によると、サグラダ・ファミリアの建設委員会は、2019年にかねてから購入を検討していた約560平方メートルの土地の一部を取得し、長さ57メートル、幅4.9メートルの階段設置工事を開始した。
同年9月、この拡張工事の影響を受ける住民と企業250社ほどが、サグラダ・ファミリアに与えられた工事認可に関し、カタルーニャ高等裁判所に異議を申し立てた。原告側は、増築計画で3000人が立ち退きの対象になるうえ、この増築はガウディによる設計の「原案」には含まれていないと訴えた。
これに対し、建設委員会のエステべ・カンプス代表は、増築する階段は1916年にガウディの作成した設計図によって認可されたと反論。裁判所はこの主張を認めた。>
そもそも権利関係はどうなっているの?と不思議なのですけど、その話は不明。とりあえず、以前から何度もトラブルになっているとのこと。ガウディの工房はスペイン内戦で破壊され、1926年のガウディの死後、歴代の建築家は推測に基づいて建設作業を続けてきたという事情もあるようです。
<1953年には、ミース・ファン・デル・ローエ、ル・コルビュジエ、ヴァルター・グロピウスといった当時の著名建築家たちがマニフェストを発表。サグラダ・ファミリアの建設関係者に対し、これ以上の増築を止めるよう求めた。しかし増築は続き、近年は観光客増加による入場料収入の伸びや近代工法の採用で工事は加速している>
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