2014/5/25:
●「首なしなんとか」が人気!日本では都市伝説「首なしライダー」
●日本だけじゃない!「デュラハン」など世界中にある首なし伝承
●「首なし鶏マイク」動物は頭を切っても生きられる?
●首はないけどエサをつつくし、羽も取り繕う
2018/03/15:
●顔のないカエル」がぴょんぴょん跳んでいてびっくり!
●「首なしなんとか」が人気!日本では都市伝説「首なしライダー」
2014/5/25:「首なし」という要素はなかなか魅力的なようで、「首なし」に関する伝説はいろいろとあります。古今東西問わず…という感じで、最近の日本でもありますね。現代的なうわさ話の一形態を都市伝説と言いますが、例えば、日本では「首なしライダー」と呼ばれる都市伝説がありました。
Wikipediaでは、首なしライダーについて、「頭部を欠損したバイクライダーとして描写される亡霊の名前、およびそれにまつわる話の題名」と説明。やはり都市伝説や怪談の一種としていますが、同種の話が日本各地に見られることも特徴です。
<ある道路を横断するようにピアノ線が張ってあり、そこに猛スピードのバイクで突っ込んだライダーは首をはねられてしまった。しかし、首のないライダーを乗せたままバイクはしばらく走り続けた。亡霊となった彼は夜な夜な(または死亡時刻、命日などに)その道路を猛スピードでさまよい続けている。首が切断される原因は道路標識やガードレール、トラックなどからの落下物とされることもある。走り回る理由は自分を殺害した犯人、もしくは切り落とされた自分の頭部を捜している、などとされることが多い。
福岡県の英彦山の山道で首なしライダーの集団が爆走する「首なし暴走族」の都市伝説もある。刎ねられた首が飛んで来るというバリエーションもあり、これはほとんどがバイクが登場するのとは別の場所に断末魔の叫びとともに飛んでくるという。その際、ヘルメットつきかどうかは定かではない>
●日本だけじゃない!「デュラハン」など世界中にある首なし伝承
この「首なしライダー」のウィキペディアでは日本のものではないものの、「首なしライダー」と似た伝説についても合わせて紹介されていました。海外でも首の無い騎手の亡霊といったものが見られるのです。これは都市伝説ではない昔ながらの伝説ですね。日本でも「首無し武者」がいたことも触れらています。
・首の無いライダーについて
<「ライダー」とはバイクライダーだけでなく馬などの動物に乗る騎手も指す。首の無い騎手の亡霊(妖怪、怪異)は戦国時代から「首なし騎馬武者」や「首無し武者」として言い伝えられている。アイルランドの首なし妖精「デュラハン」やニューヨーク北部の「スリーピー・ホロウ」なども古くから伝承に語られている。このほか、単に首のない亡霊(妖怪、怪異)の例は南米の首なし女など、枚挙に暇が無い>
海外の伝説のうち、単独項目にもなっていて有名な「デュラハン」の
Wikipediaも見てみましょう。ウィキペディアでは、<デュラハン(Dullahan, Durahan, Gan Ceann )とは、アイルランドに伝わる首のない男の姿をした妖精。女性の姿という説も存在する>と説明。さらに、以下のような説明をしていました。
<コシュタ・バワー(Cóiste-bodhar)という首無し馬が引く馬車に乗っており、片手で手綱を持ち、もう一方の手には自分の首をぶら下げている。バンシー(banshee)と同様に「死を予言する存在」であり、近いうちに死人の出る家の付近に現れる。そして戸口の前にとまり、家の人が戸を開けるとタライにいっぱいの血を顔に浴びせかける。自分の姿を見られる事を嫌っており、姿を見た者はデュラハンの持つ鞭で目を潰される。だが、コシュタ・バワーは水の上を渡る事が出来ないので、川を渡ればデュラハンの姿を見ても逃げられる。
また、一部でデュラハンは「首なし騎士」とも呼ばれ、文字通り首の無い騎士の姿をして、首無し馬に跨ったアンデッドとして描かれており、やはり「死を予言する者」、または死神のように、人間の魂を刈り取る存在として扱われている。現在の日本ではどちらかというと、こちらの設定の方が有名である>
さらに、「スリーピー・ホロウ」の方の
Wikipediaは以下。<スリーピー・ホロウ(Sleepy Hollow)とはニューヨーク北部の町で語り継がれている「ヘッドレス・ホースマン(首なし騎士)」の都市伝説>とした上で、以下のように説明されていました。
<開拓時代、アメリカに渡って来た残虐なドイツ人騎士がいた。彼は殺されて首を切られたがやがて復活し、光る眼を持つ馬に乗って森の中で殺しの犠牲者を待っている、というのが伝説の骨子である。森が多かったニューヨーク近郊で語り継がれている。場所は特定されていないが、ニューヨーク州ウエストチェスター郡が物語の舞台となっている。この付近にはスリーピー・ホロウと名のつく地名や建物が数多く存在する。現在では1997年に「スリーピー・ホロウ」という名前になった村がある(Sleepy Hollow)>
●「首なし鶏マイク」動物は頭を切っても生きられる?
首なしライダーにしてもデュラハンにしてもスリーピー・ホロウにしても、彼らは首がなくても元気に(?)動き回っています。これはもちろん架空の話だがら…なのですが、実際に首がなくても18ヶ月も生き続けたという「首なし鶏マイク」の話がああるんですよ。
以前、この話を読んだときにはたまげました。科学者らはたまたまうまく行ったと見ていますが、それでも十分すごい話でしょう。
Wikipediaでは、以下のような話が書かれていました。今読み直してみても、信じられませんわ…。
<首なし鶏マイク(くびなしにわとりマイク、Mike the Headless Chicken、1945年4月 - 1947年3月)は、首をはねられた後も18か月間生存していたことで知られるアメリカの雄鶏である>
<コロラド州Fruita(フルータ、フルイタ)の農家ロイド・オルセンの家で、1945年9月10日に夕食用として1羽の鶏が首をはねられた。通常ならそのまま絶命するはずであったが、
その鶏は首の無いままふらふらと歩き回り、それまでと変わらない
羽づくろいや餌をついばむようなしぐさをし始めた。翌日になってもこの鶏は生存し続け、その有様に家族は食することをあきらめ、切断した首の穴からスポイトで水と餌を与えた>
翌週になって、ロイド・オルセンさんはソルトレイクシティのユタ大学に、マイクと名づけた鶏を持ち込みました。当然、科学者もこれには驚き。調査してみると、マイクの頚動脈が凝固した血液でふさがれ、失血が抑えられたのではないかと推測されました。
また脳幹と片方の耳の大半が残っているので、マイクが首を失っても歩くことができるのだと推論。偶然が重なった末に生き延びることができたわけですが、やはり驚きですね。このように誰しもが驚くような鶏でしたから、見世物としても優秀で、以下のようにマイクは人気者になったそうです。
<結果、マイクはこの農家で飼われることになったが、首の無いまま生き続ける奇跡の鶏はたちまち評判となり、マイクはマネージャーとロイドとともにニューヨークやロサンゼルスなどで見世物として公開された。話題はますます広がるとともに、マイクも順調に生き続け、体重も当初の2ポンド半から8ポンドに増えた。雑誌・新聞などのメディアにも取り上げられ、『ライフ』、『タイム』などの大手に紹介されることとなった。
1947年3月、そうした興行中のアリゾナ州において、マイクは餌を喉につまらせ、ロイドが興行先に給餌用のスポイトを忘れたため手の施しようもなく、窒息して死亡した。
マイクの死後、ギネス記録に首がないまま最も長生きした鶏として記録された>
●首はないけどエサをつつくし、羽も取り繕う
私がこれを最初に読んだのは、この手の話ではお馴染みの「X51.ORG」さんでした。
X51.ORG : 「奇跡の首無し鶏」マイクの残したものという記事が残っていましたのでリンク。こちらの方が長いですね。ここから、マイクの死に関する記述を補足的に。X51.ORGさんから該当部は以下でした。
<その深夜、マイクは突然食道を詰まらせて窒息し、呼吸を荒げはじめた。ロイドは慌てて彼の食道を掃除しようとスポイトを探すが、その晩はどうしてか見つからない>
こちらの記述では、"その奇妙な首無し鶏はそのまま他の鶏と同じようにエサをつつき、羽を取り繕う仕草をはじめた。しかし、もちろん、鶏の首からは血が溢れ、その首の先にはもうクチバシも何もなかった"のところが印象的でした。切ない感じがします。
ただし、「マイクは頭が無い事を除けば非常に頑健な素晴しい鶏だった。でかくて、丸々と太った立派な鶏だったね。きっと自分に頭が無いことなんか知らなかっただろうな。他の鶏と何ら変わらない生活をしてたよ。動物愛護団体の奴らもあんなのを見たら言葉に詰まるだろうね」と飼い主は言っており、暗い捉え方はしていないようです。
●「顔のないカエル」がぴょんぴょん跳んでいてびっくり!
2018/03/15追記:「顔のないカエル」という話があったので、こちらに追加。動画もあります。
米国コネチカット州の森でイモリに関する野外調査を行っていた研究者らのところに、アメリカヒキガエルがやってきて、足元を跳ね回り始めました。カエルが足元で跳ね回ることはよくあることなのか、珍しい行動なのかは書かれていませんでしたが、このカエル自体は間違いなく珍しいものでした。研究者らはカエルを近くで見て仰天。目も鼻も、あごも舌もなかったのです。
はてなブックマークの反応は大喜利大会になっていました。
j3q 本人はケロっとしている
ustar まあ平面になっても生きてるくらい (引用者注:ど根性ガエル)
YukeSkywalker ところがどっこい生きている (引用者注:ど根性ガエル)
Tabitter そんなカエルみたいな子がどんな一生を送るというんだ (引用者注:おそらく漫画ブラックジャックのセリフより)
pacotch 面目ない。
ただ、普通に興味深い話。爬虫両生類学者たちは、ツイッターでハエによる寄生が原因かもしれないとも述べています。一方、発見者の一人である米マサチューセッツ大学アマースト校の学生で爬虫両生類を研究しているジル・フレミングさんは、その可能性は低いと考えています。
フレミングさんが有力だと考えているのは、冬眠している間に自然界の捕食者(ガーターヘビなど)によって傷つけられたのではないかということ。「傷ついたのは冬眠中だと私が考えるのは、傷が癒えているように見えるからです。冬眠中でなければ、傷が癒える可能性はなかったと思います」としています。
ただし、「これでは食べることができませんし、捕食者にとっては格好の獲物」なので、長生きはしないだろうとのこと。首なしマイクもお世話されていたから、長生きできたっぽいですしね。
(
顔のないカエルを発見、なぜか生きている | ナショナルジオグラフィック日本版サイト 2018.03.07より)
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