●アイスクリームを食べると副作用が抑えられる?夢のような研究成果
2022/09/19追記:本家ノーベル賞より日本人の受賞率が高いイグノーベル賞。2022年も受賞があり、千葉工業大学のチームによる「つまみを回す際の最も効率的な指の使い方の解明」が工学賞となっています。これについて読んだ記事では他の受賞の紹介もあったのですが、そのとき紹介されていなかったものでも、まだおもしろい研究が複数あったと後で知りました。
そのひとつが、<患者が化学療法を受ける時にアイスクリームをなめると副作用を抑えることができるという研究>です。私はアイスクリームを食べてから作業を行って、そのときの脳波を測定する実験に参加したことがあり、てっきりアイスクリームの甘さ・おいしさで脳をごまかす内容だと思ったら違いました。
イグノーベル賞2022が発表:化学賞は無かったけどユニークな研究が盛りだくさん | Chem-Station (ケムステ)(2022/9/17)によれば、以下のような内容だと説明されています。粘膜炎を冷やして抑える…ということが目的で、脳の感じ方は問題ではないようです。
<内容は、高い濃度の化学療法においては、口内の粘膜炎が最も頻繁に起きる副作用の一つですが、凍結療法がそれを防ぐ方法です。そこで本研究グループでは、アイスクリームを舐めて口内の粘膜炎を抑えられるか調べました>
●甘い匂いをかいでいるとあまり痛みを感じなくなる…過去の研究
なお、私が脳の感じ方の変化ではないか?と想像したのは、前述の実験参加の他、
小道具を用いたビジネス・恋愛の交渉方法 甘い匂いは人を優しくさせる?でやった話のことも頭にあった可能性があります。こちらはアイスクリームの話ではないですが、「甘さ」もポイントのひとつ。というか、読み直したら、モロに甘いと痛みを感じづらい…という話がありましたわ。関連部を転載しておきます。
<ショッピングモールでペンを落としたときに周りの人が拾ってくれるかどうかの実験。普通の環境ではほとんどの人が拾ってくれなかったのに対して、甘いお菓子屋、コーヒー屋などいい香りのする環境では拾ってもらえる確率が上がりました。
いい香りのする環境で確率が上がるはっきりと理由はわかっていないものの、良いニオイを嗅ぐことで脳が良い状態になり、それを他人にも分け与えようという社会的な本能が生まれ、親切になり、多少の痛みがあっても良い状態のままでいようとするのかもしれない…といった推測がされていました。
このときはもう一つ、オーストラリアの心理学者がニオイと痛みに関して行った実験においても、甘い香りを流すと、あまり痛みを感じない、痛みに強くなるといった結果になっていました。甘い匂いがもたらすポジティブな効果に驚かされます>
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