2017/3/17:
●日本が竹島問題を解決するには韓国と戦争して取り返すしかない
●領土問題は実効支配している側が有利 騒ぐのは負け犬の遠吠え
●日本人は本当に戦争までして竹島を取り返したいと思っているのか?
●領土問題で国が争うのはゆとりがないため?大国同士では解決の例あり
●ゆとりがある大国なら領土問題は解決する…は本当?むしろ…
2020/02/08:
●投稿し忘れている間に「北方領土を取り返すには戦争しないと」発言
【クイズ】ロシアと中国の間を流れるウスリー川に関して正しいものはどれでしょう?
(1)ウスリー川にに浮かぶ大ウスリー島は、中国による実効支配が続いており、ロシアとの争いがたびたび起きている。
(2)中国側からの汚染が深刻化し、ここで採れる魚は食べることもできない。
(3)ユーラシア大陸の北東部を流れる川で、アムール川の支流のひとつである。
●日本が竹島問題を解決するには韓国と戦争して取り返すしかない
2017/3/17:投稿し忘れていて、下書きから実際の投稿までに3年くらい経ってしまったもの。
中国・台湾など4カ国が領有権主張の南沙諸島に大した価値はないで使ったのと同じ記事からの話です。
領有権を巡る21世紀の解決スタイル / SAFETY JAPAN / 日経BP社 経営コンサルタント 大前 研一氏 2008年8月6日
日本と韓国の間にある小さな島・竹島を巡って、両国が領有権を主張して熱くなっている。しかし竹島は1950年代から既に半世紀ものあいだ韓国が実効支配している状態だ。日本はそのさらに半世紀前から島根県に編入しており、領有権を主張してはいる。主張はしているのだが、竹島を取り戻すための行動を起こしているわけではない。まして実効支配もしていない。
わたしは、この「実効支配」が領土問題では極めて重要になると考えている。もし日本が竹島を取り戻そうというのであれば、武力でもって、つまり戦争をも辞さないつもりで働きかけるしかない。
●領土問題は実効支配している側が有利 騒ぐのは負け犬の遠吠え
韓国と戦争して取り返すしかないというのはなぜか?と言う話。"歴史上、領土問題が戦争によらずに解決したことは数えるほどしかない"というのが、大前研一さんの指摘です。
他に、"国際的に機会あるごとに訴えているというのは、こと領土に関しては「犬の遠吠え」"とも書いていました。ここらへんの言い回しはともかく、実効支配している側が有利であり、実効支配側は淡々と流せば良いというのは私も同意します。
なお、尖閣諸島の場合は逆に日本が騒ぐ必要がない状況なのに、その知識がない石原慎太郎都知事(当時)がキャンキャン吠えたせいで、結果的に巨額の税金を使って政府が買い取ることになってしまいました。本来、騒ぐのは中国の役割であり、右派の人は外交音痴です。
●日本人は本当に戦争までして竹島を取り返したいと思っているのか?
以上のような話でしたが、、大前研一さんは別に戦争しようぜ!と言っているわけではありません。以前書いた
中国・台湾など4カ国が領有権主張の南沙諸島に大した価値はないでの話も、そういうスタンスゆえの主張でした。
だが竹島のような小さな島に、戦争を起こしてまで取り返すほどの価値はあるのかという問題も、頭を冷やして考えてみるべきだ。おそらく多くの国民は韓国の過剰ともいえる実効支配と対日“口撃”に辟易(へきえき)としながらも、「勝手にやらせておけ」くらいに思っているのではないか。自衛隊が出動してまで取り返してこい!と思っている人はむしろごく少数なのではないか、というのがわたしの判断である。
大前研一さんは以上のように「少数なのではないか」としていたものの、私はちょっと心配です。
ビジネスでも韓国はいらない国、日本人ビジネスマンの8割が回答 輸出入に占める韓国の割合は?というのをやっているように、国民はそれほど賢くないと思います。今はともかく、今後どれくらい過激派が増えるか注視が必要です。
●領土問題で国が争うのはゆとりがないため?大国同士では解決の例あり
"歴史上、領土問題が戦争によらずに解決したことは数えるほどしかない"としていましたが、その数えるほどしかない成功例も大前さんは紹介していました。
領土問題ではあちこちで各国が今ももめ続ける一方で、最近になって領土問題が解決した例もある。それがロシアと中国の間を流れるウスリー川に浮かぶ大ウスリー島だ。今回、島の半分をロシアから中国へ譲り渡すことで、国境問題は全面的に解決した。この川自体が国境になっていて、一方がロシア、他方が中国の領土である。この点に関しては両国とも納得していたのだが、川に浮かぶ島だけはどちらも譲らなかったのである。(中略)
なぜこの例では国境問題を解決することができたのか。それは両国にゆとりができてきたからだ。冷静になれば、「これといった鉱物資源もなく、軍事的要衝でもないこんな島、どちらの領有でもかまわない」「だったら仲良く半分ずつにしよう」と、プーチンの一声「中国との国境問題はすべて解決した(2004年10月北京を訪れたプーチンの演説)」で決めることができたのである。
クイズはここからでした。
【クイズ】ロシアと中国の間を流れるウスリー川に関して正しいものはどれでしょう?
(1)ウスリー川にに浮かぶ大ウスリー島は、中国による実効支配が続いており、ロシアとの争いがたびたび起きている。
(2)中国側からの汚染が深刻化し、ここで採れる魚は食べることもできない。
(3)ユーラシア大陸の北東部を流れる川で、アムール川の支流のひとつである。
【答え】(3)ユーラシア大陸の北東部を流れる川で、アムール川の支流のひとつである。
「(2)中国側からの汚染が深刻化し、ここで採れる魚は食べることもできない」はアムール川本体の話。ウスリー川は、サケ、マス、チョウザメ、その他多くの魚が豊富で漁業が盛んだそうです。
●ゆとりがある大国なら領土問題は解決する…は本当?むしろ…
間にクイズの回答を挟めちゃいましたが、上記の後、<先にわたしは「領土問題は武力なしには解決しない」と書いた。しかし、国にゆとりさえあれば血を見ることなく実質的に解決することは充分に可能なのだ>と続いていました。
ただ、これも本当かなぁ?という気がしますね。ゆとりができたはずの中国は、尖閣諸島にしても南沙諸島にしてもまだ揉めています。これを大ウスリー島と違って領有によって受ける利益が異なるから…などと説明してしまうと、他の解決は無理ということになってしまいます。
また、国が大きくなれば大きくなるほど発言力も強くなりますからね。むしろ中国は豊かになってからの方が、領土問題が大きくなってきていません? さらに日本は親米なのであまり言いませんけど、世界一の大国であるアメリカもわがままを通しますし、実際に未だにたくさん領土問題を抱えているという事実があります。
領土問題で争わないことで得られる利益があればそちらを取る可能性が高まるというのは本当でしょうが、ゆとりが出れば解決すると言えるほどには簡単に行かないように思えます。
●投稿し忘れている間に「北方領土を取り返すには戦争しないと」発言
2020/02/08:何年も投稿が遅れているうちに、右派議員による「北方領土を取り返すには戦争しないと」といった発言が出て問題になりましたね。政治家が言っちゃう時点でヤバイのですけど、よりによって北方領土に訪問したときに言っているんですからめちゃくちゃです。正気ではありません。
この発言には当初右派内から擁護的な発言も出たものの、あまりにも問題が大きくなりすぎたために、さすがに擁護は多数派にはならず。国民の反応を見ても、戦争を望む声はまだほとんどなさそうでした。
上記の最初の下書き部分では「今後どれくらい過激派が増えるか注視が必要です」と書いていたのですけど、その意味ではまだ大丈夫といった感じ。ただ、「まだ大丈夫」というだけで、将来はどうなるかわからない…とまだ思います。
【本文中でリンクした投稿】
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