恩赦の話をまとめ。<政府の恩赦実施方針におかしい!と批判>、<そもそもそれ恩赦じゃなくて良くない?恩赦のデメリット・問題点>、<スピード違反・飲酒運転などの恩赦を決定!韓国でも政治利用>、<大統領がまさかの自己恩赦…というクソ制度!専門家によると「可能」>などをまとめています。
また、<政権は犯罪者集団だった?身内に恩赦連発で115人に恩赦、78人に減刑>、<献金の代わりに大統領恩赦…やっぱりあった?司法省が捜査中>、<プーチン氏が大統領経験者は生涯不訴追の法案に署名 家族も保護>なども追加しました。
冒頭に追記
2022/11/20追記:
●大統領当選すれば議会襲撃支持者に恩赦…の発言、身内からも批判 【NEW】
●大統領当選すれば議会襲撃支持者に恩赦…の発言、身内からも批判
2022/11/20追記:また、トランプさんが恩赦を言い出したみたいですね。
トランプ氏、議会襲撃支持者の恩赦に前向き 「出馬決め勝てば」 | ロイター(2022年9月2日)という記事が出ていました。ラジオ司会者のウェンディ・ベル氏に対し語った内容というので、ラジオでの発言かもしれません。
記事によると、アメリカ議会襲撃事件に関与した一部の支持者に資金援助をしていると明らかにした上で、「私は完全な恩赦について、非常に、非常に前向きになるだろう。もし私が出馬を決めて勝てば、私は恩赦や完全恩赦について、非常に、非常に強く検討することになる」と語ったそうです。
約850人が逮捕され、そのうち250人以上が法執行者への暴行や妨害の罪で起訴され、右派団体「オースキーパーズ」のメンバー数人は扇動共謀罪で起訴されました。事件では数人が死亡し、140人以上の警察官が負傷する被害が出ているとも記載。このように問題が大きいものだったことを忘れてはいけません。
恩赦には、トランプさんと同じ共和党議員も批判。これ以前の恩赦発言に関する
米議会襲撃犯に恩赦とのトランプ氏発言、グラム共和上院議員らが非難 - Bloomberg(Victoria Cavaliere 2022年1月31日)という記事が出ていました。議会襲撃事件は下手をすれば共和党議員だって死んでたような事件ですからね。トランプさんとその支持者は、重大性を全然理解していません。
<米連邦議会議事堂占拠事件の襲撃犯に恩赦を与える可能性に言及したことについて、共和党のグラム上院議員は30日、犯人は「厳しく罰せられるべきだ」と述べ、トランプ氏の考え方に強く反対する姿勢を示した。
同党のコリンズ上院議員とニューハンプシャー州のスヌヌ知事も同日のテレビ番組のインタビューでグラム議員に同調した>
<グラム議員は2週間前、トランプ氏と常に意見が一致しているわけではないとしながらも、同氏を共和党「チームのキャプテン」と呼んでいた。
同議員は30日、CBSの番組「フェイス・ザ・ネーション」で、「議会を冒瀆(ぼうとく)することが許されるとのシグナルは送りたくない」と説明。「私は人々を思いとどまらせたい」と述べ、襲撃犯については「投獄され、厳しく罰せられることを望む。そのような報いがふさわしいからだ」と語った。
トランプ氏は29日のテキサス州での集会で、自身が出馬して勝利を収めた場合、1月6日の議会襲撃で有罪となった人々を「公正に扱う」と発言。「恩赦が必要な場合、われわれは恩赦を与えるだろう。彼らは非常に不公正に扱われているからだ」と述べた>
●日本政府の恩赦実施方針におかしい!と批判
2019/03/11:政府は、即位に伴う今秋の「即位礼正殿の儀」に合わせて恩赦を実施する方針を固めたそうです。皇室の慶弔事に伴う恩赦は1993年の皇太子夫妻の結婚以来、26年ぶり。昭和から平成への代替わりの際には、89年2月の昭和天皇の大喪の礼、90年11月の天皇陛下の即位礼正殿の儀に合わせて計2回の恩赦が実施されていました。
(
天皇即位、秋に恩赦へ 26年ぶり、退位時は実施せず:朝日新聞デジタルより)
安倍政権のこの方針に対しては、後述するはてなブックマークだけでなく右派色が強いヤフーですら、「天皇が代替わりするのに罪人が許されるなんて時代にそぐわないでしょう。実施しなくていいです」など、批判コメントが上位に来ていました。
・恩赦は、権力争いに敗れて罪を背負わされた者に与えられる唯一の救いであった。犯罪者の罪を軽くする事はそぐわない。
・される理由が天皇即位ならば何のための三権分立でしょう。なぜ犯罪者が解放されることになるのか理解に苦しみます。罪を軽くしても誰のためにもなりません。いまの時代にこういう事は合っていないので止めるべきです。
(
天皇即位 秋に26年ぶり恩赦へ | 2019/3/9(土) 2:06 - Yahoo!ニュースより)
●めでたいから犯罪者を優遇しようという発想が謎…
はてなブックマークは、人気上位から半分ほど紹介。「特別に罪が許されるなんて、なんかモヤモヤしませんか?」(key22)など、やはり批判だらけ。ポジティブなものは、1つもベスト10入りしていませんでした。
wdnsdy 犯罪者の罪を軽くするよりも、税金が軽くなるとかの方が喜ぶ人が多いと思うんだけどなあ。なんでこういう時に犯罪者だけに恩恵を与えるんだろうね
totoronoki せめて困窮してる人の税金滞納の一部免除とかだろ。被害者が居るような犯罪で恩赦出されたらたまらんわ。
yramneko 真面目に生きてる人には何の恩恵もないっていうのにねー
maro218 この政府が恩赦のリスト作るってのがなんかモヤモヤする。
PYU224 天皇の威光を示すのに持って来いの機会だけど、法治主義を侵す事には変わりがないからなあ。
●意味がわからない!恩赦を行うのはなぜ?意味あるの?
恩赦の意味がわからないという声があるものの、一応その意義については説明されています。
恩赦 - Wikipediaでは、以下のようなメリットを挙げていました。
(1)誤判の救済のための恩赦
厳格性ゆえに法律で定められた再審手続では救済できない事案も存在する。そのような場合に恩赦による救済が考えられる。
(2)社会の変化や事情変更に基づく恩赦
有罪判決が出た当時の社会状況では妥当性が認められるとしても、受刑中の社会の変化により刑の妥当性が失われる場合がありうる。例えば、かつての日本の刑法典には尊属殺に関する規定があり、法定刑が死刑と無期懲役に限定されていたところ、最高裁判所により違憲であるという判断がされた。しかし、当該違憲判決より前から尊属殺で受刑していた者については司法的な救済はできないことから、個別恩赦としての減刑措置がとられた。
(3)受刑者の事後の行状に基づく恩赦
犯罪者の社会復帰を目的とするもの。強い改悛の情を示したとみなされる長期の受刑者に対する救済策の一つでもある。
●そもそもそれ恩赦じゃなくて良くない?恩赦のデメリット・問題点
ただし、「(1)誤判の救済のための恩赦」については、判決そのものが変更されるわけではないため、冤罪被害者などの本当の意味での名誉の回復となるかどうかは疑問とされていました。私は本当に救いたいなら法制度を改正すべきではないかと思います。救いが必要だというのであれば、不定期ではなく、定期的にきちんと救われるべきです。
しくみとしてきちんとやるべきだろうというのは、「(3)受刑者の事後の行状に基づく恩赦」にも言えます。やはり救いが必要だというのであれば、不定期ではなく、定期的にきちんと救われるべきです。一番理解できるのは、「(2)社会の変化や事情変更に基づく恩赦」なのですけど、これも本来ならきちんと法制化して救うべきでしょうし、やはり定期的にやるべきという話。また、この対象になる人は、現代ではかなり減ってきているとも思われます。
Wikipediaでは、恩赦は、司法権行使の効果を行政権により変動させる効果を持ち、三権分立の例外になってしまうとしていました。三権分立は権力が強すぎて危険になりかねない行政から権力を分離して弱めようという考え方なのですけど、恩赦はその強力な権限を行政機関に与えてしまうものです。
関連してさらに問題なのは「政治的な意味合いを持つこと」だとされていました。政府がやるために、政治利用されるおそれがあります。そもそもこうした特例というのは危険であり、きちんと手順を踏んで検討しながら法制化してやるべきでしょう。
海賊版対策のブロッキング・ネット検閲問題(川上量生さんの話の中に記載)なんかもそういう話でした。
●スピード違反・飲酒運転などの恩赦を決定!韓国でも政治利用
2019/11/26:すっかり忘れていた恩赦ですけど、やっぱり恩赦は実行されたみたいですね。政府は2019年10月18日午前の閣議で、天皇陛下が即位を宣言する「即位礼正殿の儀」に合わせ、約55万人に恩赦を実施することを決めていました。
罪をなかったことにする大赦や刑罰を軽くする減刑は行わず、罰金刑を受け、医師などの資格を制限された人を政令で一律に救済する「復権」が大半。法務省によると、約8割は速度超過や酒気帯びなど交通事件で罰金刑を受けた人ですが、選挙違反など公職選挙法違反事件も対象者に含まれるとのことです。
(
即位恩赦55万人に決定 罰金刑で停止資格「復権」大半:朝日新聞デジタルより)
この「復権」が大半であることを理由に賛同する人もいました。ただ、前述の理由によって正当性がないと感じます。医師にしても交通事故にしても選挙違反にしても問題があるから制限されたわけで、その制限を短くしてしまうというのは、治安の悪化に繋がると考えざるを得ません。
また、これ、治安が悪化しなかったとしてもある意味問題だとも考えられます。「制限」をかけていなくても問題を起こさないとなると、制限をかけている正当性が失われてしまうためです。要するにもそもそも制限はいらないんじゃね?って話になりかねません。
あと、有料記事で詳細不明ですけど、政治利用に関しては、
恩赦「政治利用」批判続く 韓国では求心力得る狙いも:朝日新聞デジタルという記事も見かけました。いつも書いているように、韓国を嫌う人ほど、韓国の悪い部分とそっくり。やめてもらいたいですね。
●大統領がまさかの自己恩赦…というクソ制度!専門家によると「可能」
2020/11/09:アメリカン大学で米国政治を専門にするジェフリー・コーチ助教授は、The Hillに投稿した論説で、トランプ大統領が選挙に敗北し、自分に恩赦を与えた場合、試みは成功する可能性があると語ったそうです。
トランプ氏の自己恩赦は成功する、米教授 - mashup NY(2020-11-07)が伝えています。
これは、トランプ大統領に多数の疑惑があり、なおかつ現職大統領であることで疑惑追求から逃れてきた可能性があり、大統領を失職した後に追求が再開もしくは開始される可能性があることを踏まえたもの。ロバート・モラー特別検察官がロシア捜査で報告した司法妨害のケースや、元側近のマイケル・コーエン氏を有罪へと導いた選挙資金法に関する疑惑、ニューヨークタイムズが9月に報じた税金詐欺といった疑惑があります。話題が豊富ですね。
コーチ助教授は、合衆国憲法第2条の連邦犯罪に関する恩赦に関する文言は、広範で実質的に無制限だと説明。前例はないが、自分を恩赦することに関する記述はなく、この慣習を禁じていないため、許容されるべきだと述べたそうです。やはり「恩赦」という制度は間違っていると思わせる話ですね。政権が身内を恩赦するのと、しくみ的にはいっしょです。
ただし、ジェフリー・コーチ助教授は、法的な解釈を解説しているだけで、自己恩赦に賛同しているわけではありません。コーチ助教授は、憲法のフレーマーは、個人や公共の福祉のために親切を示す行いとして恩赦を使用すること意図していたと説明。トランプさんが自分を恩赦する権限はあるが、するべきだということではないと語ったそうです。
●権力者がやりたい放題の恩赦制度、大統領が身内の恩赦を実行
2020/12/03:ご自身の恩赦ではないのですが、トランプ大統領が私がもともと問題視していた「身内を恩赦」の方を実行しました。
トランプ氏、元側近フリン氏に恩赦 批判必至: 日本経済新聞(2020年11月26日)によると、トランプ政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたマイケル・フリンさんを恩赦したとツイッターで明らかにしています。
このフリン元大統領補佐官は2016年の大統領選でトランプ氏の選挙陣営に参加した方。大統領補佐官に起用されたのですが、政権発足前に駐米ロシア大使と接触し、米国の対ロシア制裁に関して協議。この協議をめぐり米連邦捜査局(FBI)に偽証したとして、17年12月に起訴されていました。
フリン元大統領補佐官は有罪を認めて捜査に協力する司法取引に一度応じています。ただ、のちに撤回して無罪を訴えていました。なので、刑は確定していないようなのですが、今回、この恩赦に賛同する右派マスコミを含めて「恩赦」と報じています。
なお、司法省は5月にも、裁判所にフリン元大統領補佐官の起訴撤回を申請していました。ただ、裁判所はこれまで取り下げを承認してきていなかったといいます。それが今回ついに実現。有罪を一度認めた人物の起訴を取り下げるのは異例だと指摘されています。
●起訴される前に予防的恩赦をやって批判された過去の大統領とは?
2020/12/29:トランプ大統領の恩赦ネタがすごすぎて書くことが多いですね。まず、トランプ大統領は2020年12月22日、15人に恩赦を与え、5人を減刑したと発表。2016年の大統領選でトランプ氏を支えたり、熱狂的に支持したりした元側近が含まれていました。
<恩赦の対象には、16年の大統領選でトランプ氏の外交顧問を務めたジョージ・パパドプロス氏やトランプ氏の選挙陣営と近い関係にあったオランダ人弁護士のアレックス・バンデルズワン氏が含まれる。ともにロシア疑惑の捜査で起訴された>
<22日には元共和党下院議員のクリス・コリンズ、ダンカン・ハンター両氏に恩赦を与えた。16年の大統領選でトランプ氏を早期に支持し、近い関係を築いていた。コリンズ氏はインサイダー取引への関与、ハンター氏は選挙資金にからむ違法行為によってそれぞれ有罪判決を下されていた>
(
トランプ氏、元側近に恩赦連発 自身・家族に付与焦点: 日本経済新聞 2020年12月23日 より)
なお、現時点で起訴されたり、有罪判決を下されたりはしていないものの、万一の場合に備えた恩赦は、「予防的恩赦」と呼ばれるそうです。過去にはやはりトランプ大統領と同じ右派・共和党のフォード大統領がウォーターゲート事件をきっかけに辞任したニクソン前大統領(当然共和党)に恩赦を与えて、批判を浴びたといいます。
●大統領が自分の顧問や支持者など42人に恩赦を与え、8人を減刑
大統領が自分の顧問や支持者など15人に恩赦を与え、5人を減刑ということで、上記の時点でビッグニュースでした。ところが、翌日の2020年12月23日にもまた恩赦。側近などど26人に対して、恩赦を与え、3人について刑の執行を免除しました。その前の1人を含めて、これで合計42人に恩赦、8人を減刑というすごいことになっています。
<トランプ氏は(引用者注:元選対本部長のポール・)マナフォート受刑者(資金洗浄罪などで有罪)のほか、すでに禁錮刑の執行を免除した盟友ロジャー・ストーン元被告(68、連邦議会への偽証罪で有罪)、娘婿ジャレド・クシュナー氏の父親など26人に対して、恩赦を与えた>
<マナフォート受刑者は2016年大統領選に対するロシア政府の介入疑惑をめぐる捜査を発端として、大統領選とは直接関係のないウクライナでの政治コンサルタント活動をめぐり、脱税や銀行詐欺などの罪状計8件について実刑判決を受けた。さらに、アメリカに対する共謀と司法妨害の共謀の罪2件について実刑判決を受け、科せられた刑期は通算7年半だった>
<今回の恩赦対象に含まれたチャールズ・クシュナー元受刑者は、ジャレド・クシュナー大統領上級顧問の父親。脱税や選挙資金法違反、証人に不正な影響を与えた罪で2004年に有罪となり、2年間服役した。
証人に不正な影響を与えた罪は、当局の捜査に協力していた自分の義兄のもとに売春婦を送り込み、そのやりとりを録画して自分の姉に送りつけたことによるもの>
(
トランプ米大統領、側近29人に恩赦や減刑 マナフォート元選対本部長ら - BBCニュース 2020年12月24日より)
ロシア疑惑で有罪の人を次々と恩赦としていることがわかります。右派はロシア疑惑はみんな捏造だから正しいと主張するかもしれません。ところが、実はロシア疑惑の人でも恩赦から外されている人たちがいるんですよ。リック・ゲイツさんやのマイケル・コーエン元顧問弁護士です。彼らの共通点は捜査に協力してトランプ大統領を批判したということ。自分に味方する人だけを選んで恩赦したようです。
●政権は犯罪者集団だった?身内に恩赦連発で115人に恩赦、78人に減刑
2021/01/23:ホワイトハウスは、トランプ大統領が共和党関係者など73人に恩赦を与え、70人を減刑したと発表。私の計算で漏れがなければ、前回までの合計42人に恩赦、8人を減刑にこれを加えると、115人に恩赦、78人に減刑となっています。しかも、自分に味方する人ばかりというからひどいですね。トランプ陣営が犯罪者や容疑者ばかりであることを示しているとも言えます。
この話を伝えた
トランプ氏、就任式中にフロリダ州到着 自身は恩赦せず: 日本経済新聞(2021年1月21日 8:46)によると、トランプ大統領が退任後に訴追される可能性を排除するため、自身を恩赦の対象とするとの見方も浮上していましたが、幸い自身への恩赦はしなかったとのことです。
これについて日本の右派が称賛していましたが、最低なことをしなかったというだけで褒めるようなものではないでしょう。前述の通り、他の恩赦はひどいものばかりです。また、今回の恩赦では、
自民党が招いたスティーブン・バノン、献金詐欺・私的流用で逮捕で書いた、元側近で首席戦略官を務めたスティーブン・バノンさんも対象となっており、やはりひどい話。本当、犯罪者集団状態でしたね。
●献金の代わりに大統領恩赦…やっぱりあった?司法省が捜査中
2021/03/10:トランプ大統領の恩赦ネタで一つ書くのを忘れていたのがあったので追加。米連邦地裁が開示した法廷文書によると、米司法省は、大統領恩赦の見返りに違法にホワイトハウスに献金が行われたとの疑いで捜査を行っているとのこと。この一件だけでも恩赦が良くない制度ではないか?と思わせる話ですね。
米司法省、大統領恩赦を見返りとした献金の疑惑を捜査(2020年12月2日12:56 ロイター)によると、開示された文書の公開部分には疑惑に関する詳細はほとんどなく、関係したと思われる人物の名前もないとのことでした。ほぼすべて非公開で詳細はわらかないみたいですね。
ただ、ワシントンの検察は、大統領恩赦や刑の執行猶予の見返りに多額の政治献金を行う計画の証拠を押さえたとの説明はあり。また、2人の人物がホワイトハウス高官へのロビイストとして違法に行動した「秘密のロビー活動計画」の捜査も行われていることも明らかになったという話もありました。この最後のは別件ってことでしょうかね?
●プーチン氏が大統領経験者は生涯不訴追の法案に署名 家族も保護
2021/04/01:そう言えば、
大統領経験者は生涯不訴追 プーチン氏、法案署名―ロシア:時事ドットコム(2020年12月23日14時19分)という記事をブックマークしていたのを忘れていたので追加。トランプ大統領陣営と近かったロシアは、恩赦に関する考え方でもトランプ陣営とやっぱり似たような感じみたいですね。
ロシアのプーチン大統領は2020年12月22日、大統領経験者が罪を犯しても生涯にわたり訴追されない権利を保障する法案に署名しました。従来は在職中の犯罪行為のみ不訴追と規定されていたのですが、これを拡大した…という形になっています。おまけに本人だけでなく家族も保護対象となるということで、もうめちゃくちゃです。
これにより、今後、大統領経験者は、警察など捜査機関による尋問や、捜索、逮捕なども免れます。訴追対象となり得るのは、反逆罪をはじめとする重大犯罪のみだそうです。トランプ大統領もやりたかったであろう、悪い大統領にとっては夢のような制度。コメント見ていると、やはり似たような感想の人がいましたので、その他のコメントとともに紹介しておきます。
<悪質な独裁者だな。一族郎党も訴追から逃れられるってことはいくら賄賂もらって権力振りかざしてもお咎めなしってことか>
<自己恩赦をしたくてしょうがないトランプは、こんな法律ができてしまうロシアが羨ましいだろうな>
<あれ?法はないけど日本でも似たような事がありましたな。自◯党のあ◯政権だったかな?>
【本文中でリンクした投稿】
■
自民党が招いたスティーブン・バノン、献金詐欺・私的流用で逮捕 ■
ニコニコ動画の川上量生ドワンゴ会長「ユーザーはどうでもいい」「釣った魚にはエサはやらない」 (海賊版対策のブロッキング・ネット検閲問題はここにまとめています)
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