●相撲力士もDQN・キラキラネーム?天空海の立浪部屋は他の力士も…
2020/11/10: 2020年11月場所の新入幕の「天空海」。てっきり「てんくうかい」と読むのだと思っていたら、アナウンサーが何か全然違う名前を読んでいて、最初予想外すぎて聞き取れませんでした。なので、今度は注意して聞いてみると、「あくあ」と読んでいる…ということがやっとわかりました。
「アクア」は「水」を意味する言葉。「天空海」の中では「海」とイメージが繋がります。こうした名前の付け方は、キラキラネームあるいはDQNネームと言われる、最近の名前の子供の付け方の典型的なパターンの一つです。全く意味が繋がらない漢字を英語など、他の言語の発音で読ませることもありますが、ある程度イメージできる読み方の方が多いでしょう。
親方がよくこういう変わった四股名を許したな…と所属の部屋のことが気になりました。検索してみると、イケメンで知られる他、先代の立浪親方と対立して訴訟になったり、元横綱・貴乃花を支持したりしたことでも知られる元小結・旭豊の立浪部屋でした。
「天空海」を知ってからこの部屋の力士の四股名を見てみると、天空海ほどではありませんが、羅王やロマンがある他、龍がつく力士がやたらと多いなど、少しキラキラネームっぽさは感じる名前が多いかな…と感じてしまいました。過去にも、大相撲八百長問題に関与した「猛虎浪」なんて力士がいます。
<明生 力(めいせい)豊昇龍 智勝(ほうしょうりゅう)天空海 翔馬(あくあ)上戸(かみと)北大地(きただいち)羅王(らおう)浪満(ろまん)北洋山(ほくようざん)多良浪(たらなみ)幸奄美(ゆきあまみ)飛天龍(ひてんりゅう)渉利(しょうり)瑞光(ずいこう)奥武山(おうのやま)豊浪(ゆたかなみ)筑波山(つくばやま)刻竜浪(こくりゅうなみ)華吹(はなかぜ)越乃花(えつのはな)>
●立浪親方が当初考えていたのは「阿久亜」…大洗町関係での命名
さて、きっかけとなった天空海ですが、
Wikipediaによると、四股名の由来はかなり真面目な感じで説明されています。ただ、入門当初は豊乃浪 祐貴(とよのなみ ゆうき)というオーソドックスで伝統的な四股名だったみたいですね。
2014年3月場所より天空海 翔馬(あくあ しょうま)の四股名に改名。「翔馬」の方も本名の「祐貴」から変わっていたんですね。「翔馬」の方はキラキラネームといわれないとは思うものの、現代風の名前だと言えそう。先程までの四股名を含めて、キラキラネームというよりは、かっこいい系、暴走族的なちょっと不良系な名前っぽさも感じます。
改名の理由は、「成績に波があるので、浪を取って波をなくしたい。」という意味が込められていたとのこと。それでなぜアクアか?と思うものの、とりあえず、真面目な説明。ただ、結局、「海」という字が入っているので、「波のない海はありませんよ」とツッコミを入れたくなります。
この「極めて難読とされる」四股名は、実を言うと、入門当初に立浪親方が考えていた「阿久亜」の読みをそのまま引用したとのこと。「阿久亜」でも十分キラキラネームっぽさがありましたね。この由来は、アクアワールド茨城県大洗水族館からきているとのされていました。加えて、番付上昇の願いを込めた「天」と、天空海の地元(出身地)・大洗町を象徴する「空」と「海」の漢字を利用したとされており、大洗づくしだったようです。
【関連投稿】
■
キラキラネームかも…心優・輝・颯など最近流行の名前読める? ■
相撲は日本の国技ではない 柔道や剣道や野球なども国技を自称 ■
昔は強いと思われなかった白鵬、モンゴル人で唯一部屋が決まらずお情けで入門 ■
日本国籍がないと相撲の親方になれないのが外国人差別でない理由 白鵬の帰化で話題に ■
大相撲の優勝歴代上位は外国人力士ばかり?でも全勝優勝なら違う? ■
白鵬のかち上げ、なぜ禁じ手にしない?実は横綱北の湖も得意技だった ■
文化・芸術・宗教・海外との比較についての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|