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カナダの天才日本人少年大川翔、汚い大人たちに利用される?


 14歳の日本人天才児大川翔、カナダの大学が獲得競争で奨学金を用意で書いた大川翔さんの続報が出ていました。

 前回の記事で結構皆さん食いついていたのが、「プロム」と呼ばれる高校生に卒業ダンスパーティ(舞踏会)の話。男女のカップルで参加しなくてはいけないのですが、何しろ彼は飛び級で14歳です。周りの女の子は年上ばかりで誘う勇気が…といった感じのほほえましい話でしたので、皆さん胸にキュンと来たのかもしれません。

 話が逸れますが、このプロムでのカップル選びは結構壮絶なものだそうです。
海外ドラマで良く見る米国プロムって本当にあの通り? - Excite Bit コネタ ライター情報:シカゴ/あらた 2013年5月15日

一般的には男女カップルで参加するのだが、誰と誰がカップルで行くのか、という噂はフェイスブックで広がり、元カノや元カレの嫉妬なんかも混じって、毎年壮大なドラマが繰り広げられる。

誘ってくれるのを待っていては参加できなくなってしまうため「こっちからアタックしなくては!」と女子も必死にアピール。

しかし、親友だと思っていた友達が自分の好きな彼を目の前で誘ったあげく、オッケーを貰ってしまい現在絶交状態。あっちこっちでいろんな女子に声をかけまくって最後の最後に「じゃあ君でもいいや」なんていう誘われ方で傷ついたり。カップル成立したと喜んでいたのに、目移りしたのか「他の女子と行く事にしたよ」なんて言い出す男子に傷ついたり…。とにもかくにも笑顔よりも涙や喧嘩がたくさんある、という事実も見逃せない。
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1367914229393.html

 で、困っていた大川翔少年ですが、「実は、ニュースを見た女のコが立候補してくれて、助かりました……」(日刊SPA!より)ということで無事解決だそうです。

「チアリーダーをしてる、ダンスのうまい元気なコです。僕と同じ14歳なんですが、プロムは、同学年でなきゃいけないというわけではなかったようです。本来は男のほうから誘わなければいけないのですが、その点、僕はまだヘタレですね」

 ああ、同級生である必要がなかったんですね。

カナダ在住・天才日本人少年の進学先が決定!頭脳の秘密は「早く寝る」こと 2014年07月11日 09時03分 提供:日刊SPA!
http://yukan-news.ameba.jp/20140711-5396/

 さっき見たExcite Bit コネタによれば、本当は"カップルでの参加のみ、というわけでもなく女子グループや男子グループでの参加も可能"ともありました。とはいえ、上のものを見ると、男女で参加しないと負け組みたいな空気があるのかもしれません。

 なお、同じくExcite Bit コネタ情報だと、"カップルだったらその費用は男子持ち"で、しかも、ドレスはゴージャス、場所によっては会場も豪華、交通手段は「リムジン」なんだとか…お金の方は大丈夫だったんでしょうか?

 このプロムをこなして、高校も無事卒業。周囲にいる日本人は自分だけなので「僕のイメージがすなわち日本人のイメージ」だとして、「日本の代表としての責務を果たせて、ほっとしています」とのこと。

 いわゆる国際的な日本人に対しては外国びいきといういわれのない批判も多いですが、海外で過ごすとむしろ日本人という意識は強くなると言う人が多いです。大川少年の話もそういうエピソードですね。


 前回の14歳の日本人天才児大川翔、カナダの大学が獲得競争で奨学金を用意を見てわかるように、私が注目したのはプロムより大学進学先の話でした。

 複数あった選択肢の中から、「UBCサイエンス(ブリティッシュコロンビア大学サイエンス学部)」に決めたようです。

 下世話な話でしたけど、前回記事によれば各大学の奨学金などの条件は以下でした。

★ブリティッシュ・コロンビア大学 3万ドル + リサーチ・アシスタントという給料付きの仕事
サイモン・フレイザー大学 3万4000ドル
ビクトリア大学 2万6000ドル
トロント大学 1万ドル
マギル大学 2万5000ドル + 給料付きの仕事

 今回理由について説明していますが、もちろん奨学金が…という話はしていません。(そういや、プロムのドレス代も奨学金で余裕だったのか?)

「選んだ理由は、素晴らしい教授陣が揃っているからです。それと、ヘルスサイエンスの分野に進もうと考えているんですが、UBCサイエンスはこの分野では、タイムスの世界ランキングでカナダ・トップの大学なんです」

 「ヘルスサイエンス」という言い方は前回はしていませんでした。当時は「生化学」ですね。ただ、「生化学」は普通バイオケミストリーと言いますので、もうちょっと広い言い方でしょうか?

 とりあえず、前回の話では、「サイモン・フレーザー大学の研究室や、ブリティッシュ・コロンビア大学の教授たちによるMini-Med Schoolで生化学と出会い、とても引きつけられたんです」と言っていました。もともと影響を受けていたところにそのまま入学という形になったようです。


 大川翔さんに関する記事は今回日刊SPA!の他に、同じフジサンケイ系列の産経新聞も書いていました。おそらくインタビュー部分は流用で、そこに産経新聞独自のものを加えているんだと思います。

14歳でカナダの名門大5校に合格した天才児「日本にもたくさんいる」(産経新聞) - goo ニュース 2014年7月11日(金)12:45(西見由章)
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20140711519.html?fr=rk

 日刊SPA!でもあった「日本にも、僕みたいな人はたくさんいる。ギフテッド教育や飛び級の制度がないので表に出てこないだけ」については、"9日には下村博文文部科学相と対談し、カナダの教育について説明した"という話と繋げていました。

 実に産経新聞らしいなと思ったのは次の部分。
 大学入試は、理系科目が得意な年上の中国人学生たちとの戦いでもあった。「僕の周りに日本人がいないので、どうしても日本代表という意識があります」

 セリフ自体は先ほど引用したものと同じです。日刊SPA!では次のような書き方でした。(引用済みが多いですがそのまま)
「実は、ニュースを見た女のコが立候補してくれて、助かりました……。チアリーダーをしてる、ダンスのうまい元気なコです。僕と同じ14歳なんですが、プロムは、同学年でなきゃいけないというわけではなかったようです。本来は男のほうから誘わなければいけないのですが、その点、僕はまだヘタレですね」

 卒業式を終えて、懸案だったプロムもなんとかこなせたという。

「僕のまわりには日本人がいません。だから僕のイメージがすなわち日本人のイメージになってしまいます。そういう意味で、責任重大だと思っていました。無事高校も卒業できましたし、日本の代表としての責務を果たせて、ほっとしています」

 気になる大学の進学先だが……。

 だいぶイメージが違いますね。

 産経新聞はさらに以下のような話も。
 歴史の授業で、日本が国際連盟規約に人種差別撤廃条項を盛り込むよう主張したことを知り、誇らしかった。カナダでは自分の国がいかにいい国かという教育を施し、町中に国旗が翻る。日本に戻ると、国旗がなかなか見当たらない。

 人種差別はいけない…うん、その通りなのですが、産経新聞に言われてしまうと…。


 何か産経新聞の方を読んでいると妙な感じになってくるので、再び日刊SPA!に。以下の話は初耳。実は12歳のときに日本への帰国を検討した上で取り止めていたそうです。
 12歳の時に、日本で渋谷幕張中学の帰国生枠を受験し、合格したという翔くん。だが、日本に戻らず、カナダで飛び級して高校生活を送ることを選んだ。

「渋幕に合格した後、家族会議で話し合いました。飛び級のメリット・デメリットは理解しているつもりです。もちろん、渋幕に通っていたら、楽しい学園生活を送れたんじゃないかって、想像することはあります。でも結局、僕は早く大学へ行く道を選びました。理由は、失敗しても良いから、チャレンジしようと思ったからです」

 この後の話は、日刊SPA!も良くないところを感じます。ザ・ギフティッド 14歳でカナダのトップ大学に合格した天才児の勉強法の宣伝というのは別に構わないのでどんどんやったらいいと思うのですが、ギフテッド(ギフティッド)を教育によって生み出せるという書き方をしてしまっています。



 なぜこれが良くないかと言うと、ギフテッドは先天的なものであり、後天的な努力で得られる才能ではないためです。ギフテッドの才能を潰すことは可能であるため、ギフテッドを潰さない教育法として報道するのならそれで良いのですが、「うちの子もギフテッドに」と親に勘違いさせて売ろうとしている感がバリバリあります。

 何しろ"気になるのは両親の教育法だ。どうしたらこんな優秀な子が育つのだろう"と書いてしまっているのですから…。
「両親は、日本人で日本国籍です。僕の母さんは弁護士で、日本の大学で法律を教えていたことがあります。ロースクールができる前の、司法試験が超難関だったころの話です。僕の父さんいわく、“母さんこそが現実の『ドラゴン桜』*”なんだそうです」(*三田紀房氏による漫画作品。落ちこぼれの生徒たちが、東大に合格する話)。

 母親が「ドラゴン桜」とは、どういう意味なのか?

「ある大学から、3年以内に司法試験の合格者を出してほしいと依頼を受けたそうです。その大学は創立以来、法学部があっても、司法試験の合格者はいない大学。常識で考えると普通、それは無理でしょうという話でした。でも母さんは引き受けてしまった。でもってなんと、合格者を出してしまった。それも現役合格。大学に問い合わせが殺到したらしいです。現在はロースクール制度になり、以前のような超難関試験ではなくなったので、この話は伝説としてしか残っていないと聞いています。

 そういうわけで、父さんからは、『そんなドラゴン桜が、お前の勉強の面倒をみるんだ。だから、よく母さんの言うことを聞いて、教えを守るこった』と言われています」

 その教えとは、いったいどういうものなのだろう?

「一番よく言われるのは『早く、寝ろ』です。勉強していても、「いつまでも、勉強してないで、早く寝なさい」と言われます。ふつう、勉強していると、親は喜ぶものだと聞いていますが、うちの場合は、ちょっと変わっているのかもしれません(笑)」

 日刊SPA!はゲスな売り方をしていますが、この手法自体はギフテッドじゃなくても有効だと思われます。過去に書いているように、睡眠の大切さを示す研究があるためです。

  ■寝る子は育つ 子どもの成績は何より睡眠時間が大事・肥満も減少

 また、確か研究というレベルではなく経験則だったと思いますが、「勉強しなさい」と言わない方が良いという記事はたくさん出ています。

  ■言わない方がいい「勉強しなさい」 逆効果でやる気下がる

 何か産経新聞も日刊SPA!も、自分たちの商売に14歳の少年を利用している印象を受けてしまいました。書き始めたときには、こんなことになるとは思いませんでしたわ…。


 関連
  ■14歳の日本人天才児大川翔、カナダの大学が獲得競争で奨学金を用意
  ■寝る子は育つ 子どもの成績は何より睡眠時間が大事・肥満も減少
  ■言わない方がいい「勉強しなさい」 逆効果でやる気下がる
  ■中2で東大模試の成績優秀者の天才岡田康志 2chなどで凡人扱いされる
  ■奨学金を返済できない学生・社会人は悪者か?返還訴訟が100倍に
  ■学校・教育・子どもについての投稿まとめ

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