だいぶ前にブックマークしていたものの、タイミングを逃していた記事。この記事タイトル見て、「最近ってパチンコ儲かっていないんだ!」と知りました。
“若者離れ”で斜陽のパチンコ業界、カジノ経営に本腰か? 海外紙が分析 | ニュースフィア 更新日:2014年4月14日
http://newsphere.jp/business/20140414-3/ ニュースフィアは海外記事から話を持ってくるのが主体ですので、当然この話もやはり海外メディアの情報を出しています。海外メディアの視点は日本のグローバル化というものみたいですね。
カジノ解禁という「世界標準」に近づく動きというのが、まずひとつのグローバル化です。これと並行して、「日本だけ」のパチンコが衰退していくことが、もう一つのグローバル化だというわけです。
逆に言うと、パチンコは日本独自の文化だと言えます。『ハフィントン・ポスト』は冗談なのか本気なのか、「日本人にとっては、盆栽の手入れと同様の、それ以上に楽しい気晴らしだ」などと書いていたようです。
以下のページも日本文化だというコンセプトで、"パチンコは80年以上も続いており、庶民の元気の源となり、これだけの歴史があれば、
立派な日本の文化と言えるのではないでしょうか"としています。
日本文化としてのパチンコ|ぱちんこの歴史|みなパチ :: みんなのパチンコ初心者向けページ
http://minapachi-beginner.net/history/37.php こういう「日本独自の文化」と言うと、「何でも海外に合わせる必要はない。日本の文化を守るべきだ」って文脈で使う人も多いです。ただ、パチンコを世界に誇る日本文化だと思っている人は少なく、むしろ恥だと思っている人も多いでしょう。
これは本来当たり前のことで、別に矛盾ではありません。日本独自のものには良いものも悪いものもあるのですから、ものによって違って当然です。話が逸れてしまいますが、何かと「日本を悪く言ってはいけない」と主張して満足している人がいるのが気になるんですよね。日本独自かどうかは肯定・否定の理由にはならず、その先が大事なのに…。
ニュースフィアに戻って、今度はフィナンシャル・タイムズ紙。ここでは、パチンコは「日本の若い世代からは見捨てられている」「“サラリーマン”の典型的な余暇は、(パチンコホールが)一見どこにでもあるにも関わらず、死につつある」と報じているそうです。
この見解は公益財団法人日本生産性本部の調査を元にしたものです。"パチンコの遊技者はこの20年で2/3の1100万人に減っ"ています。特に"20代の遊技者は6人に1人、20代以下では50人に1人で"あり、"若者の遊技人口の減少が顕著"なのです。
なお、他の投稿で書いているように、パチンコ業界はもともと冒頭で話が出てきたカジノを狙っています。フィナンシャル・タイムズ紙も"業界大手はパチンコに見切りををつけ、解禁を見越してカジノ経営に軸足を移しつつあると報じ"ていたようです。
そして、フィナンシャル・タイムズ紙が"報じた投資会社の試算"というのが、日本のカジノはなかなか有望だと感じさせるものでした。"日本に10数カ所カジノができれば、年間400億ドル程度の収益"で、約500億ドルで"世界最大の市場を持つマカオ"に匹敵するというものです。
しかし、この収益の原動力となるのは、やはり若者ではありません。それどころか主役は日本人と考えられていないようです。「ほとんどが中国人観光客」という見方なのです。
それでは日本の若者は何してるの?と言うと、「親世代よりも可処分所得が少なく、モバイル端末用のゲームに消費することを選ぶ」(フィナンシャル・タイムズ紙)とのことです。(パチンコは貧乏な人も好みますので、可処分所得うんぬんはいらん気がしますが)
モバイルゲームはモバイルゲームで以前ギャンブル的になって問題化したことがありましたが、最近はそういう話を耳にしません。改善しているんだとすれば、パチンコやカジノに熱中するよりはよほど望ましいんじゃないでしょうか?
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