以前
渡辺恒雄読売会長の好きな政党は?で書いた「報道機関が特定政党に肩入れする」の件で、普通に新聞に載っていた記事があったので、メモしておきます。
堀内、中畑、江本…“大物”プロ野球OB、共倒れのワケ ZAKZAK 2010/07/14 10:25は、「政党サイドが期待したほどには、“元プロ野球”の看板に集票力がなかった」などと元野球選手候補者の落選理由を探る記事ですが、その中にこんな記載がありました。
とりわけ意外な落選となったのが堀内氏。出馬にあたっては、自民党の二階俊博衆院議員が「読売グループの総帥の渡辺恒雄主筆(巨人球団会長)から『絶対に、堀内さんに万が一のことがあってはならない。しっかりお願いしたい』と言われた。お願いなどめったにする人ではないのに…目の中に入れても痛くないほどなのだろう」と明かしていた。政界に隠然たる影響力を持つといわれる渡辺会長自身、「当選確実だろう。(堀内氏には)応援するから頑張れ(と伝えた)」と太鼓判を押していたのだ。 |
ということで、以前書いた「たちあがれ日本」については出ていないものの、やっぱりナベツネこと渡辺恒雄会長は政治にしっかり関わっていたようです。
これは以前も書いた通り、良くないことだと思います。
記事に「主筆」とありますが、これは新聞の論説を取り仕切る立場です。その人が特定政党に関わっていては、その新聞の政治記事が特定政党に有利なように誤魔化されているのではないか?と思われ、信用されなくなってしまいます。
逆に実際既にそのように誤魔化して書いてあるのであれば、そのことを知らないであろう多くの読者を騙し、自分の好きな方に誘導することになります。
特に読売グループは日本のマスコミで最も影響力が高いと思われるため、なお良くありません。
この渡辺恒雄会長と自民党との関係は、結構有名なようです。
「渡辺恒雄 自民党」で検索すると、最初に「渡辺恒雄はどうして自民党を動かせるの?」というページが出てきます。これは
OKWaveに寄せられた質問で、
渡辺恒雄が今回の、小沢辞意撤回騒動の引き金となった、 『大連立』の持ちかけた張本人と色々と報道されています。 渡辺恒雄は自分の新聞社を使って、そのための世論形成を図ったと言われています。 これはたいへん悪いことですが、そのように自分の会社を動かせるのは、 まだ、わからないこともないですが、 彼は、どうして自民党や日本国総理大臣までも動かせるんでしょうか? 自民党がナベツネの言うことをきかなかないと、 なにかまずいことでもあるんでしょうか? どんな強大な権力を握っているんでしょうか?
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といった内容です。
回答は「中曽根元総理と非常に仲が良いので、中曽根さんの影響力を使っているのではないか」、「自民党に実力者がいなくて、外部の人間が重要となり、それがたまたまマスコミ界に長い間君臨する渡辺恒雄氏だった」、「マスコミは侮れない力を持ってるから」などと様々ですが、自民党への影響力が大きいこと自体は否定されていません。
唯一「渡辺氏が動かしたというのは正しくありません。(中略)福田氏も小沢氏も大連立は選択の一つを考えていた中、渡りに船だったのでしょう。両者の思惑が一致した結果に過ぎません」としている方はいましたが、この方も「読売は政権政党にべったりの異質な新聞です」としていて、自民党との関係が深いことは指摘されており、皆さんそのような認識のようです。
しかし、私は各新聞社が特定の思想を持つこと、偏りがあること自体は、仕方ないと思いますし、否定まではしません。(というか、完全な中立というものは実現不可能なことだと思います)
ですから、最初に書いたように特定政党に力添えするのをやめるか、いっそのこと、しんぶん赤旗(共産党の発行)ぐらいまではっきりさせれば良いのにと思います。
これは読売新聞に限りませんけど、各マスコミは自分たちの立ち位置を明確に示した方が、読者により公平だと思います。
あと、これに関連して
ナベツネと小沢一郎さんの関係も調べたのですが、長すぎるので明日分として一気に更新します。
とりあえず、今日はここで終わりにします。
関連
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渡辺恒雄読売会長の好きな政党は? ■
ナベツネと小沢一郎 ■
その他の政治(2010年)について書いた記事 ■
参院選敗退にも他人事の小沢一郎前幹事長 ■
池上彰の参議院選挙の解説
Appendix
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