「酒豪でも酔うのはいっしょ」という話をやっていたのですけど、
白人に下戸がおらずお酒弱い日本人が多い理由 強い人も脳が麻痺していたに移動。ここは、新たに別のお酒の話で使っています。
スナックに行かない若者は他人に接しないで生きており、人間らしさを放棄しているという暴論を吐いている酒場ライターの方がいたという話です。すごいこと言いますね。
2018/02/28:
●スナックに行かない若者は人間らしさを放棄、小石川ワタル氏語る
●若者叩きだけでなく、ブラック企業問題や恋愛観で俗論と偏見まみれ
●矛盾のある主張、そもそも若者はコミュニケーションを重視している
2018/07/02:
●キャバクラも若者離れ、おじさん世代も先細りでピンチ?
2020/07/05:
●同じ年の記事なのに「スナックに来る若者が増えている」という報道も
●スナックに行かない若者は人間らしさを放棄、小石川ワタル氏語る
2018/02/28:20代後半の部下を門前仲町のカラオケスナックに連れて行ったが楽しんでくれなかったと、50代のサラリーマンがぼやいていました。ただ、この話を紹介した記者はそれに同調しているわけではなく、「上司と一緒に場末のスナックよりは、ガールズバーで一杯の方がいいだろう」と理解を示していました。
ということで、記者そのものは、若者叩きはしていません。ところが、スナック好きの酒場ライターだという小石川ワタルさんのコメントが、偏見だらけの決めつけですごかったんですわ。
「若者がスナックに行かないのは、“1人で生きていける時代になった”からだと思う。オジサン世代がスナックに通ったのは、飲みながら仕事の愚痴から失恋の話までできたからでしょ。(中略)
ところが、今の若者は職場で困ったら辞めちゃうし、フラれるのが嫌だから恋愛はしない。会社を出たら1人で飯を食い、買い物も遊びも友人とのやりとりもスマホ1台で完結してしまう。他人に接しないで生きていけるわけ。そういう男が増えている。(中略)いまの若者は自ら人間らしさを放棄しているも同然。残念だね」
(
1人で生きていける時代ゆえ スナックに行かない若者たち|日刊ゲンダイDIGITAL 2018年2月26日より)
●若者叩きだけでなく、ブラック企業問題や恋愛観で俗論と偏見まみれ
いろいろ問題があって、ツッコミきれないのですけど、まず、「今の若者は職場で困ったら辞めちゃう」はブラック企業問題。以前より会社の状況が悪くなっているのに辞めないという方が問題です。辞めずに死んじゃっている人が多い中で、よくそんなこと言えますわ。
また、「フラれるのが嫌だから恋愛はしない」は俗論であり、根拠のない話でしょう。
草食化の嘘 実はバブル世代が一番草食系男子、彼女がいた割合が一番低いでやったように、そもそも現在の若者が特別恋愛嫌いという証拠もありません。
恋愛論については、「恋愛しなくちゃいけない」ってのもめちゃくちゃ偏見ですね。本来、個人の自由です。そういえば、
最近の若者は中年や高齢者より女性の胸への関心が低いという分析結果でも、年上の人が自分の価値観を押し付けまくっていました。
●矛盾のある主張、そもそも若者はコミュニケーションを重視している
それから、若者が1人で生きている、他人に接しないというのは、矛盾だらけでめちゃくちゃな解釈。先の50代のサラリーマンがぼやいていたのは、部下がスナックでLINEをやっていたためだったんですよ。LINEは友達との繋がるためにやっているものであり、むしろ人との繋がりを重視しています。直接か、スマホを通してかの違いだけです。
そもそも小石川ワタルさん自身、友人とのやりとりもスマホ1台で完結していると言っていました。これも俗論できちんとした証拠を見ていないものの、今の若者はむしろ今までの世代よりも友達との関係を気にしすぎているという論者すらおり、若者がコミュニケーションを軽視しているという証拠はありません。
スナックを好きなのが悪いというわけではなく、それは自由なのですけど、こうやってスナックを好きじゃない人を馬鹿にするのは明らかに間違いで、かなり人間性に問題を感じます。こういうひどさも人間らしさだと言えばその通りなんですけど、スナック通いではもっと人間の良いところを学べなかったんでしょうか?
●キャバクラも若者離れ、おじさん世代も先細りでピンチ?
2018/07/02:私はお酒を飲むいろんなお店の種類がごっちゃになっています。で、今回の
キャバ嬢は10年で絶滅する? 衝撃投稿に若者「金払って気を遣うのはムリ」 – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!(2018/05/27 07:00)という記事も、以前やった話に追記できる!と思ったものなのですけど、よく見るとスナックとキャバクラで種類が違っていました。
この記事の元ネタは「はてな匿名ダイアリー」であり、事実かどうかはわかりません。ただ、新宿の歌舞伎町で5年ほどキャバ嬢をやっているという投稿者によると、ここ3年くらいの客の減り方が「異常」とのこと。そして、「この業界が飽きられてるってこと」と予想しています。
また、客層が高齢化しているという話もしていたのが、元の投稿の趣旨に合うのでは?と思った理由。20代、30代はほとんど来ず、50代以上がメインだそうです。ただ、そのオジサン世代も「パパ活やら出会い喫茶で遊んだほうが安上がりだし、簡単にヤレるって気が付いてしまった」ようで、さらに客足は減っていきているといいます。
この投稿への反応で驚いたのが、「キャバクラ代を経費で落とせなくなっている」という話。そもそも経費で落とせた時代があるというのが驚き。企業の接待として使っていたということみたいですけど、時代に合いませんよね。
●同じ年の記事なのに「スナックに来る若者が増えている」という報道も
2020/07/05:スナック好きの酒場ライターだという小石川ワタルさんが若者バッシングをしていたのは、2018年2月26日の記事へ寄せたコメント。ただ、同じ2018年で3ヶ月後の5月30日には、
スナックに若者が集う?今、見直されるスナックの魅力(TBSラジオ)という記事が出ていて笑いました。どっちだよ?って話。いい加減な話ですね。
ここで話を聞いていたのは、錦糸町の老舗スナックでママさんたちだとのこと。なので、局所的な現象の可能性がありますが、例えば、「昔は年配者ばっかりだったけど、最近は若い子が、27~8歳とか、35~6歳の人がぽつりぽつりたまに来ます」という話。流行りというほどではないですけどね。
この人は「どこで知ってるんだろうね」と言っていましたが、別の人の場合はネットに掲載したときに明らかに増えたようで、「インターネットを見てのお客さんは多い」と断言。新規のお客さんが月に15人~40人で、そのうち半分程がリピーターになる人気っぷりだとされていました。
【本文中でリンクした投稿】
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草食化の嘘 実はバブル世代が一番草食系男子、彼女がいた割合が一番低い ■
最近の若者は中年や高齢者より女性の胸への関心が低いという分析結果 ■
白人に下戸がおらずお酒弱い日本人が多い理由 強い人も脳が麻痺していた【関連投稿】
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