2020/02/10:
●盗撮嫌がらせ動画で宣伝しよう!富士フイルムが謎発想PVで炎上
●鈴木達朗氏のスタイルだが、富士フイルム側がそもそも企画立案
●盗撮嫌がらせ動画で宣伝しよう!富士フイルムが謎発想PVで炎上
2020/02/10:また富士フイルムか!と思ったら勘違い。ちょっと前にあったのは、キヤノンでした。
猛暑ですけど外でペットの撮影を…キヤノンが動物虐待推奨で炎上で書いたものです。どっち以前から悪いことする企業というイメージなので、混ざってしまいました。
さて、富士フイルムが何をやらかしたのか?という話。富士フイルムは2019年2月5日にYouTubeでプロモーションビデオ(PV)、宣伝のためのビデオを公開。あっという間に炎上して公開から数時間で配信停止しています。ということで、炎上後の対応は非常に早いのですけど、内容的にそもそもなぜ企画したのか?というものでした。
問題のPVの内容は、写真家・鈴木達朗さんが富士フイルムの新型コンパクトデジタルカメラ「X100V」でストリートスナップ写真を撮るというもの。これだけ聞くとなんてことないのですけど、町を歩いている人々に断りなく突然カメラを向け、通行を邪魔しながら撮影して通り過ぎるという行為を繰り返している…というものでした。この説明だとダメだとわかりますよね。
カメラを向けられた人がとっさに顔を背ける様子や、鈴木さんが警察から職務質問を受けているような場面もそのままあり、明らかに不審がられています。当然ながら、「嫌がらせだ」「富士フイルムは盗撮を推奨しているのか」といった批判が出ました。
(
道路使用許可なし、警察の職質シーンも――富士フイルムのカメラ販促動画炎上、削除までの一部始終 - ITmedia NEWS 2020年02月07日 20時00分より)
●鈴木達朗氏のスタイルだが、富士フイルム側がそもそも企画立案
採用された鈴木達朗さんというのは、もともとこういうスタイルだったようです。そして、以前のものも今回のものも写っている人が、強く抗議できない弱そうな人、特に女性が中心であることが指摘されています。ヤクザみたいな怖そうな人に盗撮まがいのことをするなら良い…というわけではありませんけど、弱者狙いであることがさらに反感を買っていました。
また、鈴木達朗さんのスタイルを許容した時点で、富士フイルムの問題は大きく、鈴木さんのせいにはできません。そもそも富士フイルムによると、企画立案から撮影、編集までを社内で行い、X100Vの、小型軽量で機動性に優れているという特徴をアピールするものになると考えていたようです。富士フィルムが主体的にやっていたんですね。
被写体となる通行人には事前事後を問わず許可を得ておらず、鈴木さんを撮影する富士フイルムのスタッフも警察に道路使用許可の申請はしていませんでした。社内で問題を感じた人はいなかったかも聞かれていますが、直接的な回答はなし。「(社内での)チェックが不十分だった」としており、社内で見た人に限って言えば、誰も問題だと思わなかったのかもしれません。
鈴木達朗さんにしても、富士フイルムにしても、こういう嫌がらせが芸術だと考えていたのかもしれません。人々が瞬間的に嫌がる態度を見せる映像について、「刹那」などと表現していたようです。
あと、削除されてしまって詳細は不明なのですけど、鈴木さんは「批判覚悟」的なことも言っていたみたいな反応も見られます。ただ、ツイッターのアカウントは削除されてしまっているので、そうした覚悟もなかった模様。覚悟があればやって良いって話ではありませんけどね。
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