2010/8/4:
みんな誤解している冷房と除湿の違い
電気代が安いのは実を言うと…
運転モード以外で電気代を節約する方法とは?
●みんな誤解している冷房と除湿の違い
2010/8/4:
「冷房」と「除湿」、電気代がお得なのは? 快適性と省エネ性をアップするエアコンの使い方 2010年08月01日10時30分 MoneyZineでは、東京電力が09年に行った「除湿」と「冷房」についてのアンケート調査を紹介しています。
それによると、「除湿」と「冷房」を使い分けている人は約半数で、ジメジメして蒸し暑いときは約60%の人が「除湿」を選択しているそうです。そして、その理由については、以下のような回答が多いとのこと。
(1) 除湿の方が湿気がとれると思うから(62.1%)
(2) 除湿の方が冷えすぎないから(65.5%)
(3) 電気代が安いと思うから(32.8%)
(4) 冷房はあまり湿気がとれないと思うから(22.4%)
ところがこれ、(2)以外は全て間違っています。
意味なし?エアコンの除湿運転とドライ運転は違う 電気代節約は可能?や
エアコンのドライの消費電力の内容と重なるのでここでは説明せず結果だけ書いていきますけど、誤解なのです。
な~んて偉そうなことを書いていますが、考えてみると私も昔はそう思っていました。これは「除湿」という名前が悪いですし、もうちょっとメーカーはこのことを周知すべきだと思います。
●電気代が安いのは実を言うと…
とりあえず、ポイントはエアコンの「除湿」というのが温度を下げないことに全力を傾けながら、ついでに除湿する特別な操作であるということです。それぞれの間違いを正していくと、下記のようになります。
(1)
× 除湿の方が湿気がとれると思うから。
○ 冷房の方が湿気はとれる。ただし、温度も下がる。
(3)
× 電気代が安いと思うから。
○ 特別な操作をしているので、電気代は高い。
(4)
× 冷房はあまり湿気がとれないと思うから。
○ (1)と同様。冷房の方が湿気はとれる。ただし、温度も下がる。
ただこのうち(2)については、場合によりけり。除湿を「弱冷房除湿」(ドライと区別することも)と「再熱除湿」の2種類に分けて考えると、電気料金は「弱冷房除湿<冷房<再熱除湿」と高くなるとしています。ややこしいですね。
●運転モード以外で電気代を節約する方法とは?
あと、記事でおもしろかったのは、電気代節約に関する話。「エアコンは1℃の変化で電気代が10%も変化するともいわれている」とあり、「電気代が気になる場合は、まず温度設定を少し上げるのがよいだろう」としています。エアコン稼働時間との兼ね合いがわからないのですが、ほぼつけっ放し、もしくは稼働時間が決まっているというご家庭では効果が大きそうです。
そして、もう1つ「エアコンを効率的に使うポイントとして、いかに室内の気温を逃がさなようにすることも大切」とのこと。窓を開けておくのは論外でしょうが、閉めていても「室内でもっとも熱の出入りが激しいのが窓」だそうで、カーテンやブラインドを使うことも効果的だそうです。これは暖房でも同様です。
私はこれ気づきませんでしたが、確かにそうですね。そう言えば、日本の家屋自体が熱を逃がしやすい(夏なら熱を入れやすい?)とも言われていたはず。これは確かCO2削減に関して、「断熱性を高めればもっと日本も行ける」みたいな話だったと思います。
記事では最後に体にやさしい温度設定として、「夏場は外気との気温差マイナス5~6度」と紹介しています。省エネも大切ですが、体を壊しては意味がありませんので、ムリのない範囲で省エネを心がける感じにしましょう。
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