バスの話をまとめ予定。とりあえず、<直さないで!台風で倒れたバス停、実は50年以上前から倒れていた>などをやっています。
●直さないで!台風で倒れたバス停、実は50年以上前から倒れていた
2022/09/24:なんだかバス停が50年以上倒れっぱなし!みたいなタイトルになってしまったのですが、
道路に倒れたバス停 実は台風のせいじゃなかった!(松川希実 2022/09/21)という記事であった強風対策の話です。地方によってやるところとやらないところがあるみたいですね。私が住んだ地域では、いずれもなかったやり方です。
<投稿した井上学さんは龍谷大学の教授で、公共交通を研究されています。
今回投稿したのは、以前、バス事業者から台風接近に備えて前もってバス停を倒していることや、それにまつわる苦労話を聞いたことがきっかけでした。「まだ多くの人に知られていないことに気付きました」
まちなかで、台風14号で見つけたバス停を投稿すると、多くの反響がありました。
井上さんは、「実はずっとやられている取り組みなのですが、台風の影響を比較的受けない地域にも、このような取り組みが伝わるのはSNSならでは」と、多くの人に伝わったことを喜びます>
<今回の投稿で多くの反響が集まったことに、「正直、驚きました」と京都市交通局の担当者。
記録は残っていませんが、風が強くなれば停留所を倒すというのは、バス事業者ではずっと続いてきた〝備え〟だったと言います。「先輩の記憶する限り、少なくとも50年は続いていました」>
●ふたりがかりで倒して張り紙しても直されて、また倒し直しに…
京都市交通局によると、倒れるリスクの関係か、標識柱と呼ばれるバス停のみを倒します。しかし、この標識柱が多数ある上に、高さ約2・5メートル、コンクリートの土台は約140キロあり、全部合わせるとおよそ200キロ。「1人では到底倒せないので、2人以上で倒しに行きます」とされていました。
ツイッターでは「張り紙を貼る必要がある時代では?」的なコメントもあったのですが、普通に張り紙もしているんですよ。それでも、直されちゃうことがあるんですね。ということで、倒すだけでもたいへんなのに張り紙もしていますし、当然ながらこれをさらに戻す必要がある…というえらいことになっています。
<京都市交通局が管轄する停留所のうち、該当するのは約150箇所。エリアごとに各営業所が分担しますが、三連休の中日だったため人手は最低限でした。数時間後に迫る大型台風への緊張感の中、職員は車で周り、必死で停留所を倒して行きました。
時間との勝負のなか、倒した停留所には貼り紙を取り付けることも忘れません。(中略)京都市交通局では、飛ばされないようパウチしたお知らせをロープでくくりつけます>
再び巡視に来るとまた立っていることもあり、この場合はやり直し。加えて問い合わせもあります。本来なら倒れないバス停を作るべき…でも、コスト的な問題かな?と思いながら読んでいたら、違いました。一定の道路の幅が必要など構造上の問題で、埋められない場所もあるんだそうです。
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