nanapiというのがえらく怪しいと思いつつ、
簡単で効果抜群…?蚊にさされにくくなる方法(2014年8月16日15時00分)をついつい読んでしまいました。
記事では「虫よけスプレー」みたいなそりゃそうだろう!ってものもありました。こういうのはあまり求められていないでしょう。
蚊の嫌いな周波数を出してくれるという「蚊に刺されなくなるアプリ」なんかは、"効果は、信じる人だけに訪れます"と紹介しつつも、鼻から信じていない感じです。
こういったアイテム系で唯一おもしろそうだったのは、「アロマセラピーの精油を使う」ですね。"ゼラニウムやレモングラスのアロマオイルが効果的"だと書かれていました。
そういえば、
ゴキブリ対策にハーブ(ミント、クローブ)が効果アリは本当か?で出てきたように、ゴキブリ対策でもハーブが有効という話が出ていました。検索してみると、アロマオイルで蚊に限らず虫除けが可能という話が広まっているようです。
ゴキブリに対するハーブの効果については「効果がない」という人が半分くらいかな…とりあえず、かなり多くいましたので、効いていると言う人の中に思い込みのある人が含まれていることを考えると、怪しい感じでした。
では、蚊に対するアロマオイルの効果はどうでしょう? ざっと検索してみると、肯定的な意見ばかりでこちらはあまり否定派はなし。ただ、例によって「体に良いから」という使用理由を挙げる人が大半な一方で、虫に効くアロマはペットにも猛毒だと言っている人もいました。これも怪しい話ですが…。
最初の記事で多かったのはアイテム無しの対策。それで済むのであれば、一番嬉しいお手軽な対策ですから、是非知りたいところです。
■ 道具いらずでできる対策
◎ 黒い服をさける
◎ 肌の露出を控える
◎ 汗をこまめに拭く
◎ お酒を飲まない
◎ 肉・砂糖・糖質分を控える
◎ 蚊のいそうな所にはいかない
最後の「蚊のいそうな所にはいかない」は一見ひどいアドバイスに思えるものの、最も信頼できる情報で間違いありません。記事では、"水辺や草むらなどにはなるべく立ち入らないようにしましょう"としていました。
一方、胡散臭いのは「黒い服をさける」などです。しかし、
Wikipediaによると、"黒色の服は熱を吸収しやすいため、黒い服を着ていると刺されやすくなる"とありました。蚊は"周りより温度が高いところへ向かう習性がある"ためです。
実はnanapiだと"蚊は濃い色のものによってきます"と書いていたので、Wikipediaが正しいなら理由は大間違いなわけですが、熱を吸収しやすい濃い色の服などを避けて、薄い色できれば白色のものを身につけるというのは正しいようです。
Wikipediaによれば、他に蚊には二酸化炭素の密度が高いところへ向かう習性もあるそうです。このために"体温が高く、呼吸回数が多い、つまり新陳代謝が激しい人は特に刺されやすい"ということになります。
そして、"新陳代謝量が増える運動をした後や、ビールを飲んだ後は刺されやすくなる"というわけで、「お酒を飲まない」も正解でした。
あと、足のにおいが好きなので、足の方に集中して刺されるという話もありました。蚊には足フェチの気がありますね。
Wikipediaをもう少し眺めていると、ハーブに相当しそうな話を見つけました。"一部の種は柑橘系の樹木・果実を嫌う習性があり、夏みかん等の果実の皮汁・果汁を人体に塗布する地方もある"そうです。
先のゼラニウムは花ですので、これには該当しない感じ。もう一つのレモングラスも柑橘系の樹木ではないんですけど、レモンの香味成分であるシトラールを含有しているらしいので、まだWikipediaと一致する可能性があるでしょうか?
必ずしもWikipediaが正しいとは限らないものの、何かやっぱりnanapiは怪しいなぁ…という部分が多いです。私の調べていないものも含めて、気になったものは他にもう少し信頼できそうなサイトで確認がとってから信じるくらいの方が良いのではないかと思います。
あとは結局それかよ!という話ですけど、虫除けスプレーに素直に頼るというのが一番信頼できそうな感じです。
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