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慰安婦報道誤報で朝日新聞の謝罪は必要ない?他紙の誤報とお詫び


 (池上彰の新聞ななめ読み)慰安婦報道検証:朝日新聞デジタルの内容読んだら私がこの問題で書いてきたことの共通点が多かったのでその話をやろうかな?と思いましたが、そんなのつまらんと思ってボツにしました。

 今回やる話はこの記事に関する反応で、「マスコミが誤報で謝罪するなら何でもかんでも謝罪する必要になるがしていない。いちいち謝罪を求めるのは間違っている」みたいなのを読んで、そうかもと思ったことについて。考えてみると、メディアが誤報で訂正だけなく、謝罪まですることは珍しいかもしれないと思い、確かめてみることにしました。

 しかし、検索してみると普通に誤報でバンバン謝罪していましたわ。全然珍しくなかった。やっぱり「朝日新聞に謝罪を求める」ってのは間違っていないですね。

 たとえば、私が真っ先に思いついた世界初iPS細胞による臨床応用は、読売新聞などの誤報で肩書きも虚偽 朝日新聞が張り切って追求の件。【おわび】iPS移植は虚偽…読売、誤報と判断 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(2012年10月13日 読売新聞)は、タイトルと本文の最後で「おわび」とありました。

 最後は「ヨミドクターに掲載されたiPS心筋移植に関連する記事に誤りがありました。おわびします」という文面です。やはり謝罪することはあるみたいですね。


 朝日新聞自身も謝罪した例があります。量が多いのでWikipediaの2012年以降しか確かめませんでしたが、たとえば、以下の誤報については謝罪をしているようです。
2012年4月9日、夕刊の社会面トップで四国電力の橘湾火力発電所が「電気事業法に定められた自主点検を約1年間、怠っている」と指摘し、「配管内部の劣化や損傷を、少なくとも年2回チェックすることになっている」などと報じた。しかし、電気事業法は、年2回チェックするように義務付けてはおらず[231]、橘湾火力発電所は法令通りの頻度でチェックを行なっていることが分かった[232]。

 元記事が消えていますが、この[232]の出典は" “朝日新聞おわびと削除…四国電力の記事に誤り”. 読売新聞. (2012年4月12日)"ですので、お詫びしたものと思われます。

 2012年以降で問題となっているのは、あと2つ。一つは「吉田調書」での所員が所長命令を無視して撤退したというもの。"朝日の報道は誤報であるとして、「従軍慰安婦報道」と同じことが行われていると批判"されているのですけど、現在進行形の話ですので除外。解釈上の問題の可能性があり、完全な誤報とわかりやすいものではないと思います。
(9/12追記:朝日新聞が誤報を認め謝罪しました。→朝日新聞、吉田調書記事取り消しのついでに慰安婦報道でも謝罪)

 一方、同じ2014年のもう一つの"2014年6月16日朝刊一面「『米艦で邦人救出』米拒む」"の方は、誤報が明らかでかつ謝罪していない例でしょう。"朝日側は「日本人救出を断っていた」を「他国民の救出を確約しない」にトーンダウンさせ、「日本人の米艦乗船は極めて困難だ」との指摘も消し"ましたが、実際には"国外に住む日本人を対象にした輸送訓練を実施し"ているそうです。また、2011年の"リビアから4人の日本人がアメリカの用意した艦船で運ばれた例"などがあるとのこと。


 他紙も一つということで、今度は産経新聞を見てみます。Wikipediaでは「報道」だけで独立の項目を持つほど話題豊富で、「疑義が持たれた報道・スキャンダル」もえらい量があります。しかし、2012年に限ると5つのみ。

 つい最近、2014年8月9日の「菊池桃子が民間起用で入閣するかもしれない」はアホですけど、「かもしれない」なので誤報とはちょっと違います。準全国紙で書くような内容ではなく、週刊誌レベルだとは思いますが…。

 また、"2013年10月10日夜(19時55分頃)、「村上春樹が2013年のノーベル文学賞を受賞」と先走って電子版号外に掲載"は、他社でもよくあるミスだと思われます。これも誤報とは異なります。


 きちんとした誤報(?)は残りの3つ。一つは"2012年7月23日、同年同月16日夜から17日にかけて実施された自衛隊の統合防災演習に際し、隊員の区役所庁舎内立ち入りを拒否したとして、東京都内11区を名指しで報道"したもの。翌24日付の「産経抄」でも痛烈に批判していました。

 ところが、これが事実無根。一部訓練を除き、ちゃんと"庁舎内で訓練が行われていた"上、"そもそも訓練を行わなかった区"があったというひどさ。"「区民に迷彩服を見せたくなかった」と明かしたという担当者の声も掲載した"そうなんですが、どこから持ってきたのか?という…。

 なお、これは謝罪記事を出していますので、誤報で謝罪の例に一つ加えられます。


 残り二項目ですが、実は2012年のロンドンオリンピックの話は内容がさらに二つに分かれていました。一つは"担当記者がCNNの同日8日付の記事を日本語に翻訳した上で、若干加筆したのみで無断掲載したもの"。パクリ・盗用であって、誤報とは異なります。

 二つ目が誤報らしいもので、"サッカーの試合について、日本がスペインを破ったことを「韓国メディアは意図的に無視か」と黒田勝弘は書いたが、中央・朝鮮・東亜の3大紙とも「グラスゴーの奇跡」「スペイン轟沈」と報じていた"というもの。黒田勝弘さんは産経新聞でも有名な記者さんですね。名前を覚えていました。

 これは特に謝罪って書いていないなと思ったら、謝罪どころか訂正も削除もなく未だに堂々と公開していました。
【サッカー男子】韓国メディアは意図的に無視? 日本金星にまったく触れず - ロンドン五輪2012特集 - MSN産経ニュース 2012.7.27 11:15

【ソウル=黒田勝弘】韓国では日本の対スペイン戦勝利はまったく伝えられていない。韓国自身、同じ時間帯に対メキシコ戦(0対0で引き分け)があったためで「自分のことで目いっぱい」というところだが、27日朝の新聞、テレビなどメディアが一言も触れないのは日本に対する“意図的無視”と見られる。

 産経新聞は間違いの指摘を意図的に無視しているのか、未だに気づいていないのか?


 最後の一つは引用(私は転載だと思っていましたが、Wikipediaでは引用とあり)であり、やや異なるものの、訂正・謝罪どころかこっそり削除…という対応が悪い見本として素晴らしかったもの。うちだとSTAP細胞否定の実験を再現成功と報道 香港の李教授「存在しない」で扱ったものです。
2014年4月1日、その存在が疑問視されているSTAP細胞について、「香港中文大学の李嘉豪教授が再現に成功」とWIREDを引用して報じたが、当の李が「qPCRの結果は死細胞などの影響によって不適切に得られた可能性がある。だからSTAP再現と騒がないで欲しい」と否定。翌2日に何のコメントも出さず記事全文を消去。

 以上です。必ずしも全部謝罪しているわけじゃないのですけど、過去にも謝罪例がありますのでメディアの誤報について謝罪を求めることは、全くおかしなことではないと思われます。


 追加
  ■朝日新聞、吉田調書記事取り消しのついでに慰安婦報道でも謝罪

 関連
  ■朝日新聞が吉田清治証言を虚偽・創作と認め取り消し 謝罪はなし
  ■世界初iPS細胞による臨床応用は、読売新聞などの誤報で肩書きも虚偽 朝日新聞が張り切って追求
  ■STAP細胞否定の実験を再現成功と報道 香港の李教授「存在しない」
  ■社会・時事問題・マスコミについての投稿まとめ

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