発音が大事…というのは、私的には非常に気に食わないことだったんですけど、たまたま読んだ記事2つで両方ともこの発音がポイントだとしていました。
まず、一つ目は
日本人だけが英語ができないのはなぜ?:日経ビジネスオンライン(瀬川 明秀 2014年9月2日)。
世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法
の作者である斉藤淳元イェール大学助教授へのインタビュー記事です。
イェール大学での英語教育が日本と大きく違う点は、"スピーキングとライティングの比重が高いこと"です。特に"徹底的に発音の練習をすること"が異なるようです。
斉藤淳さんが言うには、「日本語って発音する音の数が少ないので、日本人はどの言語を習得するにしても苦労する」とのこと。しかし、「結局これが一番大事」なのだとしていました。
私はこれが気に入らないのですけど、しかも、間違った発音では絶対にダメななんだそうです。正しい発音をするために「発音矯正のスペシャリストも」いるほどで、「正確に発音する基礎練習をしつこく続け」ます。「ハンドミラー片手に自分の口をみながらチェック」「口に手を入れて『自分の舌の形』を確かめながら」という話もあります。徹底した「矯正」です。
「この矯正に驚かれる方が多いかもしれませんが、正確に発音できるようになると、聞き取れる音の数が格段に増えるので、一番効率がいい」と斉藤さんは説明されていました。
この話は発音以外の話も載っていましたが、もっと徹底しているのが
1年海外留学するよりも英語がうまくなる 完全独習英語発音トレーニング
の作者竹内真生子さんです。
「ヘタでも通じればいい」は大ウソ|だから、全然うまくならない!日本人の英語学習5つの「非常識」|ダイヤモンド・オンライン(2014年9月1日 竹内真生子)においては、「内容がよければ、発音は多少デタラメでも聞いてもらえる」は嘘で、「発音がよくなければ、そもそも聞いてさえもらえない」というのが現実だとすら言っていました。
この方はダイヤモンド・オンラインで短期集中連載をしていたのですが、とにかく発音、発音です。加えて、
1回30秒のエクセサイズで「英語体質」をつくる|だから、全然うまくならない!日本人の英語学習5つの「非常識」|ダイヤモンド・オンライン(2014年9月3日 竹内真生子)では、"正しい発音を身につけるうえで大切なのは、体全体の「筋力」"だという本当かいな?という話が登場します。"英語の発音で一番たいせつなのは、「体の筋力」"だというのです。
"英語圏では、バースデーケーキにさしたろうそくの火を一度で吹き消せる子どもに、「この子は将来、いい英語を話すようになる」と言"うそうです。"日本人の発音がネイティブに通じない最大の原因"というのも、"音そのものよりも、息の強さ"にあると竹内真生子さんは言っています。"英語のネイティブではないヨーロッパ系の人の英語が、強いなまりがあっても通じるのは、息を吐き出す力が強く、音がしっかり相手に届いているから"だとしていました。
「日本語って発音する音の数が少ない」というのは前半の記事の斉藤淳さんの弁ですが、「日本語の発音では舌を力ませることがほとんどありません」と竹内さんは指摘します。一方、"英語の発音では、舌に力を入れてスプーンのような形にしたり、相手に舌が見えるほど外に突きだしたり、日本語の何倍も筋肉を使"います。日本人が英語の発音で苦労するのは、こういう理由があるようです。
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