2010/8/19:
●訓練されたお猿の兵隊が銃を撃って米軍を狙う、中国紙が報道
●「人間の盾」ならぬ「お猿の盾」にするという狙いまである!
2022/04/27追記:
●アメリカも負けてない?銃を恐れないクローン犬を開発との報道 【NEW】
●訓練されたお猿の兵隊が銃を撃って米軍を狙う、中国紙が報道
2010/8/19:
サルを射撃手に養成…アフガンのタリバン、米軍襲撃狙う(2010/06/28(月) 14:44 サーチナ)というタイトルを見て「お猿の兵隊」というフレーズが浮かびました。ただ、検索して出てくるのは「戦時童謡」といったものくらい。たぶん以前聞いたことあった…といったことではなさそうで、なぜ思い浮かんだのか謎です。
お猿が兵隊になるというこの嘘みたいな話について、Newsweekは、
中国スクープ!タリバン猿部隊 2010年07月14日(水)15時42分という記事において、次のように茶化した書き方をしていました。
<アメリカ政府よ、目を覚ませ。アフガニスタンが今日直面する最大の敵は腐敗でもなければ政府の機能不全でもない。カラシニコフ銃で武装した血に飢えたサルの軍団だ。そう、信頼すべき中国共産党機関紙、人民日報によると、アフガニスタンの反政府勢力タリバンは、木の上で平和に暮らすヒヒやカニクイザルの大群を集めて調教し、血も涙もない戦争マシンに変身させている……>
サーチナでは、チャイナネットが報じたところによると、アフガニスタンのイスラム原理主義・反政府組織のタリバンが、サルを射撃手として育成していると伝えていました。そりゃ、耳を疑いたくもなる話ではありますね。子ザルを捕獲して、ある程度の時間をかけて訓練して「テロリスト」に育てるそうです。
記事では、さらに軍服で米軍人を識別するとも書かれています。間違えて味方は殺さない…という賢いおサルさんです。この書いている通りになれば、犠牲者なしにアメリカ軍を攻撃できる夢のような作戦。それはすごいですけど、果たして本当にうまく行くのか?と正直疑問ですね。
●「人間の盾」ならぬ「お猿の盾」にするという狙いまである!
しかし、タリバンの狙いはこれだけでなく、「西側諸国では動物愛護の考えが強いので、サルが戦闘で傷つけば、アフガン駐留軍の撤退の声が高まる可能性がある」との期待もあるようです。サルの射撃が本当にうまく行くかどうかを考えると、こちらの狙いの方がまだ理解できるという話です。
ただですね、サーチナではこの直前に「サルを射撃手に使うのは、ベトナム戦争時に、米国にあったアイデアという」と書いていました。じゃあ、ダメじゃないですかね? アメリカがサルを射撃手に使うのもアリなんでしたら、殺すのだってアリのような気がします。「人間の盾」ならぬ「お猿の盾」作戦は、効果薄のように思われます。
大体にして西側諸国での動物愛護も、種によって結構差があるんじゃないでしょうか。特に欧米人は猿を好きではない印象があります。ダーウィンが唱えた進化論への反発の強さは、第一にはキリスト教的価値観だとは思いますが、サルに対する嫌悪感もあったのではないかと私は考えていたためでした。
日本でもサルは良くない喩えにも使われることがありますが、愛着がありますし、桃太郎、さるかに合戦、孫悟空の西遊記(中国ですけど)と活躍するものも多いです。一方、欧米でサルは黒人や黄色人種への差別用語によく使われることが知られていますが、良い例はパッとは思いつきません。この狙いはダメそうですね。
●アメリカも負けてない?銃を恐れないクローン犬を開発との報道
2022/04/27追記:アメリカの銃対策の投稿で使った話なのですが、このページのおサルの兵隊のことも思い出したのでこちらでも紹介します。"銃乱射への新対策、クローン犬が子どもの命を守る"(TBS 2019年 22日15時59分)というニュースが以前あったんですよ…。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3785026.htm
銃乱射対策犬を訓練するジョシュア・モートンさんは、アメリカ海軍特殊部隊の元隊員です。イラクで軍用犬を使って武装勢力を探す作戦などに従事していたという方でした。そして、帰国後、戦場で使われるような銃が出回り、学校で乱射事件が相次ぐ現実に衝撃を受けたといいます。
で、すぐに犬を…となったわけではなく、2018年2月の出来事が直接的なきっかけ。保安官が常駐していたのに現場に踏み込まなかったことで、フロリダ州の高校で17人が射殺された…されたためだそうです。アメリカの銃推進派は「銃で武装していれば防げた」と主張しますが、銃があっても防げないことがあるんですね。
私はこのクローン犬は特別な訓練で銃を恐れなくなるのだと思ったら違うんだそうな。特別に訓練するわけじゃない感じです。ジョシュア・モートンさんによると、「犬は銃を恐れません。人間のように撃たれたら死ぬかもしれないとは考えないのです」とのこと。本当でしょうか。
なお、学校に配置する費用は、犬と調教師のペアでおよそ年間1300万円。とてつもなく高いです。お金がなくて変な銃対策している学校がある状態なのに…と思ったのですけど、導入が決まっているところがすでにあるとのこと。アメリカは学校や自治体による貧富の格差も大きいため、お金持ち学校なのかもしれません。
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